ヘボのアルバム (続編)

四季折々の戯言を・・・
そこから何が読めて来るか?

     『 スゲ~~~!!! 』

2013-10-25 21:24:14 | 日記

             


異常事態が起きて居るのは地球的規模の自然災害ばかりではない!!!  
老い耄れ爺にとって孫娘のようにカワユイ「ヘボ」ちゃんの世界でも驚くべき事象が起きて居た!!! 

何回となくカキコして来たが、ヘボちゃんと戯れる日が続いていた。
実は、体の衰えを恐れ、毎日歩き回り、脚を鍛える事を心掛けて来た。 体力の衰えは、脚からと言うではないか!!!
そして、ヘボちゃんと遊び思考力を養う事が最大の目的だ!
「スガレ追ひ」に始まり「ヘボ」ちゃんの行動規範を観察していると彼女等の思考回路が何となく判って来る。
驚く事に蟲嫌いの御仁からすれば「高が蟲ではないか!!!」と揶揄されるかも知れないが、ドッコイそこには俗人等には思いも依らない神秘の世界が待ち構えて居る・・・

昆虫の世界、地球上動物の2/3~3/4が、何と、蟲さんだというから驚かされる!!!!!
種類も多い! そして、そこには夫々の蟲さんの生き様があり、何とも言えない存在感を醸し出している。
日本には昆虫写真家さんが大勢居る。。。 人夫々に違う価値観を持って活動されているようだが、夫々に意図する所は異なり興味深い。
y等は到底足元にも及ばないが、真似事モドキをして楽しんでいる。
オイドンは、ヘボちゃん:Vespula(ラテン語でクロスズメバチ族全般をこう呼ぶ)に特別興味を持ち、コイツ等の生態を追い求めて来た・・・
現役時代から数えると彼是30年近く彼女等と戯れて居る事になるから、俗にいうベテランの領域に入っているのかも知れない。
毎日、こんな付き合いをしていると彼女等が何を思い、何を欲しがっているか?手に取るように判る!
多くのヘボちゃんは、餌を求めて行動している!!!
かなりの確率で、慣れさすとオイドンの手から餌を貰い受け、巣に運ぶ御仁によく出会う!
中にはオイドンの手から出ないと餌を貰わないヘボちゃんも出て来る。。。 こんなヤツに出会うと本当にカワユイ!!!と、思う!!!
毎朝の事であるが、y(オイドン)が我家のヘボ酒場に近付くと何十匹と言うヘボちゃんがyに群がって来る・・・
餌のお強請りだ!!!!!
砂糖水や鶏肝、ウグイ、烏賊等与えるとお尻をヘコヘコさせながら齧り付いて居る・・・
このお尻のヘコヘコ状態でコロニーの健康状態が読み取れる。


或る時、Oさんから「昆虫、驚異の微小脳」:水波誠著なる文庫本を紹介され即日買い求め夢中で読んだ。
文庫本とは言え、かなり高度の本で、解読するにはソコソコの読解力や基礎知識が求められる本だった。
もう、かなり忘れ去っているが都合3回読んでいる。
オイドンにとって重要な本で、納得する場面が計り知れなかった。  
あんな小さな蟲さんで、本当に考える力があるのか?と思われる節もあるが、どうしてドウシテ・・・脳知力は人間の知力とさほど違わないという・・・ 唯、違うのは、脳細胞の数の違いだけだというから頷ける。

ヘボちゃんの知的能力の凄さは書き出したら限がない!!!
この位にしておこう・・・

今年も、この子達の凄さを思い知らされた!!!
それは巨大なコロニーに仕立て上げているという事実だった。 
  
子孫繁栄とは言え、あの小さな体のどこにこのような潜在能力を蓄えて居るのだろう?
長年の経験則で、巨大巣への発展は、餌の量と住:営巣場所の土目の質に在る事を突きとめていた。 更に、営巣場所の温度環境、女王蜂の素質も加わるだろう・・・
これ等が如何様に交絡絡んでいるか知る由も無いが、基本条件である事間違いない!!!

これまで山取り巣で3~5kgという巣を何回となく掘り上げた事があった。
こういうコロニーを仕立てる環境は、決まって土目が黒土で、石や障害物になる木の根等が無い場所だった。 そして、程々に開けた明るい場所、で低灌木や草地を要した闊葉樹、唐松の森という条件が付いた!!! それには意味があり、餌となる蝶や蛾、蠅、蜘蛛等とアブラムシの存在が欠かせなかった。 アブラムシはお尻からションベン:甘露を排泄し、これが恰好な餌となっていた!!!

先日、友人に飼って上げてやったコロニーを燻す機会に恵まれた。
燻す前から巨大巣だろう事は通いから推定出来たが、燻して見て驚かされた。
ドクちゃんグループ製作の飼育箱がパンパン!、真っ角の巣盤が何と13枚!!!、それに骨箱の巣盤を加えると何と16枚という存在だった。  



これがパンパンに満タン状態!!! 大間か手で持った感じ、5kgは超えて居た!!!  
餌は全然与えない自然のままの状態で言うなれば無給餌!!!、

今年、自然界でも巨大巣が多かった! ピンコロでも「軍」を思わせる巨大モノで、驚かされたが、思うに、自然界には餌が超豊富だった事が伺える!!!
こんな年も珍しい!
昨年の空巣、小コロニーを思えば夢のような現実だった!
この道に詳しい蜂博士:Kanaiの美濃屋金兵衛さんも同じ事を書いているので、総じて娑婆は好条件が揃ったと言えるだろう・・・

もう10数年前になるが、同じ事象が起こった。
その年も、梅雨は短く、夏、暑かった記憶がある!!!

稀に起る自然界の珍事としておこう・・・
コメント
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