京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

上京が誇る食の有職文化 式包丁

2024年09月10日 07時43分00秒 | 日記
 9月8日は、北野天満宮へ。
14時から文道会館で「上京の誇る有職文化」を予約していました。





最初の挨拶は北野天満宮禰宜の東川さま。
次に上京区民会議の会長をされている冷泉貴美子さまがご挨拶されました。









①  生間流三十代目家元 生間正保(いかま まさやす)氏(萬亀楼店主)による生間流式庖丁の披露と説明。

生間流式庖丁とは平安時代から宮中で節会等のおめでたい日に行われてきた食の儀式です。
大きな俎板に乗せた魚や鳥を、直接手を触れず、庖丁刀と俎箸で切り分け、瑞祥というめでたい形を表すものです。













テレビでは見た事はありますが、実演を拝見するのは初めてでした。
大変に感動しました。
見事な技です。
萬亀楼で一子相伝で伝えられてきた技だそうです。









また、萬亀楼では複製品が展示されていますが、この日は寄託先のMIHOミュージアムからオリジナルを持ってこられ、詳しく解説して頂きました。

② 太田達(おおた とおる)氏(有職菓子御調進所老松当主)による「有職菓子」についての講座を聴講しました。









有職菓子とは、古来より朝廷に伝わる有職故実による儀式・典礼の際に使われる菓子の事です。

今放映されている「光る君へ」に関連して
源氏物語にも食べられる場面が描かれている菓子です。







最後に老松さんの"椿餅"と"香梅煎"の試食がありました。

香梅煎は昆布、梅肉、玉露の風味を活かした香り豊かなお茶です。
梅苑や御土居が公開されている時に老松さんの休憩所で頂く事が出来ます。
















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