BF3のオープンベータテストをレビュー

2011-09-30 21:47:33 | CoD・BF・Titanfall

昨夜からオープンベータが開始されたBattlefield 3ことBF3。
さっそくプレイしてきました。




まずグラフィックに関しては美麗の一言。
とにかく美しく雰囲気も質感も良い。
ただしそれはグラフィックall ULTRAのときの話で、
ULTRAの一歩前のHIGHとかだと少し時代遅れに見え、
ULTRAとHIGHでけっこう差があるなと感じた。

要求スペックに関しては思ったよりも高くなく、
俺のPCでall ULTRAでも動作には全く問題なく快適だった。
ただし注意なのは、1年以上前から言われている通りXPは非対応なので、
まだWindows7にアップグレードしてない人はする必要がある。
Vistaも一応動作する。
また32bitより64bit環境推奨である。

ATI、nVidia両方からBF3最適化ドライバが公開されており、
メーカーが言うには38%もパフォーマンス向上が見込めるそうなので、
プレイする人は適用しておくと良いだろう。


今回のオープンベータで用意されたMAPは2種類。
地下鉄カスピ海で、地下鉄の方はBCシリーズでお馴染みのRUSHルールを32人対戦。
カスピ海の方はBFシリーズ伝統のコンクエストモードを64人対戦である。

陸海空が混在する大規模戦がウリなBFと閉所戦闘は正直相性が悪く、その意味で、
乗り物もないインドアでの歩兵戦となる地下鉄MAPは、しかもRUSHルールとくれば、
まるでビーフステーキを頼んだのに革靴を齧っているような気分にさせられる。
戦闘機も戦車も歩兵もいてBFらしい64人での大規模戦が楽しめるカスピ海が本番である。




敵のM1エイブラムス戦車に向けてRPG-7対戦車ロケットを構えているところ。
側面に2発撃ち込んだら破壊されたので、前作よりも戦車は柔らかくなったかもと思ったが、
元々弱ってただけかも知れない。
もう少しプレイしてみる必要があるだろう。

また歩兵戦に関しては明らかに前作よりも死にやすくなっており、
ズバババッとライフルを撃てば敵歩兵がバタバタ死んでいく。
ハンドガンでパパパンとやっても2人を同時に薙ぎ倒せたりする。
ハンドガンで数人を薙ぎ倒す様はまるでCounter Strikeのようだ。

要するに従来のBFシリーズよりもだいぶ歩兵は柔らかくなっていて、
かなり即死系のゲームとなっており、グラフィックの進化も相俟って、
2chスレなどでは「リアル系になってBFらしさが失われた。」という書き込みも散見された。

しかし個人的にはこのバランスは大歓迎である。
元々リアル系FPSをプレイし慣れており、BFシリーズの歩兵の硬さはあまり好きな部分ではなかったので、
不評とは裏腹に正直ちょっと好きなゲームバランス。
死にやすくなったぶん回復の余地が少なく、メディックの価値は落ちたかもしれないが。
グラフィックといい、軍事ゲームとしての雰囲気は良くなっているように感じる。




当然、空には攻撃ヘリもいれば戦闘機もいる。
上の画像は味方の攻撃ヘリ、Mi-28"ハヴォック"が敵戦車を攻撃しているところ。
さらに戦場の上空では常に米軍の戦闘機F/A-18E"スーパーホーネット"と、
ロシア軍の戦闘機Su-35"フランカー"が制空権を争ってドッグファイトしていた。

今回の戦闘機は爆弾を積んでいる様子がなく、ここも少しリアルになったのかな?
もしかしたら他のMAPでは爆装したF/A-18E/FとかF-35BとかSu-34かSu-25とかが登場して、
戦闘機と対地攻撃機の役割を分担したのかも。
だとすれば対地攻撃の役割を持った機体の登場がこれから楽しみだね。

マニアックなことを言うなら、今MAPの米軍は海兵隊縛りなので戦闘機はF/A-18E/FかF-35Bしか登場しようがないが、
これからのMAPではアメリカ空軍も登場させてF-15EとかF-16とかA-10とかも登場させて欲しいもんだ。




今回、本当にグラフィックが美麗なので、
森林の中とかに潜んでいると戦場にも関わらずちょっと癒されるほどである。
まあたぶん激戦となると、そこら中で爆発が起こって森林が台無しになるのだろうけど。

今作にはBF:BCシリーズからのデストラクションシステムが搭載されているので、
MAPにある建物や木などは戦闘でどんどん破壊されていく。
これにより、従来のFPSにはない、壁などを破壊して活路を開く戦術の自由度が保証されているし、
最初の街並みが戦闘が進行するにつれだんだんと瓦礫の山と化していくのも面白い。


まだまだバグが多いが、それをFixする為の今回のオープンベータと見れば、
全体的に進化はハッキリしていて、今作に対してとてもポジティブな気持ちで受け止めることができた。
やはり64人でのコンクエストモードは面白いし、ゲームバランスがシビアになった分、
従来のBFシリーズよりもお祭り的というよりは慎重に動くことが求められ、
それもまた今までと違った硬派な雰囲気を醸しだしてくれるだろう。

もっと色々なMAPで色々な兵器が見てみたい。
北米版10月25日、日本版11月2日の発売日が待ち遠しいものだ。