Civ5プレイ(1) ~ イギリスの誕生 ~

2010-10-27 18:14:02 | Civilization

お待たせしました。
シヴィライゼーション5(Civ5) のシングルプレイレポートです。
地球によく似た惑星で、外交したり戦争したりして文明を繁栄させるゲーム。
Civ5以前の過去作のマルチプレイレポートは当ブログのカテゴリにあるので、興味があればそちらもご参照ください。

今回のプレイバージョンはv1.0.0.62で、Civ5最初の大型パッチが配布された直後のプレイ。
このレポートのプレイを開始した時点ではまだ日本語版が発売されてなく、英語版でのプレイとなるので、
後に発売される日本語版とはゲーム内用語の訳語が違う場合があるのでご了承ください。

MAPサイズは普通、MAP種類はFractal、文明数は10、難易度は国王(King)、自文明はランダム。
それではプレイ開始。




紀元前4000年。
ランダムで選定された使用国は、イギリス
海洋ユニットの移動と視界にボーナスがつくので、海軍ユニットが使いやすい文明だ。
初期立地としては首都ロンドン(London) の周辺に大理石・砂糖・象牙・宝石・香料と、
なんと5つもの贅沢資源が無理なく確保できる範囲にあり、資源には恵まれている。
これらの贅沢資源があると国内の不満が抑制されるので、国民が幸福になり人口を増やしやすい。

これはさっそく、なかなかの良立地だ。
ここから七つの海を制覇する、大英帝国の隆盛を目指す。




第2都市ヨーク(York) を建設しつつ周辺を探索すると、どうやらここは他の文明が存在しない小大陸らしい。
北東のすぐ近くに別の大陸がみえてるので、孤島って程でもないようだ。
うーむ、イギリスだからだろうか。
以後、この島はグレート・ブリテン島と呼ぶことにする。

島内の東端には都市国家ジュネーヴ(Geneva) が存在しており、ジュネーヴは文化属性の都市国家である為、
友好的になると領有している鯨資源と文化値のボーナスを与えてくれる。
他の文明や都市国家との早期交流は難しそうだし、とりあえずジュネーヴとは友好を結び、交流ボーナスを享受することにする。


島内に他の文明が存在しないということは、領土の拡張を急ぐ必要はなく、
ゆっくりと内政に力を入れられる為、首都ロンドンで世界遺産であるストーンヘンジを建設する。
ストーンヘンジは文化値にボーナスを与えてくれる世界遺産であり、これとジュネーヴとの友好の恩恵で文化値はうなぎ上りに。
文化値を貯めると新たな社会政策を採用できるようになる。
これにより、ゲーム開始から66ターン目にして4つも社会政策をとれるようになった。

採用した社会政策は名誉(HONOR)カテゴリの規律(Discipline)軍人階級(Military Caste)職業軍人(Professional Army)
隣接した友軍ユニットがいると戦闘力+15%、憲兵がいる都市は幸福+1、ユニットアップグレード費用を半額、
などの効果があり、将来の軍拡を見据えた社会政策となる。
これでこの国の方向性は決まった。




ジュネーヴの北東はすぐに別大陸との海峡部分となっており、探索ユニットを向かわせ上陸させると、
都市国家アルマティ(Almaty) の他に、シャム日本の2文明を発見する。
とりあえずシャムのほうがブリテン島に近い位置に存在するので、
日本とは友好的にしておき、シャムと領土などで外交的問題を抱えた場合、
いざという時にイギリスと日本の友好関係がシャムにとって重圧として機能するようにしておく。

第3都市ノッティンガム(Nottingham) を建設。
ブリテン島西端に位置し、将来的には魚資源を3つと大量の丘陵地帯を確保できる位置にある為、
かなりの生産力が期待でき、イギリスの強力な軍事都市として特化させることにする。


しかしこの頃、鉄器技術の開発により鉄資源の位置が見えるようになったが、
なんとブリテン島には鉄資源が1箇所のみで4個しか産出していないことが判明。
古代から中世にかけての強力なユニットはほとんど鉄資源で生産できるわけで、
剣士カタパルトなどのユニットが合計4個しか保有できないのでは、強力な軍隊は望むべくもない。

しかし幸い、ブリテン島は他文明から海という天然の障壁で守られた島である。
差し迫った侵攻の危機があるわけでもない。
ということで、新たな鉄資源産出地に入植するか、もしくは火薬の時代になり鉄資源ユニットがいらなくなるまで、
イギリスは軍備は最低限に留め、内政大国として技術・経済的にリードする方針を決定。
せっかく序盤に4つも取った名誉(HONOR)系の社会政策は、1000年後ぐらいに急激な軍拡を行うときに役立てるものとする。


黄色の領土がシャム、白の領土が日本

それから20ターン後、ゲーム開始から99ターン目、紀元前400年。
第4都市ヘイスティングス(Hastings) を建設したのと同じタイミングで、日本がシャムに宣戦布告。
両国は戦争状態となった。
しかし先述した鉄器不足問題と、あくまでも別大陸での出来事ということ、
そして日本とシャムの国力は拮抗していることからどちらかが一方的に飲まれることはないと判断し、
ここは無介入を決め込む。
イギリスは平和国家なのである。
この戦争は15ターン後に終結した。


ゲーム開始から119ターン目、西暦100年。
技術的にも中世に入り、新たなカテゴリの社会政策が解禁されたので、貯めた文化値で新たに3つ獲得する。
援助(Patronage)カテゴリと交易(Commerce)カテゴリ、そして交易カテゴリ内から労働組合(Trade Unions)を採用。
都市国家との友好度の自然低下が25%遅くなる、首都での金銭収入が25%増加、道路の維持費が20%削減される、などの効果があり内政国家向け。

それからは1000年ぐらい黙々と内政に集中していた。




ゲーム開始から171ターン目、西暦1110年のグレート・ブリテン島。
第5都市カンタベリー(Canterbury) 、第6都市コヴェントリー(Coventry)
そして第7都市ワーウィック(Warwick) を建設し、ブリテン島の入植はこれで一旦終了とした。
あとは本土のこの7個の都市をゲーム終了までの我がイギリスの中核都市群とし、ひたすら成長させるのみである。

軍備はノッティンガム・ヘイスティングスで生産するものとし、この2都市は軍備都市として特化させる。(軍拡はまだしないが)
ヨークは偉人都市で、偉大な科学者や商人の誕生に特化させるべく、人口が増えやすいようにしている。
他のロンドン・カンタベリー・ワーウィックは経済・研究に重点をおいた都市だが、首都ロンドンは世界遺産の生産都市も兼ねており、
この時までに既にストーンヘンジ・ファロス灯台・アポロ神殿・ノートルダム大聖堂・紫禁城を建設しており、様々な恩恵をイギリスにもたらしている。

都市国家ジュネーヴとはゲーム開始以来未だに同盟状態、もはやイギリスの衛星国のような感じである。


緑色は友好・または中立国、赤色は険悪・または仮想敵国

またこの頃、探索が進み新たな文明の発見と、位置関係が判明してきた。
だいたい上画像のような感じで、この世界には4つも大陸があることが判明。
グレート・ブリテン島以外の大陸にはそれぞれ2つずつの文明が存在する。
比較的変わった地形である。

外交関係も上画像で色分けしたような感じで、アステカはイギリスと島の位置が近いので直接の脅威だが、
特にローマが周辺の都市国家勢をいくつも併合しており、領土的にも軍事的にも拡大の一途を辿っている。
なのでローマの周囲に位置する日本・ソンガイと友好を結び対ローマ包囲網を企図するも、日本は前の戦争から陸続きのシャムと拮抗状態であり、
またソンガイはローマとの国力差が圧倒的で、そのうち飲み込まれてしまうものと予想する。

鉄不足問題で、近代以降にならないと我がイギリスは他国への直接的な軍事介入はできないし、
この中世時代に早々にソンガイがローマに飲み込まれてしまう事態となれば、
地勢的にも国力的にも、ローマは世界的な超大国に成長するのは揺るぎ無いだろう。
国の位置は遠くても、我がイギリスにとって、未来の最大の仮想敵国である。


この時の国力比はローマ10イギリス8アステカ5シャム5日本4エジプト2ソンガイ2、といったところ。
軍事力ではローマとアステカが抜きん出ており、我がイギリスは国力は高いが軍備が長剣士2個・三段櫂船1隻のみと、世界的にも最低水準である。


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