京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

京の夏の旅① 八坂神社 本殿

2024年08月10日 07時52分00秒 | 日記
 8月4日、"いづ重"さんでお寿司を頂き、"京の夏の旅"で御本殿が公開されている八坂神社へ。







いつも賑わう西楼門を入ると左手に手水舎があります。
手水鉢にはかっての呼び名"感神院"と彫られています。

八坂神社は明治政府による神仏分離令以前は天台宗総本山延暦寺の子院として延暦寺の管理下にあり長らく"祇園感神院"として信仰されて来ました。







神仏習合を色濃く残していた神社は神仏分離令により感神院から八坂神社へと改称され、それまで御祭神であった牛頭天王や龍神、仏さまはお祀りする事が出来なくなってしまいました。







更には龍神が棲まう御本殿下にある池「龍穴」までもが亀腹状に盛り上がった漆喰で封印されてしまい見ることは出来なくなりました。
「続古事談」においてその深さは「五十尺(約151.5m)にをよびて、なをそこなし」とされる池があったそうです。



今回、公開されるのは御本殿ですが御祭神がお祀りされている裏側の"裏堂"エリアです。
昨年秋にも京都古文化保存協会主催で公開されましたが、貴重な機会です。





「感神院」扁額がひっそりと御本殿裏に掛けられています。

後陽成天皇の皇子で聖護院門跡となられた道晃法親王の筆によるものです。

かっては南門石鳥居に掲げられていました。



円山応挙筆「番鶏図衝立(ばんけいず衝立」も御本殿内に置かれています。



牛頭天王

祇園精舎の守護神とされる疫神。
疫病を流行らせると共に、鎮める力をもって祇園信仰の中心に位置付けられていました。






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