Civ5 BNWマルチプレイ11人戦(14) ~ 会議は踊る、されど進まず ~

2015-02-15 22:16:45 | Civilization

Civ5マルチプレイレポ、前回分からの続き。
前回分 → Civ5 BNWマルチプレイ11人戦(13) ~ 大戦の傷痕 ~
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はい、こうなりました。
生き残った8人のプレイヤーの内、
7人が同じ窓に呼ばれ「世界チャット2」と銘打たれる。
ハブかれた唯一の国は、もちろん世界最大国家のあそこである。

エチオピア主導で世界連合発足。
世界vsポーランド。
まあこうならない方がおかしいわけで。

上の画像ではシャムがいるけど、書く順番的に前後しちゃったけど、
この直後にシャムはリタイヤしAIに代わります。


エチオピア 「ここまでこれたらオーストリアとも仲良くできるわけだ。」

そう、我々は疑い深いが、こういう状況になっては仲良くするしかない。
せざるを得ない。
そういう状況なのだ。

だから、この試合中、エチオピアとは序盤から何度も条約を結んだりしたけど、
幾度もの戦争を経て、ようやく真の味方といえる関係を構築することができた。
エチオピア・インドネシアとは技術の共同研究を結ぶ。

また世界連合を通して初めて絡んだアラビアとは資源貿易で仲良くすることができた。
今までの貿易相手であるアステカ・ソンガイは両方とも滅亡しちゃったからね、助かる。
どうでもいいけどこのアラビア、何故か俺より技術が遅れてることが発覚。
戦争もしてないのに、世界の端っこで今まで一体何をしていたんだ・・・。

なにはともあれ、なかまがふえるよ!
やったね!!




あちらの大陸MAP。
日本とアラビアの形状に関してはややテキトーだけど、
位置関係としてはだいたいこんな感じ。
イラストでは描写しなかったが、アラビアの縦長の国土はところどころが
極端に細くなってて運河になってたりもする。




我がオーストリア首都ウィーンにて国際会議が持たれ、ポーランドへの対抗策を出し合う。
しかし各国の立ち位置や解釈の違いで意見が分かれ、
史実のウィーン会議での"会議は踊る" の言葉通りなかなか進行しなかった。
全世界の命運を握っているので当然だ。

議決されたこの世界での"ウィーン体制"としては、
・世界議会の投票はポーランドに不利益なものを投じる。
・ポーランドを刺激せず、できるだけ開戦時期を引き伸ばす。
・分担してポーランド各都市へスパイを送り、航空兵器や核兵器の生産状況を共有する。
・万が一ポーランドが連合加盟国に対して先制攻撃に出た場合、即座に全世界の軍隊でポーランドへの攻撃を開始する。

開戦時期を引き伸ばすことについては俺の提案で、短期決戦派と意見が半々だったが、
第9話「住み込みの学者」を通過させているので、
今よりは技術格差を縮められる公算が大きいことと、
将来的には国数が多い関係で石油兵器の数で勝てるんじゃないかなと。
あともし予想以上の長期戦となれば世界議会でポーランドとの通商禁止などを通過させて
その効果を最大限に発揮できることも考慮してのこと。(あとブログの話数も引き伸ばせるし・・・)

もちろん、時間をかければポーランドが宇宙開発を完成させて勝利する可能性もあるし、
また核兵器を先に量産されたらそのタイミングで勝負は決するんじゃないかという危惧もあるが、
なんにせよ今すぐ戦うよりは希望があるんじゃないかという考えのものだった。


また各国の海軍、特にフリゲートの保有数をまとめると、
ケルト12隻、オーストリア5隻、エジプト3隻
をそれぞれ保有しているということで、
世界連合の海軍は以上3国が担うこととなった。
中途半端に生産力と戦力を分散させるよりはこうした方がまとまりが良い。

武装解除されたばかりのはずのオーストリアがフリゲートを5隻保有しているのは、
単に隠し持っていたからに過ぎない。
ポーランドに全軍隊の削除を命じられた時、陸軍はその通りにしたが、
フリゲート艦隊は南極に隠していたのだ。

この死んだはずの幽霊艦隊は、将来の戦争で陽の目を見るだろう。




ケルト 「石油は大体の国にあるけど、インドネシアはゼロだな。」
ケルト 「問題としてポーランドには最低18もある。」
ケルト 「シャム領には石油ざっくざく。」
エジプト 「おお、誰かがシャムとっても良いかもね。」

一番技術が進んでいるケルトは石油の算出状況が見えているので、
みんなに情報を共有してくれる。
ポーランドは石油を潤沢に保有しているらしいが、シャムにもかなりの数が出ているらしいので、
誰かがシャムを占領して石油を確保できればかなり戦争に有用そうだと話し合っていた矢先に・・・・

ポーランド 「シャム領についてですが、不可侵ということにしませんか?」

先手を打たれた。
くそ、これでヘタにシャムを攻めればポーランドを刺激し、
先制攻撃される理由になりかねない。
できるだけ開戦を長引かせみんなで追いつくという方針に決定した以上、
今はまだ戦争するには早いので、ポーランドの提案には賛成を表明しておく。




我がオーストリアからポーランドへ3本の交易船が出発。
合計で科学力30もブーストされる図。
使えるものは使って最大限恩恵に授かろうではないか。


エジプトも都市国家を併合し少しでも国力を増強しようとする。

エジプト 「マラッカ攻めますが、何か問題がありましたら。」
オーストリア 「マイッカ。」
エチオピア 「マイッカ。」
アラビア 「こりゃマイッタ。(どうぞ)」
インドネシア 「大丈夫です。」

エジプト 「・・・じゃ、次のターンでいきます。」

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Civ5 BNWマルチプレイ11人戦(13) ~ 大戦の傷痕 ~

2015-02-13 14:05:00 | Civilization

Civ5マルチプレイレポ、前回分からの続き。
前回分 → Civ5 BNWマルチプレイ11人戦(12) ~ 彼らは来た ~
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独りで歩いてく人のCivレポ
第弐部第拾参話
大戦傷痕




西暦1705年、ゲーム開始より251turn目。
長く続いた世界大戦は終結した。
本当に長かった、発端となった3つの紛争からずっと継続してたので、
レポで言えば第7話 からやってたし、年数で言えば700年間、
ターン数で言えばちょうど70turnやってた。
なんか7揃いだね。
これまでの試合経過の30%近くを世界大戦で費やしたのだ。


当然、その傷痕は深い。
アステカは全土をポーランドに占領され滅亡
ソンガイは全土を三国に分割併合され滅亡
シャムは国土を回復したものの、プレイヤーのリアル都合でリタイヤ
3人のプレイヤーが脱落し、シャムはAI操作に切り替えである。

我がオーストリアは軍備都市ザルツブルグをポーランドに占領され、
またこの大戦の発端となったチューリッヒもインドネシアに併合され、
オーストリア軍の武装解除を命じられ軍備ゼロという惨憺たる結果に。
まあアフリカ大陸のこっち陣営で唯一滅亡しなかっただけ儲けモンか。
また第8話 で宣言したインドネシアとの永久戦争宣言は撤回し、普通に和平した。

エチオピア・インドネシア・エジプトは少し領土を広げ、
ポーランドは一国を丸呑みした上に我がアフリカ大陸への足がかりをも手に入れた。
この時の国力比は、

ポーランド10
ケルト6
エチオピア5
日本インドネシアエジプト4
アラビアオーストリア3
シャム
2


うーん、国力落ち込んだなあ。
主要都市は占領され、技術水準も最低、経済も最低、軍備も解体。
この状況を見てか、エチオピアが声を掛けてくる。

エチオピア 「もう詰んだ感じ?不死鳥と呼ばれたあなたが・・・。(早く滅亡しろよくたばり損ないが)
オーストリア 「軍備は解体されたし、ヘタなことをしたら首都を取るってポーランドさんに言われてるので・・・。(さっさと支援しろクズめ)

一見かつてのライバル国を心配してるような素振りだが、
内心はきっとこんなかんじに違いない。
Civの外交とは往々にしてそういうものだ。

ちなみに前回記事 のコメント欄に「日本とアラビアは情勢に絡んでないのか?」との質問があったけど・・・。
これがびっくりするほど絡んでない。
いや彼らは彼らで世界の端っこで色々やってたんだろうけどさ。
違う大陸だってことを差し引いても何もこっちには絡んでこなかった。
いや、関わらないことに成功していたとも言える。
こんな戦争だらけの世界情勢、できれば俺だって関わりたくなかったよ。
エースコンバット風に言うなら、花火の中に突っ込むようなもんだ。




大戦が終わり、ポーランドとの技術格差を改めて考察。
ポーランド軍ユニットに"歩兵"が出てたので、少なくともプラスチック技術を保有している。
活版印刷すらない我が国からすればプラスチックなんてまだまだ未来技術で、
1個時代分以上の差がついている。

またこのタイミングでポーランドはブロードウェイを建設完了したので、
無線通信も既に得てることになるな。
その水準から考えれば潜水艦や飛行機などのユニットもそろそろ出てきそうだ。
そうなっては海軍でも空軍でもいよいよ手が付けられなくなる。

ポーランド都市に交易船を繋げるだけで、科学力が10も伝搬してくることが発覚。
ちなみにこの時の俺の自力の科学力が88だった。
つまり、ポーランドと交易するだけでその影響力により10%以上も科学力が伸びる
どんだけ凄まじい差なんだよ・・・。
ちなみに交易船による科学力伝搬はお互いの国にもたらすので、
伸びるからといってポーランドに交易をつなげまくるのは危険じゃない?と思う方もご安心頂きたい。
差がありすぎてこちらからあっちに渡る科学力は0だったから(号泣




全ての戦争が終結し冷静になってみると、
各国ともポーランドのやばさを再認識。

「誰かさんがポーランドを引き入れるから」
「そっちがケルトを引き入れなければ」

とエチオピアと少し問答する場面はあったものの後の祭り。
過去のことはお互いに忘れ未来を見据えていこうという流れになった。


また新大陸に於いてポーランドと直接国境を接するケルトからは、
「この後どうする?そちらの大陸としてはポーランドにどう対抗していくか話し合ってる?」
というチャットがアフリカ各国へ飛んできてたようだ。

一番危機感があるだろうし、これはいわゆる探りだな。
ケルトとしては「お前らそろそろ内紛やめて世界情勢を見据えろよ」っていうのと、
「一緒にポーランドに対抗していくために具体的な協力を」と言いたいのだな。


大戦の終結、ポーランドの独走、高まる危機感。
これらのことは、当然、ある大きな動きを喚起した。
自然な成り行きとしてあることに結実したのだ。


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Civ5 BNWマルチプレイ11人戦(12) ~ 彼らは来た ~

2015-02-01 21:06:52 | Civilization

Civ5マルチプレイレポ、前回分からの続き。
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いまやわが軍は、連合軍の大がかりな

上陸を目前にひかえている。

すなわちわが軍は今次大戦の結末と

わが国の将来を決定する相次ぐ

激戦に直面しようとしているのだ。


── 1944年5月5日、アルフレート・ヨードル将軍

「彼らは来た」より

 






なんかまた上陸してキタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!

しかもこいつ・・・今までのやつとは違うぞ!
質も、量も!!

主力ユニットが第1次大戦歩兵から、歩兵になってやがる。
戦闘力が50から70 にハネ上がった!
俺たちはまだ21の長剣士と18の弩兵のままだってのに!

さっきと同じく集中砲火作戦で攻撃をかけるも、弩兵の射撃ダメージが4しか通らない!
3,4体の射撃を集中させてもモノともせずガンガン前進してくる上に、
投入量もさっきより多いという。
かの軍が上陸すると共に沿岸防衛部隊は蒸発。
え、ばかかこれはwwwwwww

ちくしょう、ポーランドめ、さっきまでの部隊は捨て駒だったな。
世代更新前の旧式部隊を処分しにきただけで、
どうやらこれが本隊のようだ。

ダメ元で弩兵の援護射撃のもと長剣士部隊を突っ込ませるも、
まったく問題にならず見事に散華。
これは・・・白いモビルスーツの群れが上陸してきたようなもんだ。
まるで歯が立たない。


くそがああああああああ。
このままでは、戦わざるも亡国、戦うも亡国。
しかし戦わざるの亡国は精神の亡国であるが故に、
最後まで戦う気概を見せてやろうじゃないか。
まだ諦めてはいけない。

我らにはポーランドに対抗できるケルトがいる。
ポーランド軍の主力軍が我が大陸に来てるうちに、
あちらの大陸でケルトがポーランド本土を攻撃してくれれば、
ポーランド軍の虚を突き上陸軍の手が緩むだろう。

さあ、ケルトよ、貴軍の戦線の状況は今・・・あれ?




ケルトが占領してたシャムの首都スコータイが、エチオピアの手に落ちてる。
奪還されてしまったのか!?
いやしかしケルト軍が全滅したわけではあるまい、
エチオピアだってソンガイとの二正面作戦なのだ。
それに今はスコータイの領有にこだわるよりは、ポーランド軍をどうにかしてくれれば・・・

ケルト
「スコータイを維持できないのとこれ以上戦争を続けてもケルトが疲弊するだけなので、
エチオピアと話し合った結果、ケルトはそちらの大陸の争いから手を引いて中立の立場をとります。
占領したスコータイと沿岸都市はエチオピアに任せてある。」


エチオピア 「ケルトの理性的な判断に敬意を表します。」


なああああにいいいいいーーーーーー!?


ケルトめ、単独講和だと!?
俺たちを見捨てて!
そんなことが許されると思ってるのか!


まだだ、現実を捨てるな。
冷静に各戦線の状況を振り返ってみよう。

アステカ戦線:アステカ軍の戦闘力は瀕死のシャム軍とどっこい、ケルトの援護を失ったのであとはエチオピア軍が片手間で遊べるレベル。
ソンガイ戦線:インドネシア・エジプト連合軍の攻撃に晒されており、加えて今後はケルトとの戦闘が終結したエチオピア軍が転戦してくるだろう。
オーストリア戦線:ポーランド軍が本気攻めしてきた。戦力差は何倍か検討もつかない。

・・・あ、これ詰んだ?
やばい、希望がひとつも見えねえ。
全戦線に於いて逆転の見込み無し。


・・・まだだ、まだ終わらんよ。
私とてハプスブルグ家の男だ、無駄死にはしない!
オーストリア帝国に栄光あれー!!!!

















・・・さて。



















オーストリア 「まじすいません、和平交渉してくださいwwwwwwwwwwwwww」
ポーランド 「軍事ユニットをゼロに、ザルツブルグ割譲、アステカ侵攻の容認。」
ポーランド 「これでどうですか?」
オーストリア 「それを飲みましょう。軍事ユニットは全部消します>< 次ターンで実行しますね(迅速)」

エチオピア 「分かるだろうけど、うちはインドネシア・エジプトと共にソンガイを3分割するまで止まれないわ。」
オーストリア 「ソンガイもうどうでもいい>< 頑張ってソンガイ食ってください。」
エチオピア 「wwwwwwww」

・・・だってしょうがないじゃん?
無駄死にはしたくないじゃん?
オーストリアの栄光のためには妥協も必要じゃん?

俺は戦って本当の亡国になるよりかは、戦わず精神的な亡国になりつつ生き延びる道を選びます。
すまん、アステカ、ソンガイ、君たちは良い戦友であった。
よく一緒に戦ってくれた。
結果的に俺は諸君を売ったことになるが、君たちならわかってくれるだろう。
俺は生き延びなければならない、だってブログ書かなきゃいけないし。

ではまたいずれヴァルハラで。

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Civ5 BNWマルチプレイ11人戦(11) ~ 我らは首都で、海岸で、大洋で戦う ~

2015-01-31 21:15:08 | Civilization

Civ5マルチプレイレポ、前回分からの続き。
前回分 → Civ5 BNWマルチプレイ11人戦(10) ~ 世界大戦へ ~
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カオス。
状況としては概ね、

オーストリア・ケルト・アステカ・ソンガイ連合軍
                  vs
エチオピア・ポーランド・シャム・エジプト・インドネシア連合軍


の4ヶ国対5ヶ国のガチンコ対決なんだけど、
ケルトとポーランドは裏条約でもあるのか直接やりあってはいない。
アフリカでの争いはアフリカでだけに留めておくということか、
所詮植民地域での代理戦争に過ぎないのか。

ポーランド軍が攻めてきたことで、
アステカ方面の全部隊をオーストリア本国へと戻した。
全力で当たらないと国家存亡の危機だ。
アステカ方面のエチオピア軍は・・・ミギー、いや、ケルト、ぼ、防御たのむ。

孤立しているソンガイについては、悪いが頑張ってくれ。

オーストリア 「ポーランドを引き込むなんて、エチオピアのばかやろう!」
エチオピア 「苦渋の決断とかぬかして先に他大陸を引き入れたのはそちらだろうに。」
日本 「オーストリアがなくなってしまうのか。」
シャム 「誰か悲しむ人いる?」




西沿岸部から上陸。
まずい。

ガレアス船・長剣士・弩兵・トレブシェットで構える我が軍の布陣に対して、
フリゲート艦・第1次大戦歩兵・ガトリング砲という陣容。

「君がウィーン沖で見たポーランド軍の印象を語ってくれぬか。」
「彼らの参戦は未曾有の一大事件かと。例えるなら・・・
大国が仕掛けてくる近代兵器による武力に対し、中世の兵士が剣や槍を武器に戦うことに似る。
「これはこれは、ならばもとより結果は見えているではないか・・・。」
「はい、近代兵器の圧勝かと。」


なんていう茶番が脳内で展開されるぐらいにはやばい世代格差。
まああの漫画も結局は近代兵器側が圧勝したんだけどね・・・。

主力歩兵ユニットが長剣士と第1次大戦歩兵じゃ3世代違うぞ。
14世紀のハイランダーが1914年ドイツ軍陣地に攻撃かけるぐらいの無茶。
ライフル兵はおろかマスケットすらまだこっちは配備してないんだよ!
戦闘力が21対50って・・・。

しかし地の利はこちらにある。
やらなければ亡国だ、ならば戦うしかない。
やってやるさ!
ユニットの性能差が戦力の決定的差ではないことを教えてやる!




沿岸では敵のフリゲートの砲撃に晒されるので、
本土中央部にて弩兵、トレブシェットによる防衛ラインを形成。
敵の陸軍ユニットは第1次大戦歩兵とガトリング砲しかいなかったので、
フリゲートにさえ気をつければ射程ではこちらが優位。

質の差を弾幕で埋める、撃ちまくれ!!


また国家存亡の危機に際して出し惜しみはできないので、
将来の世界遺産用にとっておいた虎の子の大技術者を投入して英雄叙事詩を建築。
世代差をユニット性能の底上げで少しでも補うようにする。
大商人も消費して戦費を捻出する。

現在ようやくマスケットも研究中。
この期に及んで陸軍の技術を後回しにしたのには理由がある。




航海技術の開発を優先させて、先ほどの大商人で生み出した金貨で
インドネシア海峡を守っていたガレアス船x4隻をアップグレード。
秘密兵器、フリゲート艦x4隻艦隊が完成である。

これで少なくとも海に於いてはポーランド軍と質的互角!
前線に突っ込ませると、本土南方にてフィレンツェ沖海戦が勃発。
2隻沈められるも、相手にも相応の痛手を与えた。


いいぞ、これで少なくとも質は同等の海軍が出てくるという警戒心を煽れた。
ポーランド軍は、五月雨式に陸軍を海上輸送することはできなくなった。
少なくとも護衛の手間とコストが必要となる。

ただでさえ他大陸からの輸送なので、
これで本土防衛戦における物量では勝てる公算が大きくなった。
消耗戦に引きずり込んで守り切ってやる!




4対1以上の弾幕射撃で敵の数を減らし、遂には最後の一体を海際に追い詰める。
ワハハハハまるでダンケルクだな!!
圧倒的じゃないか我が軍は!
ポーランド軍、なんのこともあらん。

首都ウィーンが内陸に奥まった地形だから守れた。
もしこれが沿岸都市だったら、フリゲートからの沿岸砲撃で容易に陥落しただろう。
ジーク・オーストリア!!!


連合軍チャットでも朗報を伝え、同胞たちの戦況を伺う。

オーストリア 「こちらポーランド軍に対し優勢、残存兵力を置いて引き上げていく。」
オーストリア 「どうやら植民地にはされなさそうだ。ポーランド軍が片付いたらそちらに支援に行く。」
アステカ 「ケルト、スコータイの周りのエチオピア軍はなんとかできる?」
ケルト 「ちょいきついな、向こう優勢。」
アステカ 「OK,全力支援する。」
ソンガイ 「こっちはエチオピア軍とエジプト軍が引いた、この先生き残れそう。」

各地から悪くない報告。
ポーランドとインドネシアとエジプトが一斉にあっちについたときはやばいかなと思ったけど、
あれ、意外とぬるい?

それともやっぱり俺がポーランド軍をタイマンで崩したことが大きいか?
ワハハハハ、技術は遅れててもやはりワレが盟主なり。
この大陸の覇王となる存在である。


みんなも多少楽観的になり、相手国に和平を提示する。

オーストリア 「我が国土からポーランド軍は撃退された、もしポーランド軍がオーストリアを食うのを待ってるのであれば、それは無駄な時間に終わる。」
オーストリア 「和平が良いと思う。>エチオピア連合へ」
ソンガイ 「9月は終わったんだから目を覚ますのだ。この大陸で井の中の蛙になりたい人がいるのかな。」
アステカ 「このままぬくられても面白くないしね。団結して他大陸に対抗するのが良いと思う。エチオピアさんはどうお考えで?」
エチオピア 「うちは交渉のテーブルに着かせるためみたいなこと言われて宣戦布告されたから、テーブルにつく作業中です。」

あがきおるな、どうやらまだ戦争を続けたいようだ。
まあ戦争は始めるよりも終わらせる方が難しいというしな。
その継戦意欲もいつまで保つか。
もはや主導権は我々にある!

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Civ5 BNWマルチプレイ11人戦(10) ~ 世界大戦へ ~

2015-01-30 21:03:09 | Civilization

Civ5マルチプレイレポ、前回分からの続き。
前回分 → Civ5 BNWマルチプレイ11人戦(9) ~ 連合軍、結成と ~
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西暦1525年、215turn目。

オーストリア
「この大陸の平和を乱す存在について一致団結をしたので、
オーストリア・ソンガイ・アステカ・ケルトはシャム・エチオピアへ宣戦布告します。
エジプトは静観します。
アフリカ大陸の一致団結のために交渉台に立ってもらうためです。
これが最後の戦争となると良いですね。」


オーストリアはエチオピアへ宣戦布告しました!
ソンガイはシャム・エチオピアへ宣戦布告しました!
ケルトはシャム・エチオピアへ宣戦布告しました!

アラビア 「おー。」
ソンガイ 「後戻りはできぬ。」
アステカ 「楽しくなってきましたwwwww」
エチオピア 「まったくもって理解不能ですね。いたずらに緊張状態を作ってる詐欺師風情が。」
エチオピア 「他大陸に対抗したいのに他大陸に協力をこうとは。」




一気に戦端を開く。
エチオピア軍の方が質的優位だが、あまり我が軍に構ってはいられないだろう。
ソンガイ軍が後ろから大量に迫ってるはずだ!

そのとおりなのか、エチオピア軍はあまり抵抗を見せずに前線都市ハラールまで後退した。
反撃なしか、ならば好きなだけ背中に向けて撃ちまくろう。
エチオピアは防衛戦に強くなる姫路城の遺産を建設しているので、
自国領内での持久戦に持ち込むつもりだな。

ソンガイ 「こっちの障害は森が多いぐらいで敵は少ない。そっちの敵が引いたら教えて。」
オーストリア 「敵はハラールに引きつつあるが、3分の1は撃破した。いずれにせよ追撃する。」

本当はそんなにたくさんは倒せてないが、
ソンガイを元気づける為に戦果を多めに盛っておく。




開戦から2turn目にはケルト軍が上陸し、シャム北西部のムアン・サルアンを占領。
別大陸なのにこの速度、あらかじめ準備してたというのは本当らしいな。
この世界ナンバーツーのケルト軍が上陸してしまえば、シャムの滅亡は目前だろう。
我が軍の相手はエチオピア軍だけに集中できそうだ。

するとエチオピアから個人チャットが。

エチオピア 「で、和平の条件は?」
オーストリア 「中立地帯からの一切の撤兵と、シャム・アステカがどうなっても容認すること。」

こんな早期に和平条件を聞いてくるとは、だいぶ苦しいようだな。

シャムはケルトに滅亡させ、アステカは俺が食いたかった。
誰の邪魔もされず。
今まで何故それをしなかったのかというと、
アステカとオーストリアの境目は険しい半島の付け根なので、
守りやすかった反面、先進的なユニットが登場するまで攻めにくかったことと、
それ故にオーストリア軍がアステカ首都テノチティタランに到達し落とすまでに時間がかかるので、
万が一うちがアステカに攻め込んだ場合、我先とシャム・エチオピアも逆方向からテノチティタランに向かい始めると、
平地であるあちらのほうが先に占領してしまう可能性があった。

その場合、一番美味しい部分をあちらに占領された状態で、
アステカという壁を無くしてしまうこととなる。
だから先進的なユニットが登場して戦争のスピードが上がるか、
もしくはエチオピア・シャムがアステカに攻めるどころではない状況になるのを待った。


エチオピアからのこれ以降の返答はなかった。
もし俺がこの戦争中にアステカに攻め込めば簡単にテノチティタランは頂けるだろう。
だが連合軍を組んでいる状態でそれをやってしまっては外交的におしまいである。
エチオピアとはアステカへの不干渉を条件に、和平を取り付けたいのだ。




中立地帯にシャム軍が大量に南下してくる。
北方からはケルト軍が迫ってるだろうに、そんな暇があるのか。
我が軍を引きつけ、エチオピア軍を東に逃がす為かな。
もしくは最後にできるだけ損害を与え、好きにさせてたまるかという抵抗か。


この旧トラテロルコの中立地域の処遇について、
アステカが世界チャットで聞いてくる。

アステカ 「そうそう、戦時中だけど、僕またここに都市建てて良いかな?」
オーストリア 「いいよ、あそこは元々アステカの領土だ。」
アステカ 「ありがとう!」
エチオピア 「アステカがどうなろうが口を挟まないことを和平条件に加えたオーストリアさんの言葉とは思えませんねwwww」

バラされた。
つまり和平条件を飲む気はないってことか。
勝算があるのか?

オーストリア 「おっと、陰謀か。こちらは敵対国のプロパガンダを聞き入れないほどには結束してるよ。」
エチオピア 「そう、それは固い結束なようでw」




ハラールから多少のエチオピア軍が出撃してきた。
引きこもり戦法はやめたのか、それとも首都が攻撃に晒され始めたシャムの援護か。
いずれにせよ東で戦うソンガイの為に、一人でも多くのエチオピア兵をここで倒す。

ここでソンガイから入電。
ソンガイ 「エジプトが怪しいという噂が。」
オーストリア 「どこからよ、陰謀の可能性があるぞ。」
ソンガイ 「インドネシアも寄せてきた。。」

エジプトは不干渉の約束をしてるし、破るには早過ぎる。
シャムが滅亡しかけなだけで、エチオピアはまだ何も弱っていない。
またインドネシアの動きにも不安を感じるようなので、
申し訳程度に海軍でチューリッヒ半島付近を荒らして牽制しておこうかな。

首都スコータイはケルト軍が占領した。
シャムはもう虫の息だ。

あとはシャムにトドメを刺してケルト軍と合流し、
いよいよエチオピアへ全力攻勢に出るだけだ。


・・・と、そのとき、



















ポーランドがオーストリアに宣戦布告しました!


インドネシアがソンガイに宣戦布告しました!


エジプトがソンガイに宣戦布告しました!












ソンガイ 「うわあなんでええ!!」 (坊やだからさ・・・)
シャム 「遂にポーランドがオーストリアへ宣戦布告!偉大なるポーランドのご武運をお祈りします。」
アラビア 「世界大戦ハジマタ!」
アステカ 「戦争ばっか・・・もうやだこの星。」
エチオピア 「ポーランドの英断に敬意を表する。滅亡の間際にトップ文明がどうとか言ってられないですよね。世界大戦だな。」
オーストリア 「ポーランドをこっちの争いに引き込みやがって。突出している身でこちらに構っている暇があるのかね。」
ポーランド 「危険な芽を摘まなくてはね。」
インドネシア 「仕方ないことですね。」
エジプト 「エチオピアとは不干渉としたけどソンガイについては特に言及してないよ。」

は、謀ったな、エジプト!!
それはただの屁理屈だ、条約破りめ。
ここで条約を反故にしても、世界の半分(ポーランド・エチオピア・シャム・インドネシア)からは支持されるということか。
だが今はそれどころじゃない。

エチオピアもなりふり構ってられないということだろう。
ポーランドを引き込みやがった、この戦争が終わった後について考えてない。
まあケルトを引き込んだこちらも人のことは言えないけど・・・。
結局どこも目の前の敵を倒すためなら、手段もその後のことも思慮の外ということだ。


西暦1565年、223turn目。
世界最大国のポーランドが電撃参戦。
これにより、アフリカ大陸の3つの火種から始まったこの戦争は、
新大陸の強大国ケルト・ポーランドを両陣営に迎え、
一気に世界大戦へと炎の勢いを強めたのである。


誰が生き残るのか?

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