Civ5プレイ(4) ~ 太陽の沈まぬ帝国 ~

2010-11-11 14:06:55 | Civilization

Civ5シングルプレイ・レポート、前回分からの続き。
前回分 → Civ5プレイ(3) ~ 大英帝国の興り ~
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ブリテン島東端の海峡地点、ジブラルタル
ここには本土防衛戦力として、野戦砲を1個だけ配備しておく。
野戦砲の射程距離は3ヘックスに及ぶ為、ここに砲台陣地をおいておくと、
このジブラルタル海峡を通過する船舶は全て射程内に収めることができ、
敵性船舶の交通を著しく妨害することが可能となる。
対艦・上陸阻止用の陸上砲台を設置することで、このジブラルタルは実際のものと同様に海峡要塞として機能する。


ここで浮上してきた問題が、現代資源の不足である。
現在のイギリスで産出している石油は、本土が4個とジブラルタルの海上油田が4個で、合計8個。
そしてアルミニウムも11個の産出で、石油もアルミも現代兵器を生産する上で重要な資源である。
石油が8個とアルミ11個。
普通の国家ではそれで良くても、この大英帝国は世界中にその影響力を及ぼさなければならない。
それに相応する規模の軍事力を有するものと考えれば、まだまだ資源は不足と判断しても良いだろう。
またこれらの戦略資源を手中に収めることは、潜在的敵性国家の手に渡らない意味もある。




ということで、ゲーム開始から299ターン目、西暦1858年。
ロシア領内に位置し、同時にロシアの衛生国でもあるジェノヴァ(Genoa) へ宣戦布告。
ジェノヴァではアルミが8個も産出しており、またロシアと同盟を結んでいるので将来的にこのアルミはロシアに輸出されることだろう。
それを阻止し、我が物とする為の侵攻である。

英領モスクワを守備していた陸軍部隊をジェノヴァへ向かわせ、然る後に占領完了。
ロシアからは厳重な抗議があるも、これをきっかけに開戦とはならなかった。
これでこのアステカ-ロシア大陸での植民地が、エディンバラ・モスクワ・ジェノヴァの3箇所となった。




ジェノヴァ侵攻と同時に目を向けたのが、この南京島
中国の南京が存在する以外は3つの都市国家が存在するのみの小大陸であるが、
このうちのクアラルンプールヴェネツィアには合わせて8個の石油資源の存在が判明しており、
それがこの小大陸の戦略的重要性を高めていた。
これを取得すれば一気に我が大英帝国の石油不足は解消するし、
また南京から中国軍が両都市国家に押し寄せて石油資源を掠奪するような事態も避けられる。

ということで、ジェノヴァ侵攻作戦と同時期に海兵隊をこの南京島へ上陸させる。
南京島への艦隊の接近も中国から抗議があるが黙殺し、両都市国家へ宣戦布告、数ターン後に占領する。




占領後、それぞれの都市名をレイキャビク(Reykjavik)ベルファスト(Belfast) に改名。
また都市国家ティールは旧ヴェネツィアを嫌っていたらしく、ヴェネツィアを滅ぼしたことで自動的に大英帝国の同盟国入り。
これで事実上この南京島は、中国都市南京が存在する以外はほとんど大英帝国の植民地大陸と化していた。
なので呼称も南京島ではなく、これからは北極近くにあることからアイスランドと改称。
緯度は高くとも緑と資源がある豊かな小大陸である。

残る都市南京は中国と戦争にならない限りわざわざ占領することもなく放置しておくが、
その戦略的重要性から最低限の陸軍兵力はこのアイスランドに駐留させておかねばならない。
北方の大洋の中心に位置することから、この海域で作戦行動をとる艦隊の補給地としての活用も見込めるだろう。


以上のイギリスによる植民地主義的軍事行動から、ソンガイが資源貿易の打ち切りを申告してきた。
対ローマ包囲網の一環としてソンガイとは友好的にしてきたが、ここで険悪化する事態となる。
打ち切られた資源貿易は、代わりに中立国ギリシャと貿易を開始することでカバーできた。

またソンガイだけでなく、アステカからもHostile(敵性)属性がつく。
まぁアステカは仮想敵国の1つでエディンバラの領土問題もあり、
元々仲が良かったわけではないが、いよいよ険悪化してきたということだろう。

ということで英領エディンバラの駐留軍を増強し、
また艦隊や海兵隊もアステカ近海へ向かわせ有事に備える。
しかしこちらから戦端を開くのはまだ先。
新兵器の開発と竣工を待ってからである。


例によって、緑色は友好・または中立国、赤色は険悪・または仮想敵国

現在の領土と外交状況。
植民地政策が実を結び、世界中に領土と影響力を有することで、
いよいよ太陽の沈まぬ帝国が実現してきた。
だがその弊害で世界を敵に回しつつある。

しかしこの帝国主義により国力はとうとう世界最大となり、
列強国の中でも抜きん出て上り調子の超大国となりつつある。
イギリスとローマの成長に比べ、ロシアは相対的に国力ランクとしては下がった。
またローマの成長も停滞気味であるので、まだまだ国力を伸ばすであろうイギリスがこれから差をつけていくだろう。


現在の国力比は
イギリス・ローマ10
ロシア7
中国・ギリシャ6
日本・シャム・アステカ5
ソンガイ3


いよいよ時代は20世紀の近代へ。


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