Civ5 BNWマルチプレイ11人戦(9) ~ 連合軍、結成と ~

2015-01-29 15:29:37 | Civilization

Civ5マルチプレイレポ、前回分からの続き。
前回分 → Civ5 BNWマルチプレイ11人戦(8) ~ 2つの敗北の先には ~
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西暦1390年、199turn目。
この世界で初めての世界議会が開始され、
それによってまだ大航海時代入りしていない
日本・アラビアの指導者とも出会うこととなった。

新大陸の4ヶ国に大使館を置き、首都のみ視察する。
アフリカ大陸側の列強国であるエチオピアのアディスアベバが人口13、
オーストリアのウィーンがようやく人口18なことと比べると、
ケルトのエディンバラ19もさることながら、
ポーランドのワルシャワ27というのは・・・。
正直怪物である。

人口は研究力でもあるので、そりゃ差が開くってもんだ。




最初の世界議会はエディンバラで開催された。
このエディンバラ議会を前にアフリカ大陸チャットでは・・・

エチオピア 「世界議会が近づいてきてるわけだけど、ケルトが世界宗教について何かやってるね。」
オーストリア 「てきとーじゃない?あんなの通過するわけないと思う。」
インドネシア 「まあこっちは住み込みの学者通せれば良いと思う。」
オーストリア 「ですな。戦争のことはひとまずとして、科学者はこの大陸共通の利益だと思います。」
エチオピア 「それには賛成だ。」
エジプト 「そうですね。」
インドネシア 「了解です。」
アステカ 「うむ、科学者賛成だ。」

というような感じで、今やってる紛争はともかくとして、
世界議会においては共通の利益を追求する形で投票を行うこととなった。
オーストリアが議題を提案できる権利を持ってたので、
「住み込みの学者」を提案。

既知の技術の研究においてボーナスが入るというもので、
これによってポーランドが開発した技術なら我々にも研究力ボーナスが入るようになる。
追いつく為にはこれの通過が必須。

結果、ポーランドが科学者に反対票を投じ、ケルトが世界宗教に賛成票を入れた以外は、
全世界が科学者に賛成票を入れたので、科学者も世界宗教も両方とも通過・・・。

うわ、誰もが第二のこととして放置してしまったから、
世界中の宗教がケルトのカトリックになってしまった。
まあどうでもいいか・・・。




オーストリアがシャムに宣戦布告しました!

トラテロルコを占領され、「首都まで落とされそう」とのアステカの救援要請に応え、
アステカ領内にいたオーストリア軍がシャム軍と衝突。
これにてアステカ対シャム・エチオピア戦争に参戦したことになるが、エチオピア軍とはまだ交戦に至っていない。

エチオピア 「言っておくけど、我らにテノチティタランを落とす気はないよ。」
オーストリア 「シャムにその気がないとも言えないので、トラテロルコを破壊させてもらう。」
エチオピア 「アステカ軍を無力化したらトラテロルコは破壊するよ。」

この行為に非難的ではあるが水面下にてギリギリ交渉の余地がありそうだ。
アステカが食われると我が半島も安全ではなくなるし、実はアステカ領への野心もある。
これについては次回記事で述べるが、とにかく今テノチティタランをエチオピアだのシャムだのに占領されたら困る。
口ではアステカ首都への野心はないと言ってるが、約束を守る確証が持てない以上、自分で防衛するしかないのだ。




無事にアステカ領内からシャム軍を撃退した。
約束通りトラテロルコは自ら破壊したようで、ここら一帯は中立地帯となった。
敗走するシャム軍を追撃し、シャムの首都スコータイ手前まで進軍すると、
東から大量のエチオピア軍が姿を見せ、それ以上進むなとの示威行動に出てくる。
我がオーストリア軍も強気で構え、大軍同士が隣り合う、まさに一触即発の状態に。

エチオピア 「トラテロルコの破壊は見えてると思うけど?それ以上前に出るならこちらも戦わざるを得なくなる。」
オーストリア 「OK、ならばこれ以上前には出ないようにしておこう。」

よし、エチオピア軍は大量に出張ってきた。
下がるとシャムが我が軍に食われてしまうものな。
予想以上の軍量で脅かしにやってきた。
我々を止めるつもりならそれぐらいの戦力は必要だ。
後ろはがら空きだろう。


エジプトに対して外交を開く。

オーストリア 「将来的に新大陸に対抗していく為には、この大陸を一致団結させないといけない。」
オーストリア 「ただこの大陸ではエチオピアが独走してるのでわがままになってる。彼の危機感を煽らなければ宥和は無い。」
オーストリア 「我が軍がエチオピア軍を引きつけてる。ソンガイが後ろを突く。成功すれば、エチオピアは強気が過ぎて孤立することに対して危機感を抱くようになるだろう。」
エジプト 「ふむ、そちらはインドネシアに攻められることはないので?」
オーストリア 「制海権をとっているのでその心配はない。エジプトさえ静観してくれれば我々はエチオピア軍に勝てる。」
エジプト 「わかりました、エチオピアに対しての不干渉を約束しましょう。」
オーストリア 「ありがとう、感謝する。エチオピアの国力を削減し一致団結した後は、エジプトと強固な同盟関係を築き共にポーランドに対抗していきたい。」

チャット自体はもっと長かったが、要約するとこんな感じ。
エチオピアに危機感を抱かせ宥和を引き出す為に攻撃するから、
これが結果的にみんなの為だから黙って見とけよ、という趣旨である。
もちろんこの説得はどうでもいい綺麗事を並べただけなのだけど。


次にソンガイとの外交を開く。

オーストリア 「エジプトが不干渉を約束した。」
ソンガイ 「Nice.」
オーストリア 「何ターン後が都合良い?」
ソンガイ 「2ターン後には部隊を国境線に並べられる。」

アステカ戦線でオーストリア軍がエチオピア軍の大部分を引きつけてることで、
ソンガイ軍が後背から奇襲し無防備なエチオピアを食う、
ということは事前に同意を取り付けておいた。


さらに・・・。

オーストリア 「アステカ・ソンガイと共にエチオピアに攻撃する。シャム・エチオピアに対し軍隊を送れるか?」
ケルト 「前からシャムには脅しをかけてたし、実際に軍隊を集結させてた。足並み揃えてシャムに攻撃できるよ。」


これによって、オーストリア・アステカ・ソンガイ・ケルト連合軍によって、
エチオピア・シャムに対して攻撃をかけることが決定。
エチオピア領土に直接的にダメージを与えるなら地勢上ソンガイ軍が要であるが、
万が一エジプト軍が横槍を入れるとソンガイ軍は満足に戦えなくなるので、
エジプトの不干渉の約束も取り付けた。

海外の列強国であるケルトを引き込んだのは良くない手であるが、
なんとしてもここでエチオピアを潰すことを優先させたかった。
かの国を引き込めたことで勝率は格段に上がっただろう。


ゲーム開始よりずっとライバルだったエチオピアには、
ここらで退場願おうか。

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Civ5 BNWマルチプレイ11人戦(8) ~ 2つの敗北の先には ~

2015-01-28 17:44:07 | Civilization

Civ5マルチプレイレポ、前回分からの続き。
前回分 → Civ5 BNWマルチプレイ11人戦(7) ~ ブラッド・ダイヤモンド ~
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3つの戦争が並行している図。
大航海時代入りしたケルト・ポーランドの探検船はぐるりと大陸周りを回っており、
まるで
「なんだこの暗黒大陸、どこでも戦争してるぞww」
「後進地域の原人同士の争いワロリッシュwww」
とでも嘲笑っているかのよう。

差をつけたツートップ国に対抗する為には、
俺たちはとても足を引っ張り合っている状況ではないのだけど、
それは冷静な意見ではあるが当事者の心情を説明していない。
このときの俺たちは、共通の大きな敵の前に、まずは目の前の自分の敵だった。


お互いがお互いに「絶対殺す」丸出しの相思相愛で
外交の場も半ば煽り合いだったこの時の空気は
そりゃもうすごかったよ。




アステカと国境開放を結び、前線へと観戦武官を送り込む。
前回記事 でソンガイから「アステカを守ってやって」と頼まれたからこうして見に来たわけだけど、
難しいことを簡単に言ってくれる。
トラテロルコがエチオピア軍に半包囲を食らいつつあるじゃないか。

アステカ軍は付近に大将軍の要塞を3つも建設してるので
数で劣ってる割によく持ちこたえてるようだが、
その防衛部隊も満身創痍な様子。
国境地帯は荒らされ、炎上しまくってるなあ。


しかしアステカ戦線を長引かせエチオピア軍をこちらに引きつけておくことは、
ソンガイの、ひいては我が国のメリットとなる。
ソンガイの言う通り、アステカを生き長らえさせる為に手を尽くさなければならない。

不幸にもオーストリア軍の大半はインドネシア戦線に手を取られているので、
ここは外交筋からエチオピア軍の作戦の抑制を働きかけることにした。

オーストリア 「そちらの動きは、アステカがシャムを併合しようとするのを阻止する為の動きである、ということで正しいか?」
エチオピア 「そちらが危惧していることはしない、が、トラテロルコは破壊する。それ以上は進まない。トラテロルコのオーストリア軍を引かせてください。」
オーストリア 「前線監視と緊急事態への対応の為、我が軍部隊を前線へ送りつつある。視察した結果、トラテロルコの破壊は容認できない、シャムに対する要の地域だ。」
オーストリア 「アステカのシャムへの攻撃をやめさせるので、国境は現状維持で手を打ちたい。」
エチオピア 「それは本心で言ってるのか?」
オーストリア 「アステカは我が国の壁として生存させる。」




2国間チャットだけではなく、他国にも見えるアフリカ大陸チャットの方でも停戦を呼びかける。
だが俺がかばってるのにアステカがまさかの戦争継続意思を見せたので交渉はご破算に。
困ったちゃんだなあ。

まあでもそれは良い、本当に重要なのは停戦ではなく、
アステカが食われない程度に生き残りつつエチオピア軍がこの地域に留まること。
このうちにソンガイがエジプトを下してくれるとありがたいのだが。




インドネシア戦線の状況は、チューリッヒが陥落し、
オーストリア軍も半島から追い落とされてしまう。
以降はグラーツ海峡を挟んでの砲撃合戦を展開。

また同時に我が国は世界に向けて、インドネシアに対しての永久戦争宣言を行った。
小康状態となったが戦時体制は解除しない、和平もしないということで、
目的はチューリッヒ沖を海上封鎖し続け、一隻でも軍艦が出てきた場合は即座に撃沈し、
チューリッヒからの通商路と海軍の整備を阻止することにある。


チューリッヒ防衛という戦略目標を達成できなかった時点で、
インドネシアとの戦争は実質の敗北である。
仕方ないので以降の生産兵力は全てアステカ戦線へと送り、
シャム・エチオピアに対応することとして・・・。

ってしてる間にソンガイ・エジプト戦争も突如和平に。
国境線に動きはない。

オーストリア 「エジプトとの戦争は痛み分け?」
ソンガイ 「そうだね、こっちのほうが痛かった気がしないでもないけど。」
オーストリア 「なんの利益も得られない戦争が多いな今回はw」


とかだべってると、西暦1400年、ゲーム開始より200turn目。
ポーランドがビッグベンを建設したとの報が入る。
・・・まじか!?これはやばいぞ。




我が国はようやく中世の終盤技術を開発完了できそうという段階なのに、
ポーランドは既にビッグベン建設に必要な工業化技術を保有しているということになる。
これはどれだけの差かというと、上の画像の通りで、
中世の次のルネッサンス時代を飛ばして産業時代に入ってるということである。

我が国は技術で遅れてる方だろうが、他のアフリカ諸国も似たようなもんだろう。
これは、予想以上に差がつきすぎてるんじゃないか・・・。

オーストリア 「相手ビッグベンってやばくね?」
ソンガイ 「やばい(確信)」
オーストリア 「差つきすぎじゃね?」
ソンガイ 「ちょうど時代一個分ぐらいか・・・」
オーストリア 「いつの間にか小国っぽい日本ですら俺らをスコアで追い抜かす始末」
ソンガイ 「完全に大航海時代(あっちが植民者)ですな。」


この時の国力比は、
ポーランド10
ケルト8
エチオピア6
オーストリア日本5
ソンガイ4
インドネシアエジプトアステカアラビア3
シャム2


インドネシアに負け、ソンガイもタイマンでエジプトを征服できず、
諸戦争によっていたずらに新大陸諸国との差が開いてしまっただけで、
あれ、もしかして全てがとても悪い方向に転がってないか・・・?
でもいまさらやめられないんだよ!

そしてオーストリアのインドネシアへの敗北、
ソンガイのエジプトへの敗北は、
まだこの戦争の序章でしかなかった。

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Civ5 BNWマルチプレイ11人戦(7) ~ ブラッド・ダイヤモンド ~

2015-01-27 03:41:32 | Civilization

Civ5マルチプレイレポ、前回分からの続き。
前回分 → Civ5 BNWマルチプレイ11人戦(6) ~ 見よ、これがアフリカ大陸の団結力だ ~
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インドネシア 「チューリッヒの件、やはり認めてはいただけませんか?」
オーストリア 「うちの立場としては貴国の軍拡に賛同はできないので、チューリッヒは守りたい。」
インドネシア 「そうですか、では始めますね。」

インドネシアがオーストリアに宣戦布告しました!

インドネシア 「交渉がこじれた結果です。」(世界チャット)




西暦1220年、ゲーム開始より181turn目。
インドネシアはチューリッヒ攻めを強行。
駐印オーストリア軍に向けて矢を放ってきた。

これに対しての各国の反応は、エチオピアは静観。
それどころか「チューリッヒぐらいくれてやれば?」的な態度でまるでこちらを非難するかのよう。
そして前回記事 で書いたように、ソンガイは対エジプト戦、
アステカは対シャム・エチオピア戦に備えている。


しかし、開戦から3turn後。

エジプトがオーストリアに宣戦布告しました!

エジプト 「おかえしさ!!」

先の戦争の続きということか。
これで我が軍はインドネシア軍・エジプト軍の両方と対峙することになった。
しかしまあどちらも東の方角にあるわけだし、別の方向から来るわけではないので、
また本土付近の制海権は掌握できているので、本土が侵攻されるリスクはないだろう。
チューリッヒは守れないかもしれないけど。

しかしエジプト軍がこちらに向いているというのは、
ソンガイにとってチャンスでもある。
もしもソンガイがエジプトを打倒して大国化すれば、
エチオピアは我が国とソンガイに東西挟まれることになる。

だから全体としては悪い情勢ではないはず。


この戦争が勃発する直前に我らが大陸に探検船を到達させたケルト・ポーランド両国が、
大使館を置き国境開放を結んで上陸隊を自由に探検させて欲しい旨を要請してきた。
これに対し、

オーストリア 「ただいま戦時中につき国境開放はしかねる。また落ち着いた折に。」

と返答する。
いまはどの国に対しても軍事ユニットの動きを知られるわけにはいかないからね。

ケルトとポーランドはこの世界のツートップであり、
とうとう直接に接触してしまったので、
今後は両国の存在がアフリカ大陸情勢に本格的に絡んでくるだろうな。
どちらにつくか、今のうちから考えておかねば。




エジプト「交易船が浮いてたので200Gいただきました。」

エジプト海軍に交易船が沈められた。
くそがー、海賊め、通商破壊か!
これにより元々ギリギリだった財政状況が悪化、
軍拡もあいまって収益が赤字となる。




燃え上がるチューリッヒ半島。
狭いので大軍の投入が難しく、チューリッヒ軍自体の防衛の成果もあり、
インドネシア軍も攻めあぐねているようだ。
しかし少しずつ形勢はあちらに傾きつつある。


南方情勢に全力を傾けてしかも劣勢なこの時期に、
アステカが背後を突いてくるというのが最悪のシナリオではあったが、
アステカも戦争準備資金を貯める為か、

アステカ 「隊商入れて良い?」

などと聞いてきたので、アステカは我が国に攻めてこないものと断定。
北方に張り付けている兵力も全てチューリッヒ戦線に投入する。
今から攻めこむ国に隊商を入れる人はいないからね、脳天気なやつだ。


そして・・・

アステカがシャムに宣戦布告しました!
エチオピアがアステカに宣戦布告しました!

西暦1270年、188turn目。
アステカがシャムへの侵攻を開始し、エチオピアもアステカに対し防衛宣戦。
かねての宣言通り、アステカ対エチオピア・シャム同盟の戦争が開始されたのである。
勝算があるとは思えんが・・・しかしこれはチャンスでもある。




オーストリア 「着々とソンガイにとって都合の良いことになってるね。」
ソンガイ 「色々手を回した甲斐があった。アステカを守ってやって。エジプトとタイマンする。」
オーストリア 「OK、アステカの動きはエチオピア軍を引きつけるだろう。」


ソンガイがエジプトに宣戦布告しました!


こうしてこの大陸は、一つの戦争が起こると別の国の好機となった為に、

オーストリア対インドネシア・エジプト戦争
アステカ対シャム・エチオピア戦争
ソンガイ対エジプト戦争


3つの戦争が同時進行することとなったのである。
全ては国際情勢の連鎖反応であった。
アフリカ大陸、全国家が戦時中という異常事態に。
ケルト・ポーランドという怪物たちを見ぬふりして。


それぞれの紛争はアフリカ大陸を燃やしながら、
さらに複雑な情勢へと絡み合っていく。

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Civ5 BNWマルチプレイ11人戦(6) ~ 見よ、これがアフリカ大陸の団結力だ ~

2015-01-23 21:00:37 | Civilization

Civ5マルチプレイレポ、前回分からの続き。
前回分 → Civ5 BNWマルチプレイ11人戦(5) ~ インドネシア強襲作戦(仮) ~
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前回記事 にて我が国とインドネシア・エジプト戦争が終結した後、
この大陸は少しだけ穏やかなムードに包まれた。
なにせ、

アステカvsエチオピア・シャム戦争
オーストリアvsインドネシア戦争
オーストリアvsエジプト戦争


ごく短期間に3回もの戦争を経たのに国境線は何も変化がなかった。
つまり膿を出し切った状態というべきか、領土のやりとりもないので遺恨がない。
今後は強大な対外諸国に対して共同で立ち向かっていこうという空気が見られ、
あんなにギスギスしていたアフリカ大陸チャットもジョークを飛ばし合う雰囲気に。

ちなみにこのアフリカ大陸諸国で戦争を経験していないのはソンガイだけである。


世界全体の状況について説明すると、まずケルト・ポーランドと日本・アラビアはゲーム序盤ではそれぞれ別大陸と思われたが、
どうやらそれらの国は相互に接続されているらしく、つまりあちらは4ヶ国大陸ということが判明した。
この世界は我がアフリカ大陸とあちらの4ヶ国大陸の2つのみである。
4ヶ国大陸というのは呼びにくいので、今後は新大陸諸国と呼ぶことにする。


そして国力をいえば、概ね、
ポーランド10
ケルト9
エチオピア7
オーストリア6
ソンガイアラビア日本5
シャムエジプトアステカインドネシア4


といったかんじ。
ツートップがどちらも新大陸側の上に、アフリカ側の大国である
エチオピアやオーストリアですら一歩遅れているという状況。
こちらは戦争で足を引っ張り合ったことが関係しているだろう。

つまりこの時、アフリカ諸国は非常に焦っていたのだ。
グダグダしていると技術水準で優ってる新大陸の強国が黒船で植民地化しにくるぞと。
海の向こう側から確かなプレッシャーを感じ、だから膿を出し切った今こそ、
アフリカ大陸一丸となって遅れを取り戻していこうという空気が生まれた。


・・・はずだった。
エチオピアとアステカがまた軽い口喧嘩を始め、
シャムがなだめようとするも、

シャム 「大陸内で協調しないと、新大陸側の誰かが戦争もせずに世界一で終わるよ、いいの?」
アステカ 「いいよ、エチオピアの属国に甘んじている貴国にいわれたくはない、そういう国と足並み揃うとは思えない。」

また火花がバチバチしており、遺恨残りまくりか・・・。
さらにアステカは先の戦争で支援をしなかったソンガイにも噛み付く始末で、
もはやこの時期のアステカは外交上の問題児であった。


それだけでなく、新大陸へ共同で立ち向かうために、まずは技術水準から追いつこうということで、
みんなでスパイで技術を盗み合って共有し、技術研究を分担し合おうというエジプトの提案にも・・・




・・・上のチャットログを見るように、
蛮人だらけのアフリカ大陸では、
完全な協力関係などおよそ無理な話であったのだ。
これはなかなかひどいw

ただし技術共有のアイデア自体はなかなか良いと思ったので、
個別チャンネルで交渉し、ソンガイとは技術共有協定を結ぶことに成功。
オーストリアの技術水準はソンガイより遅れてるのであちらに得る物はないはずだが、
かねてより資源輸出で支援していることへの返礼らしい、感謝。




そのとき、インドネシアが動いた。
どうやらかの国は軍港が欲しいらしく、
まずはインドネシア北西にある都市国家モンバサを攻めても良いか
アフリカ大陸チャットで意見を募ったが、

インドネシア 「モンバサ取ったら怒る人っていますかね?」
シャム 「やめてください。」
エチオピア 「モンバサはうちの同盟国だから遠慮してください。」
インドネシア 「そうですか、ではチューリッヒは?」
オーストリア 「チューリッヒはうちが懇意にしているので反対。経済志向の都市国家は重要な資源だよ。」
インドネシア 「でももう港にできる土地がないんですよ。」

チューリッヒはインドネシアの南半島にあり、我がオーストリアの重要な交易相手である。
またそれ以上に、インドネシアに軍港がないというのが、うちの安全保障となっていた。
インドネシア海軍が存在しなければ海峡の制海権は確実で、隣国インドネシアからの侵攻の心配はなかった。
しかしインドネシアが軍港を得て海軍を整備すれば、うちとしてもそれに対応する為のコストが必要となってくる。
インドネシアの軍港保有は我が国に圧倒的なリスクをもたらしてしまうのだ。
ここは譲れない。

半島にお互いに軍隊を集結させ始め、チューリッヒ危機が勃発。
一触即発の状態に・・・。




これに呼応したか、ソンガイからチャットが来る。
ソンガイ 「インドネシアはチューリッヒ攻めを強行するらしいよ。それに合わせてうちはエジプトを攻める。」
ソンガイ 「もしエチオピアが邪魔してきそうならエチオピアを牽制して欲しい。」


エジプトはちょうど軍縮をしていたので、うちとインドネシアが
いざこざしてるのをちょうど良いタイミングと見て取ったらしい。
さらに同じタイミングで

アステカ 「もうじきエチオピア・シャムに宣戦布告する。できれば金銭的な援助が欲しい。」

おまえもかwwwwwwwww
どうやらうちとインドネシアが緊張状態に陥ったのを見て、
連鎖的にまたアフリカ情勢が大きく動くらしい。

まあ、アステカがエチオピアと開戦すれば、
少なくともエチオピア軍がソンガイの邪魔をすることはなくなるだろうから、
都合の良い動きではあるけど、アステカが逆に食われてしまわないかが心配である。


しかし・・・新大陸諸国に対抗するために共同戦線張ろうとか言って、
すぐにまた3つもの戦争の火種が同時に点火するって、この大陸やべーな。
協力する気なさすぎるwwwwwwww


さらにこのタイミングで、ケルトとポーランドの軍艦が海を渡ってきた。
まじかよ、こっちはまだそんな大航海時代の技術なんて持ってないぞ。
予想通りあちらの方が技術はぶっちぎりで進んでいるらしい。

・・・これらの戦争が始まればさらに差が開くんだろうなあ・・・。

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Civ5 BNWマルチプレイ11人戦(5) ~ インドネシア強襲作戦(仮) ~

2014-12-31 06:03:09 | Civilization

Civ5マルチプレイレポ、前回分からの続き。
前回分 → Civ5 BNWマルチプレイ11人戦(4) ~ アステカ対シャム・エチオピア戦争 ~
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インドネシア、強 
襲 
作 
第一種戦闘配置  戦 
 




アステカ戦争が終息すると同時に、我が軍は海峡を渡り、
隣国インドネシア強襲作戦を発動した。

理由は3つあった。
1, インドネシアの軍備は最下位である。
2, 今ならエチオピア軍の主力部隊はアステカ・シャム方面にいるので迅速な介入がない。
3, もしインドネシアを攻略できれば、エジプト・ソンガイ戦線に対して直接的な影響力を行使できるようになる。

エジプトの予想以上の軍拡によりアステカ戦争と同時にソンガイ・エジプト戦争を開始させることはできなかったが、
もしここで我が軍がインドネシアを攻略できればその失策をカバーできるということだ。
インドネシア領を拠点にエジプトに対し西側から圧力をかけられるだろう。

本当はアステカ戦争中に、この軍隊を以てアステカを南側から挟撃する案もあったのだけどね。
シャム・エチオピアから感謝されるかもしれないし。
ただそれでアステカ首都を占領できたとしても、次はシャム・エチオピアと直接国境を接するし、
またアステカを大々的に裏切って国力を増強してしまうと、本格的に警戒されて誰からも信頼されなくなってしまうので、
あまりにリスキーということで見送った。

なので仕事が無くなった余剰部隊は、今ジャカルタに向けて海を渡っている。


オーストリアがインドネシアに宣戦布告しました!

インドネシア 「やっぱりきましたかー。」
オーストリア 「やむなく。」

この出来事に対して大陸チャットでエチオピア・アステカ・エジプトがなんかわめいてる。
またソンガイだけは応援姿勢である。
有象無象の声は聞こえない、俺は戦争をする。

駄菓子菓子!!




あ・・・これ、だめだ。
あかんやつだ。
数では圧倒的にこちらが優っているものの、緊急生産された敵のユニットがひどく高性能。
こちらの旧式ユニットよりも先進的だし、さらに無防備な海上にいる間にボコボコ撃たれて、
数が少ないはずなのにかなりの損害が出る。

占領できない。(確信)


しかし手がないわけではない。
こういうとき、yukkyはどういう行動をとるのか?
それは!!




別の敵を見つけることであった。
殴り込んだインドネシアを踏み台に迂回路へ駆け込み、
誤爆宣戦のフリしてさらに奥地の敵に刃を向けミスをごまかす。
このSFチックな離れ業を使用するある高名なCivプレイヤーとは、俺のことです。
さも狙いは始めからエジプトさんでしたよ的な。


オーストリア 「エジプトに向かうだけでミス宣戦だった!和平しよう。」
インドネシア 「そうでしたか。道は荒らさないようにおねがいしますね。」

苦しい。
だいぶ苦しい言い訳だったが、インドネシアは物分かりが良いのでなんか和平してくれた。
ていうか3turnぐらい殴りあった後に「ミス宣戦だった。」もなにもないんだけど。
エチオピアからも事の顛末を聞かれ、「ミス宣戦だったんだよ、通るだけだった。」と言い訳すると「はあ?」みたいな反応をされる。
わかる、言ってる俺自身がまず意味不明だもん。
無理やり言い訳を作ってごまかそうとして意味不明な供述になってる。

そしてエジプトに向かうという名目で和平したので、次は当然エジプトに向かわなければならない。
そこまでやらないと俺の失策はうまくごまかせないからだ。(既にごまかせてないが)
つまり俺はなんの縁故もないのに唐突にエジプトに喧嘩をふっかけなければならない。
名目・・・なににしようかな・・・。


オーストリアがエジプトに宣戦布告しました!

エジプト 「なんでうち?」(当然の疑問)
オーストリア 「軍拡ばかりして暇そうだったので、軍隊の使い道を与えてあげようとね。マルチの戦争初めてなんでしょ?」

苦しい名分。
今思えばなんでこんなことをやってたのかわからないが、
この時の俺が精一杯頑張って取り繕ってカッコつくごまかし方がこれだったらしい。




数ターン殴りあった後に、

オーストリア 「さて、そろそろ停戦しましょうか。」
エジプト 「楽しかったです、ありがとう。」

とさも「まあ良い練習になったでしょ、これからも頑張れよ。」と爽やかに言えそうな感じで幕を閉じる。
始めから全然まじめに戦争なんてする気なかったですよー、
本当はインドネシアを攻略しようとして秒速で失敗したわけじゃないですよー的な。

長い長い長期マルチの中にはこういう全く不真面目なシーンもあったわけです。
いや本当は真面目にインドネシア占領を狙ったんだけどね・・・。


今回の一連の一幕で情勢に及ぼした影響といえば、
ソンガイからは「こいつ使えねーんだけど・・・。」という評価をされ、
インドネシアとの間では無駄に禍根を残し、
その他各国からは「挙動不審で意味不明な動きをする戦争狂」という対外評価を残しつつ、
我が国の軍事力が2位ぐらいから7位まで転落しただけですかね。

まあ軍事力に関しては財政改善の為に狙ってすり減らしたから良いのだけど、
その他外交関係については何一つ良いことがなかった。


はい、当該マルチ参加者の皆様。
あのとき際立って挙動不審だった全容はこちらでございます。
俺が意味不明な動きをしてる時は、何かに失敗してごまかそうとしてそれすら失敗しているときである。

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