京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

聖地をたずねて 西国三十三所の信仰と寺宝(京都国立博物館)

2020年09月13日 11時07分00秒 | 日記
 今から丁度、10年前の早春に大阪府和泉市にある施福寺を訪ねたのが西国巡礼との出会いでした。

参道はなかなか険しく、いきなり巡礼の洗礼を受けたのを覚えています。
後で調べてみると、西国巡礼でも難所と言われるお寺でした。

前置きが長くなりましたが、京都国立博物館で行われている特別展「聖地をたずねて 西国三十三所の信仰と至宝」を鑑賞しました。
当初は4月11日からの予定でしたがコロナの影響で3ヶ月余り遅れての開催となりました。



この日はかなりの猛暑で、たまらず前田珈琲店に飛び込み涼を摂りました。





重文の明治古都館、平成知新館を眺めながらスイーツを頂くのは最高ですね。

展示スペースの広い平成知新館の殆どを使い第1章の「説かれる観音」から第7章の「受け継がれる至宝」まで充実の展示内容です。

第1章「説かれる観音」
人々を悩みや苦しみから救済する観音がどのように説かれているのか経典および儀軌から明らかにする展示。
経典や仏像の展示。

第2章「地獄のすがた」
人々が、観音へ期待した地獄からの救済。
六道絵や十王図などの展示。

第3章の「聖地のはじまり」
西国三十三所の成り立ちと深く関わる人物とともに、それぞれの寺院の由緒や歴史を説いた縁起類の展示。

第4章「聖地へのいざない」
人々を巡礼にいざなうにあたり、参詣曼陀羅や勧進状の展示。

第5章「祈りと信仰のかたち」
貴賎を問わず信仰され、人々が祈りをささげた観音のすがたを、絵画、彫刻(仏像)の展示。

第6章「聖地の足あと」
巡礼の盛況とともに刊行された書物、または訪れた人々が実際に身につけたり、奉納した遺品の展示です。

第7章「受け継がれる至宝」
宗派、歴史が一様でない西国三十三所寺院において、大切に受け継がれてきた固有の寺宝を展示。

ゆっくりと鑑賞すると2時間オーバーを要します。この日は平日で18時閉館だったので最後はだいぶん短縮して見ることになってしまいました。
かって巡礼したお寺ばかりですので仏像や寺宝に再会でき感慨もひとしおでした。

出品一覧です。








ショップで気に入った絵葉書を3枚購入しました。


京都松尾寺の馬頭観音坐像です。
頭上に馬を頂く珍しい観音さまです。

西国三十三所草創1300年の記念事業が2022年3月31日まで延長されました。
この期間に御朱印を授与して頂くと記念のスタンプを押して頂けます。
デザインは各お寺のオリジナルです。



奈良興福寺南円堂の御朱印です。

次回の特別展は「皇室の名宝」です。










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