『 冬虫夏草・・・ 』

　　　　　　　　　　　　　

『冬虫夏草（トウチュウカソウ）』？　なんじゃいコリャァ～～～？　思い起こせばもう40～50年も前コイツを知った！！！　何でも食に敏感な中国人達はこれをコヨナク愛し？食したり！漢方薬!!!として古来から使っていたらしい！！！　漢方薬としては非常に高価で錚々簡単には手に入らない！！！

昨日、プロ野球やサッカーTV観戦の傍らTV番組表を見ているとこの放送が・・・。

もう半世紀も前これ（冬虫夏草）にやや夢中になり掛けて忙しさの余り追求がオジャンになっていた事に気が付いた！！！大ウッカリだった！！！！！　早速録画をしながらチョコチョコ見をしていた・・・　中国人は古来からこの『冬虫夏草』を尊び漢方薬として使っていたらしい・・・思い起こせば、現役時代、時々、香港へ出張した事があった。　その時はこの『冬虫夏草』には肖れなかったが、その時、数々の勉強をした！！！　虎の棘棘チンボコ！！！　猿の脳味噌！！！　蛙や蛇のドライ：日干し！！！等等、漢方薬店のおじさんから説明を聞きながら世界は広いなァ～～～と！！！　今でも覚えているが虎の棘棘チンボコには驚かされた！！！　本当にそうなのだろうか？　まるで茨のような尖った棘棘がザラザラと付いている魔物だった。値段を聞くと飛び上がるほど高価だった・・・　そうした中に今日カキコしている『冬虫夏草』も交じっていた。　その『冬虫夏草』なる物体が何であるかまでは追求しなかったが、飛び上がるほどの値段だった！！！　此処までは覚えていた！！！

そして、昨日の番組で焼けボックリに火が付き遣り残した大変な事があったことに気が付いた！！！　そうだ、残された人生この『冬虫夏草』の画像撮影にも取り組もう！！！と・・・

老い耄れ爺のこれまでの知識では『冬虫夏草』の多くは昆虫に何かのトリガーである種の茸菌が付き、これが蟲さんと一緒に茸として干物になっているものと理解していた。そして、この干物が、難病の薬として中国では重要視されてきたのだ！！！！

昨日の番組は、昆虫には違いないだろうが、ヒマラヤ山系の貧民族達はヒマラヤ山中で這い蹲ってこれを見つけ出し、鎌で穿って掘り出し、水で洗って奇麗にし仲介業者に売りさばくというシナリオを放映していた。テレビでは芋虫に寄生した茸を見付け、奇主と共に掘り出し業者に売りさばくまでと言うシナリオだった。TV画像を写真化したので画質は悪いが載せておこう・・・

急斜面をこんな格好して這い蹲り探す・・・

有ったぁ～

これを鎌で蟲さんを壊さないように掘り上げる・・・

この冬虫夏草は這い擦り芋虫に菌が付き芋虫の栄養物を吸収して菌糸が地上にニョッキっと出没した

良くしたもので何処の国にも中間業者:仲買人が居て＠300ルピー/個そこそこで買い叩き業者間を渡り歩きマーケットに出ているらしい！！！

一日中這いずり回っても10数個しか取れないらしい。

 

所で、・・・

老い耄れ爺の見分知識はもっと広く、此処で言う芋虫はほんの一例で寄生茸菌は、実は、数も多く貴種である蟲さんによって異なり多くの昆虫に寄生する言う事だ！！！　機種の多くは蝉だったり、蜻蛉、カメムシ、蟻、スズメバチ達、日本では芋虫は極希少種であるということだ。　今年は時間が許す限りこの分野へノメリ込もうと思っていた矢先だった。

そして、老い耄れ爺が目下夢中になっている苔類、地衣類の中にこれとよく似た鞘（さや）を見てきた・・・　昨年は全く区別が付けられなかったが、どちらとも言える物体に出会い我をアッといわせた。　これは先に発刊した『写真集』にも載せてあるが、ヒマラヤ山中で現地人達が這い蹲って探し求めている『冬虫夏草』とよく似ている！！！　何じゃい？コリャァ～～～！！！　　この時点では地衣類の仲間か？と早トチリし、『冬虫夏草』との関連まで知恵が回らなかったがその存在解明が待たれる？　ゼニゴケやジャゴケに似た所にもニョキニョキ生えていた！！！地下までは掘り上げなかったので『冬虫夏草』との相関までは掴み切れていない！！！

発見した場所は夫々によく覚えているので今年の楽しみが、また、増えた・・・　果たして、この延長路線に乗れるだろうか？

昨今、茸や菌糸、粘菌の類に非常に興味深い輩（やから）が存在している事を知り好奇心がモリモリと盛り上がっている！！！　今年の新たなる探求発掘の課題！！！　日本の冬虫夏草は中国の薬用冬虫夏草とはやや別物のようにも思えるが今後の楽しみの課題になりつつある・・・　本物の冬虫夏草との関わりに嵌り込みそうだ？