昨日の3月5日に発売された
Evolveをプレイしたのでレポート。
話題作だよね。
これは人間のハンター対モンスターの戦いを主題としたFPS・TPSで、
ハンター側はFPS、モンスター側はTPSで操作する。
ハンター4人チームでモンスター1匹を狩るという、
4対1の
非対称対戦FPSとして注目されていた。
なおゲームサイズが
26GBもあるので、
プレイするまでに事前にダウンロードを済ませた方が良い。
幸い俺は1時間以内で済んだけど、一緒に購入したクラン員は3時間ぐらいかかってた。
昨日レビューした
Total War: Attila も21GBあるし、最近のゲームは大容量だよね。
ハンターのクラスは4種あり、主な役割としては、
アサルト: 火力と防御力に優れ、ダメージソース兼タンク。
サポート: UAVで探索したり味方にシールドを張ったりして支援する。
トラッパー: 鎖の罠に引っ掛けたり、アリーナというスキルでモンスターを捕縛する。
メディック: 傷ついたり倒れたりした味方を回復したり、モンスターに麻酔銃を撃ったり。
それぞれの役割と連携が必要となる。
やってみてわかったが、いらない要員が一切いない。
全員がそれぞれかなり重要であるので、どれを選んでも楽しい。
またクラスごとにさらに3種のキャラがいて、装備も特技も変わるので、
人よって戦闘スタイルが色々枝分かれするだろう。
捜索重視とかガチンコバトル重視とか。
ゲームの流れとしては、ハンターたちは宇宙船である惑星に着陸し、
そこからモンスターを捜索することとなる。
ペットを使ってモンスターの匂いや足跡を辿ったり、
UAVを飛ばしたり、鳥のざわめきを見て位置を予測したり。
MAPはけっこう広く、序盤はほとんどかくれんぼである。
モンスター・プレイヤー以外にも様々な野生動物や植物があり、
それら環境が牙を剥くこともあるのでなかなか油断できない。
動物の群れに殺されたり、肉食植物に捕食されたり。
モンスター側はまずハンターたちから逃げ隠れながら、
野生動物を捕食して回ることになる。
最初の状態ではモンスターは非力な生物であるが、
動物を食べることによって強靭なモンスターへと成長していく。
つまり最初はハンターたちが追う側であり、モンスターを追跡・駆逐する立場だが、
なかなか狩ることができずに成長させてしまうと、次は狩られる側へと立場が逆転する。
生き残りを目指しながら施設を防衛したりする側になるのだ。
この立場の逆転の推移が面白い。
基本的にはモンスターを発見し殺すことができればハンターの勝利、
そしてハンター4人を全滅させることができればモンスターの勝利である。
だからゲーム展開によっては短時戦で終わったり長期戦になったりもするが、
その他にも様々なルールがあり、勝敗を決するのは直接的な殺し合いだけではなかったりする。
ルールを活かした事例として、面白いケースがあった。
まずどのルールであっても、ハンターが死んだ場合、4人全滅でなければ、
数分間生き残ればドロップシップで援軍が到着して死者がリスポンする。
つまり最後の1人であってもモンスターの追撃をうまく数分間やりすごせば、
また逆転のチャンスが生まれるし、モンスターは援軍到着までに全滅させなければならない。
まあハンターが援軍待ちで逃げまわってる間にモンスターも補食したりして回復するのも手だが、
とにかく昨日のゲーム展開では・・・。
「モンスターの卵を全部破壊せよ」という指令だった。
MAP各所に卵があり、全部を孵化前に壊すか、モンスターを殺せば勝利だった。
俺たちはモンスターと戦わずに、卵を壊して勝利する方法を選択した。
いくつか見つけて壊して回ると・・・モンスターを無視していたので、
成長したやつが遂に俺たちを追っかけてきた。
俺たちは追撃を受けながら卵の破壊を目指していたが、
4人中2人が死んだ。
ここはドロップシップの到着まで隠れるべきだったが・・・
運悪くモンスターの追撃を振り切ることはできなかった。
あいつには広範囲を見渡せる嗅覚があるからなかなか至難の業だ。
俺は覚悟を決めた。
普通ハンターはまとまって行動するのが鉄則だが、2人一緒にいてはまとめて食われると思った。
なので俺がモンスターを一身に引き受けて、もう1人を逃すという、
分散行動によってチーム全体の生存率を上げる選択をした。
あえて目立ってモンスターの目を引きつける。
あいつは俺を殺そうと追ってくる。
もう1人のハンターはうまく逆方向に離れることができた。
さて後の問題は、この1on1でどれだけ俺が生き延びれるかだが・・・
速さも力もあっちが上だが、この時の俺はトラッパーだった。
罠を持ってる。
モンスターの大振りな攻撃をすんでで避け、
走りながらところどころに鎖の罠を設置した。
直線的に追いかけてくるあいつは面白いように鎖に絡め取られていく。
もちろん攻撃を一振りすればちぎれる鎖だが、
何度も何度も鎖を効果的に仕掛けることにより、
あいつは全く俺を捕らえることができなかった。
うっとうしく思ったのか俺を追うのを諦めようとしたら、
またギリギリまで接近して攻撃して注意を振り向ける。
捕まえられそうと思わせるギリギリまで近づく手法。
結果的に俺が1人でモンスターを引きつけてる間に、
ドロップシップから降りてきた味方が卵を破壊して勝利となった。
スピードも何もかも上の相手に、捕まれば一瞬で殺されるだろうという中で、
トラップを駆使して攻撃を避け続けた、この紙一重の勝負の緊張感は相当だった。
一瞬も気が抜けなかったが、すごくテンションが上がった!
もうひとつの局面では、モンスターとガチンコ対決して4人中3人が殺されて敗走。
あとは最後の1人も食われて終わるんだろうなと観戦視点で見てたら、
生存者がモンスターの飛び込み攻撃をかいくぐって透明化を使用。
飛びついた真下で消えられたのでモンスターは全く透明人間の位置を捕捉できない様子で、
てきとにーブンブン腕を振り回していたが、透明人間は落ち着いてその場を離れる。
モンスターの嗅覚でも捉えられないぐらいの遠くへ。
できるだけ離れた先で透明人間の効果が切れたら、
次にUAVを飛ばしてずっとモンスターの位置を監視し続けていた。
そうしてモンスターとは距離を取り続け・・・数分間の生存に成功し、ドロップシップ到着!
再び4人でモンスターと対峙し、殺すことに成功した。
「そんな手もあるのか!」と感心した。
透明人間と偵察機を使いこなしていた。
これもハラハラドキドキでものすごくテンションが上がる瞬間であった。
みんなの戦術が非常に面白い。
モンスターにも種類があって、空飛ぶイカとも戦った。
今のところ2種類のモンスターとしか戦ってないが、
相手によって効果的な戦術も変わるので、
新しいモンスターとの遭遇がとても楽しみである。
予想以上に面白くてクラン員の
toppoと徹夜してしまい、
Evolveの初日プレイ時間が10時間を超えるという。
一気にこんだけFPSやり続けたの久々だなあ。
とにかく仕掛けた罠や連携が上手くいったときの爽快感がやばい。
ずっとtoppoと朝までイエイって言い続けてた。
toppoはカリスマメディックを目指すらしい。
プレイヤースキルの差がとても顕著に出るゲームでもある。
上手な人が使うモンスターは、すごく動きが素早く見えるし、
攻撃も当てにくいし、追われても正直逃げ切れない。
でも初回プレイかな?って人が使うモンスターは、全く脅威を感じなく、
ただただ追い回して罠にかけていたぶるだけの本当の"ハント"と化すこともあった。
鎖でがんじがらめにして身動きとれなくして、囲んで、アリーナで封じ込めて、逃げても麻酔銃撃って、
なんかただ動物をいじめてるだけみたいな罪悪感を抱くほどであった。
でもそれだけに上達具合が見えてやりこみ要素があるなと感じた。
1人でプレイするよりフレンドとプレイした方が面白いゲームだとは思うけど、
小難しいこと考えずに純粋に楽しめる万人向けゲームだと思います。