名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

草刈り風景

2008年06月19日 | セカンドルーム

 

梅雨の晴れ間を縫って、集落ではどこの家も草刈りで大童だ。
草刈り機ののエンジン音と、刈り草や干し草の匂いが、あちこちから漂ってくる。
向かいの老夫婦も、毎年聞くせりふの「来年は、もう出来ない」といいながら、今年も元気に草を刈っていた。

おじいさんは「草にご」の上に乗って、おばあさんが投げる草の束を受け止め、積み上げていく。
草を刈らないと害獣や害虫の棲みかになるし、干し草は牛の飼育や、田に入れる堆肥として利用されるので、夏の欠かせない仕事になっている。
暑いさ中の草刈は重労働だし、人手も足りないので除草剤を使ったり、堆肥に代わって化成肥料を使うところが増えている。

夕方、散歩の折に通りかかったら、立派な草の塔が3つも出来上がっていた。
息の合った老夫婦の仕事のやり方やスタイルは、何十年来変わらずに続いて来たようだけど、こんな姿も遠からず消えていくことだろう。

コメント (2)
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