野田佳彦首相は、大飯原発3,4号機の再稼働に急ごしらえの「工程表」を関電につくらせ、「おおむね適合」と再稼働に向けて一直線です。
この「工程表」では、「全電源が喪失しても事故の進展を防ぐ安全対策がとられている」「福島第一原発の様な炉心損失に至らない」「耐震安全に十分な余裕がある」というものです。
しかし、この工程表では、事故が起きた際に作業を行う司令塔となる「免震棟」の建設や放射性物質の飛散量を抑えるため、フィルター付きのベント設備を15年度に設置するなど、重要な部分では安全対策は先送りしたままです。
結局、「電力不足になる」と脅しをかけ、十分な検証がされないままの「見切り発車」させようとすることは、またもや「原発安全神話」にどっぷりと浸かることに他なりません。
今日の新聞には、九電が発行する「玄海だより」が折り込まれ、安全対策をお知らせしています。
唐津市議会議員には、12日に玄海原発の「視察」が用意されています。
福島原発の事故原因の究明をなされないままの再稼働にむけて準備が進んでいる様な気がします