ヘボのアルバム (続編)

四季折々の戯言を・・・
そこから何が読めて来るか?

     『 ポピュリズムの台頭か・・・① 』

2016-11-10 23:11:57 | 日記

             


アメリカ大統領選は衝撃的結末だった!
トランプさんが勝利すると予測した人はどれほど居ただろうか? 
そこには欧米社会に蔓延り出したポピュリズムの台頭が見え隠れしている!!!
この風潮は数ヶ月前イギリスのEU離脱、いや中東難民のヨーロッパ進攻問題でも如実に表れている!!!  
それだけ自国民でも生き永らえねばならないという激動の時代を迎えたというのかも知れない?
ポピュリズムにアメリカがこれ程まで汚染されているとは思っても見なかった!!!
思い起こせばyがアメリカ社会で働き出した時代、半世紀前:55~6年前の事、実に大らかな国民性を持ち合わせ世界のリーダーとして君臨していた!
@360円/$の時代で日本経済は戦後の破滅的時代から漸くヨチヨチ歩きし出した時代だった。
初めてアンカレッジの空港に降り立った時、丁度、アラスカ大地震直後で空港は大破損を受け見るに見かねる状態だった。そこで入管を済ませノースウエスト航空はシカゴに飛んだ!!!
シカゴは夕刻間近で空港からは1分置きに大型ジェットが何処ぞに飛ぶのか離着陸を繰り返していた・・・ 先ず、これに驚き、日本もこのような国と戦争をして来た愚かさを鼻垂れ小僧なり気に感じビビったものだった。
シカゴでのトランジェットは1時間余りの給油時間でジェットは其の儘N.Y:ニューヨークへ飛ぶ・・・
着いたのは朝だった!!! 今現在ならジェット機は高性能化され無給油で東京~N.Yを一っ飛びだ!!! 
そして、N.Y、ケネディー空港でまたもや驚嘆した!!! 
空港にはジュータンが総て敷かれ、トイレにはトイレットペーパー、濯ぎの先面所にはテッシュペーパーが備え付けられていた!!!
ここで田舎者は完全に打ちのめされ豪い国があったもんだ!!!と、シドロモドロの状態に置かれた! 

N.Y市内は高層ビルが建ち並び、田舎者はキョロキョロと!!! 当に お上りさん だった!
市内を歩く人達は悠然と歩き、此方田舎者はカメラ片手にパチパチと田舎振りを如何なく発揮、傍から見て居れば お上りさん その物だったんだろう?
街中では至る所で分厚いステーキが握り拳2つ分程もある焼きじゃがいも付きで99¢(セント)と言う馬鹿安さで売られていた・・・
50¢そこそこのホットドックもここの名物だった。
ここには2日ほど滞在して一路カリブ海へ飛ぶ!!!
プエル・ト・リコ経由でUS領Virgin Islands:St.Croix(セント・クロイ)に入った・・・
飛行機は今では倒産してしまったがあの有名なPAN AM(パン・ナム)、尾翼に世界地図を描いた空色の名機だった!!!
空港では現地の社長以下幹部に出迎えられ、長閑なリゾート・ホテルに入った・・・
翌日からMaster Time Corp.の社員として此処で働く事になる・・・
社員?、即ちU.S のワーキング・ビザを持っての列記としたアメリカ社員で日本人等と特別扱い等されない運命にあった。

此処では、未知の多くの事を学んだ!!!
その一つに、Pan American という思想がある!!! 
何となくyを此処まで運んでくれた航空会社の名前に似ているが、PAN AM にもPan American という意味合いがあったのだろうと推測する・・・
50数年前は、まだまだ、今日のように通貨にしても貿易にしても自由に出来る時代ではなく大きな制約のもとに拘束され保護主義が大きく蔓延っていた・・・ 当に、Pan Americanを地で行く時代で自国優先、自国産業を保護するという保護主義的政策が何処の国でも採られていた!!!
日本とてそうで、yが日本から持ち出せた通貨はたったの$500.00(ドル)で、後は現地会社からの給料で生きて行かねばならなかった!!!
あらゆる製品に課せられる関税は高額で、例えば時計等¥10000円相当の時計に10000円相当の関税が課せられ、且つ、自動巻だと+数千円、17石以上の時計だと1石辺り数千円もの課税が新たに課せられる!!!という高関税貿易だった。
依って、当時の旅行者は、時計やウイスキー、タバコ等土産品として買い求めていたもんだ・・・
当時のPan American 思想は今で言う保護主義そのもので、アメリカと雖もかなりキツイ保護主義で塗り固められていた・・・
時代と共に保護主義は段々に解かれ今日に至るが、此処まで来るににどれ程の政治家、政府関係者が努力されて来たか計り知れない経緯がある!!!
そこにはバーターの交渉が点き纏い口角泡を飛ばしての罵り合い、バーター交渉が繰り広げられて来た!と言う見出しを新聞等で読んで来た・・・

昨今、中近東難民問題に端を発し、ポピュリズム(大衆迎合主義)が台頭し出しているが、そこには自分達が生きて行かねばならない!!!と言う背に腹を変えられない根本的本質が見え隠れしていて非常に厄介な経済環境条件を包含している・・・
アメリカ大統領に当選したトランプさんは、このPan American~ポピュリズムを巧く利用してアメリカ5大湖を取りまく諸州:ソルト・ゾーンの白人自動車労働者の人心を把握この地で逆転勝利し大統領の座を仕留めた・・・
この地帯に蔓延る自動車産業の失業者、賃金が伸びない生きる為の本質問題が存在している・・・
彼の発想はポピュリズムそのモノで今日まで培われてきた自由貿易主義に水を差すモノ、これからの先行きに不透明感を漂わせている・・・
イギリスのEU離脱問題もケシカラン話でEU諸国からゴーゴーの非難を浴びている・・・
先進国欧米にはこうしたポピュリズム的思想の持ち主が台頭し始め勢力を増しつつある!!!

夫々の国には夫々の悩みやアキレス腱があり一国民、皆、ハピーと言う訳には中々行かない!!! 
こんな最中、TPP反対、離脱宣言して当選したトランプ新大統領の存在があるにも拘らず日本国会は、今日、TPPを強引に通し、参議院に送った。
これから如何様に展開して行くんだろう?
ボンクラには、皆目、先が読めない!!!
夫々の国でそれぞれが思い思いに明け暮れ自分達が都合がイイように振舞うこういう国民運動を恐れるポピュリズムの様相を程してきている・・・
複雑な時代に突入し出した・・・ 
これから先、どうなって行くんだろう? トランプさんの舵取りに注目したい!!! 一つ間違えば大変な事になる・・・ 国を割った暴動とか?分裂とか?夫々の利権を求めた小競り合いが続くだろう?
あれ程言いたい事を言い続けたトランプさん、当選後は国を一つに!!!を宣言した。 ウウ~~~ン? 
アメリカ大都市:L.Aでは早くも小競り合いが始まり出した!!と言う・・・果たして矛先を治められるだろうか?  
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2 コメント

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Unknown (村夫子BUN)
2016-11-11 08:51:11
イギリス、トルコ、中国、ロシア、フィリピン…そしてアメリカまで。
本当に危うい時代に入ったと感じます。
日本も迎合しそうな感じがして怖いです。

17石以上の時計…忘れていました。
そうでしたね。この時計は23石だとか時計の価値の代名詞でした。
懐かしいです。
1973年初めてハワイに行ったのもパンナムでした。
その時は300円/ドルで333ドルしか持ち出せませんでした。
日本が輝き始めた頃でした。
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Unknown (極楽蜻蛉)
2016-11-11 17:33:39
その昔時計の価値観は石数で評価する時代があった!
並時計の標準は17石で、この上に21石等・・・
自動巻等となると30石等と言うモノも出した時代があった!
石の大半は輪列の軸受けで謂わばボールベアリングの役目を果たしていた・・・
変わった石にはアンクルと言う錨型した脱進機の爪だとか、調整機のテンプの振り座とかがあったが主力はあくまでも軸受けだった。
この石数に応じて時計精度を決める調整機構のテンプの調整を時間を掛け決めるのが時計師の技術だった!!!

懐かしい話です!!!

Hawaiiは今現在もリゾート地ですが、多分、現在ではVirgin Islands の方が格上のリゾート地になっているようです!!!
此処のラム酒とジャンボ・ロブスターは忘れられない一品でした!!!
時間が許せたら何処かの時点で紹介しましょう!!! 
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