登山メモ

酒飲みの登山メモ

2014年03月奥多摩(七つ石山・鷹ノ巣山)

2014年03月14日 | 日記

大雪のあと、3月5日よりやっとバスが運行。満を期して11日入山。

今回は、入山者も多くトレースもしっかりしていると思われる鴨沢ルートでの雲取山登山計画。

10本歯のアイゼン、ワカンも準備し、いざ出発。

03月11日(火)

 08時00分 深山橋

 08時30分 鴨沢

 09時00分 小袖乗越え

 13時00分 堂所

 15時30分 七ツ石小屋

 バスの時刻の関係で、小菅行きのバスに乗り、深山橋バス停で下車。

  

 鴨沢まで」車道を歩く。まだ雪残っている。

 出発時水なしで27キロ、体力がないせいか、いつもより重く感じる。

 小袖乗越えの登山口で、アイゼン装着。

   

 この時期例年は途中までほとんど装着しないが、結構な積雪なので最初から装着した。

 大雪後警察救助隊他数十人あるいたとのことで、登山者の含めルートハしっかり踏み込まれている。

 

 だが体力の消耗度は、大分違う。軽装のグループはスイスイと登っていくが、こちらは一歩一歩

 たどっていく状態。

 

 15時までに奥多摩小屋でテント泊の目論見だったが、七ツ石小屋でテント泊となった。

 いつも通過していたが、気になっていた小屋で、一度泊まりたいとは思っていたところ。

 ここのテント場・展望台の景観がいい。奥多摩小屋と違い通過する登山者に煩わされず山の雰囲気に

 どっぷりと浸れる。明るいご主人に聞くと、いまはほとんど常駐とのこと。

 以前は土日のみ、テントも数張りとの情報だったが、テント貼れる場所もふえたみたい。

 バイオトイレもあり、いいポイントめっけ。水も潤沢。申し分ない。

         

 天気予報では、これから崩れていくようなので、3案に迷うつつ酒呑み。

  1.雲取山避難小屋

  2.七ツ石小屋から雲取山ピストン

  3.鷹ノ巣山小屋

 

03月12日(水)

 06時30分 出発

 07時00分 七つ石山

 07時40分 七ツ石小屋

 09時00分 出発

 15時30分 鷹ノ巣小屋

 寝過ごして、今日は鷹ノ巣山小屋までに決定。とりあえず七つ石山まで登る。

 雪が積ってかなりきついところがある。富士山は見えず。

   

 戻ってテント撤収していると登山者1名2時間ちょっとでここまで来ている。

 わたしの三分の一。恐れ入ります(まあ私が亀さんなんですが)

 千本ツツジまでの巻道を行ってみたが、途中で雪に埋まり1mほど滑落し、断念。

 稜線をたどる。かすかに足跡はあるが、踏み固められるほどではなく人影もなく静かなもの。

 

 考えてみると今回の山行は、人のいないところをあえぎあえぎ進むことを夢想していたみたい。

 軽装の元気な人がスイスイ大勢歩くルートはお呼びでないと思ったのかも。

 水3リットル増えるとまたきつい。硬そうなところを探りつつ進が時々膝までズッポリ。

 日当たりが強く、だんだん雪がグツグツになり、歩きにくいこと。

 

 途中奥多摩駅より石尾根縦走の人に出会う。

 ここまで標準時間で来たとのこと。すごいパワー。(雲取山まではちょっと無理か)

 当人無理ならブナ坂でビバークも考慮とのこと。七ツ石小屋のテント場紹介。

 グズグズの雪に足を取られながら、高丸山・日陰名栗山を越えるとやっと小屋。

 人影もなく広い展望の稜線を歩くのは、素晴らしいが今日も本当に疲れる。

 真冬なら、すっきり富士山が見れるのだが、今日は見えず。

   

 

03月13日(木)

 06時00分 出発

 06時40分 鷹ノ巣山山頂

 07時40分 鷹ノ巣小屋

 今日このまま帰れそうな天候。天気予報によると、昼頃から雨、夜には強くなるらしい。

 明日は晴れるということなので、もう一日ここに逗留することにする。

 まずは鷹ノ巣山へ登る。日はさしているが不気味な黒い雲が早いスピードで流れている。

   

 そんな訳で遠望は出来ないが、石尾根・雲取山・長沢背綾なでよく見える。

     

 小屋に戻り、雪かき。入口と、トイレに積もった雪を書き出す。

 雪はトイレの中まで、吹き込んでいる。

 雪の下の氷は、頑丈で、なななか剥がせない。適当に終了。

  

 後は一杯。まあ雪があるから水の心配なし(ちなみに水場は雪に埋まっている)

 のんびり一日を過ごす。午後3時頃は小雨、風が強くなる。気温は7度ほど暖かく氷も溶けてくる。

 再度氷を剥がし、後は自然に任しましょう。

 夜になって雨が強くなってきたようだが、予想よりは大したことがない。

 気温が高く、雪はグズグズの状態。深夜トイレに行く時も足が沈む。

 03月14日(金)

 06時00分 出発

 09時30分 登山口

 11時00分 峰谷バス停

 雪はグズグズ。水場周りからトラバース地点は、滑って落っこちると大変なので、より慎重に

 足元を確保しつつ進む。尾根の下りに入ってやっと一息。雪が緩んでいるのでところどころ

 埋まっているところがある。

   

 尾根下りに入ると、気に白い印が有り、ポイントでは赤いテープもあるので

 ルートは問題なし。

   

 登山口まで降りて一服。霧が出ていい風景。

 

 車道をちょっと降りて、又登山道に入るが、ここからまた難儀。

 上から崩れた雪が道を上、小枝が道を塞ぐ。重装備の身としてはかなりつらい。

 車道に出て、一服。後はバス停まで余裕だが、小屋、ビニールハウス等崩壊が目立つ。

 今回の被害は相当なものだろう。崩壊箇所も出てくるかもしれない。

 幸い家屋で被害状況は見当たらない。

 今年の雲取山~瑞牆山への縦走はいつごろ行けるのだろううか(雪が深そう)

 バス停で一時間半程時間があったので、ラーメン作り一杯飲む。

 

 例によって岩のりわさび奥多摩「山城屋」で買って帰宅。

 体力・気力のないぐうたらな山行き。気分次第では同じ場所に2泊もして飲んでいる。

 そんな登山なので、誰の参考にもならないでしょうが、これが楽しい。

 山の声・風・心を楽しみつつ、ぐうたらな登山を楽しんでいきたい。

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3 コメント

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こんばんは (チューサン)
2014-03-22 19:04:16
突然お邪魔します。
チューサンと申します。
3月11日(火)鴨沢から登り始めた時にお会いしたものです。私はニューのザックを背負っていました。デジカメを途中に忘れたと言って戻ろうとしたら、腰にぶら下げていたことを忘れていたドジ野郎です。

登り口のところで一服されていた方ですね。
私はあのあとブナ坂から雲取山に登り、雲取山荘に泊まり、翌日往路を戻りました。

鷹ノ巣山方面に行かれたのですね。
テン泊、避難小屋泊でゆっくり山を思う存分楽しんでいらっしゃるご様子。酒を愛し、山を彷徨う。私と全く同じです。またどこかでお会いするかもしれません。私は火、水曜休みなので山はどこも静かです。ブログ、お気に入りに入れさせていただきました。
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昨年の秋・稲村岩尾根で・・・ (チューサン)
2014-03-23 13:19:39
昨年の秋、11月6日(水)午前9時半?ころ、稲村岩尾根のコルに出る辺りですれ違っていました。貴殿の昨年の記録を読んでいてわかりました。あの時の貴殿はとても印象に残っています。私は地下足袋姿で「成田からきました」と、挨拶しました。
 通算2回会ったというわけですね。
またどこかでお会い出来る気がします。
返信する
(チューサンへ)お返事 (KASAGO)
2014-05-19 14:59:10
お互いマイペースで、山を楽しみましょう。
私は実力もないので、分相応にこれからも行くつもり。
変な山歩き(ぐうたらな)で人の参考にはにはなりませんが・・・
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