8月4日は、"京の夏の旅"ふたつ目に大雲院祇園閣へと来ました。
天正15年(1587)、織田信長・信忠父子の菩提を弔うために創建された寺院で現在は浄土宗の単独寺院です。
先ずは、本堂でご本尊の阿弥陀如来坐像にお詣りします。
大倉財閥創始者・大倉喜八郎(おおくら きはちろう)の別邸の一部であった祇園閣は、建築家・伊東忠太(いとう ちゅうた)の設計による昭和初期の名建築として知られています(国登録有形文化財)。高さ36mの3階建て、祇園祭の鉾をモチーフにした外観で内部天井の十二支の装飾や階段部の鬼(魑魅魍魎(ちみもうりょう))を装飾した照明など、独特の意匠が施されています。
閣上からは360°の眺望を楽しむことが出来きます。
祇園閣の上には"鶴"の意匠が施されています。
本堂北側には書院(国指定登録有形文化財)があり、かっては大倉喜八郎の別邸(旧眞葛荘)で純木造ですが、寝室のみは鉄筋コンクリート造です。
八角形の応接間が書院造りの中にユニークさを放っています。
今まで一般に公開された事は無く、是非に公開して欲しい建物のひとつです。
以前は四条河原町にある高島屋の南側にありましたが、昭和48年(1973)に高島屋の拡張工事の際に現在地に移転しています。
大雲院の寺宝の数々です。
今回は、織田信長・信忠公の供養塔のある墓地には行けませんでした。
今回は書置きですが御朱印を授与して頂きました。
堂内、及び祇園閣からの撮影は禁止されているので掲載の写真は京都市観光協会、大雲院HPから転載させて頂きました。
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