トライアンフ T１５テリアが来た！（３）

　隣町在住でTriumph T15テリアを所有されているOさんにお会いすることができましてじっくりと見学させていただきました。

これはOさんのテリアです。一見して違うのは　キレイ！　「アンメーター」が付いてる！　、、カッコ良すぎてまた悶絶、、針もピクピク動くし。いいなぁ。。
ヘッドライトボックスのデザインは秀逸。禁断の穴あけするか？？　　無理だな。。やめとこ。

　帰って「相棒」再放送見てたらあっという間に夕方！５時で真っ暗。。

エンジンの左側カバー外してみる。オイルドレン緩めても全くオイルの気配は無い。

クランクシャフトにオルタネーターの回転子がついてクラッチとチェーンで接続。チェーンは一重で150ccのテリアエンジンの特徴。

中の様子は予想通りですが困ったのはパネルを取り付けているネジが怪しいこと。
これらはひょっとしてISOネジ？また欠品ネジもある。ここは慎重な対応が必要。

コイルは掃除して今日はここまで。クランク軸は固着しています。
腐ったガソリン臭は強烈ですね。ズボンにちょっとでも染み込んだら家庭内不和の素になります。こっそり洗濯機に放り込む。

　雨の月曜日。日曜日の午後はグータラしたので出勤前にすこし触ってみる。

右側のカバー外して観察。おっとカバー割れてた、、。


涙ぐましい修復跡あり。あいかわらずネジは色々ですが

ヘッドの側面が垂直のネジ（名称不知）の長短２種類が純正と思われます。１本はピッチが、１本はネジ径（！）が異なっている。
ピッチが異なっていた穴も純正ネジ（と思われる）のが入って行きますので無事と判断。こちら側は１カ所のみ太いミリネジが切ってある。
左側のネジ穴も比較、確認したのですが左側は全て太い(M6)ミリネジが切ってあります。
　ついでにキャブもはずして固着しているネジ類を緩めたがスロットルの固着は外れず動かず、、です。さてどうしたらいいか？

　ガスレンジで炙ってはずした。まだフロートが抜けてないがこれで暖房の効いてる室内で作業できる。土曜の夜の楽しみに取っておきます。
（楽しいことが待っていると思うと日々の山坂越えていけマス）

　今日は祝日で1日時間ありなのでエンジン開けてみましょう。エンジン降ろしたら雨も降ってきた。。
ピストンと思われる固着をどうするかですがヘッドナットをはずしてもシリンダー、ヘッドともびくともせず。ならば横から攻める。

クラッチをバイスプライヤーで咥えてナットを外す。

クラッチはしっかり張り付いてます。ベリベリ剥がす。しかし回転子のナットが回らない。２３mmのナット回しも新品買って来たが回らない。ナットが薄く傷みやすい。
ナットにバーナー当てたりレンチを玄翁で叩いたりしていたらシリンダーが根元から持ち上がってくれた。しかしピストンの固着は外れず。
何とかヘッドは外れました。



バーナーで火を入れてもピストン叩いてもビクともしない。
土砂降りの中でガレージに座り込んで頑張ってみたが日没時間切れです。