京都御苑の南西部にある閑院宮邸跡は伏見宮、桂宮、有栖川宮と並ぶ四親王家のひとつ閑院宮家の邸宅跡です。
近年、修復工事が行われ建物や庭園が発掘調査に基づき復元されています。
江戸時代宝永7年(1710)に東山天皇の第六皇子直仁(なおひと)親王を始祖とし創設されました。
その後、安永8年(1779)の典仁(のりひと)親王の皇子「祐宮(さちのみや)」後の光格天皇が後桃園天皇の崩御に伴い即位して以来、閑院宮系の血統が皇位を繋いでいます。
建物は質素に感じますが西側の部屋には蟇股があり、また、"床もみじ"が綺麗です。
こちらの展示室を改修され、大型のビジョンで御苑の解説がされています。
以前はレクチャールームとして講義や講座に使われていた部屋も展示室に変わっていました。
無料で利用でき、京都御所はじめ御苑の学習には最適な施設です。