登山メモ

酒飲みの登山メモ

2016年09月26日下の廊下(黒四ダム~欅平)

2016年09月29日 | 日記

3人で天候を気にしながら歩いてきました。

09月26日(月)

 千葉駅より特急南小谷行きで信濃大町下車。

 バスで扇沢へ。扇沢よりトロリーバスで黒部湖へ。

    

 食事・休憩後、徒歩でロッジくろよんまで30分程。

 雨も降ってきて、明日の行程が不安。早々に就寝。

 

09月27日(火)

 05時00分 出発

 06時00分 黒部ダム

 10時10分 黒部別山谷出合

 12時30分 十字峡

 15時20分 東谷吊り橋

 17時00分 阿曽原温泉小屋

 夜から星が見える快晴。

 宿から出発後、Aさんポール忘れ引き返す。

 同宿のメンバー二組ほどに追い越される。

 ダムの構内を通り登山道に入る。

 一般客が安易に入らないように極力表示は抑えてあるので

 早朝出発する人は、駅員に事前確認してください。

 親切に教えてくれます。

 車道をちょっと歩くと、登山道の急坂がダム底まで続く。

 側を渡るが橋があるので、観光放水の影響はない。

  

 黒部別山出合の手前までは、上り下りのガレ場・ザレ場他。

 渓流のそばも歩けるのでそれなりには楽しめる。

 岩壁のふちを歩き始めて、「黒部別山谷出合」に到着。

      

 雪のアーチを渡る時はあっさり通過できるが、無雪

 ロープを使って沢に下り、また登る。

  

 ここからが難所。

 通線は切れ、足元は落石が積み重なっている。

 先頭のIさん完全にびびっている。

 体が硬く、足元の運びもおかしい。

 まあ半分以上意図した順番で、この先の経験積んで欲しい気なのだが

 意図は感じないでしょう。それでも先に進む意思は立派なもんです。

 十字峡までは、結構通線が切れている。

 ここが一番の絶景で、はるか下に黒部の渓流が美しく流れ。道の下は

 ずっと断崖絶壁。心は高揚するばかり。最高の気分。

 山頂を目指すだけが、山歩きではないと実感できる瞬間。

 十字峡の吊り橋の手前にちょっとした広場が2か所あり

 下の広場の石に矢印があり、十字峡の全貌が眺められる岩盤まで

 降りられる。

 時間の都合上、パスしたが残念。

      

 この先でIさん足がつってしまう。体力には問題ないのだが逆に

 自信がありすぎたよう。ポールを渡しなるべく足に負担がかからないよう

 サポート。

 こちらは体力がなく、登りでは追いつけないので意外。

 東谷吊り橋で、男女2人組追いつく。

 扇沢からの始発便で来たとのこと。

 男性大分消耗しているようだが、3時間ほど後に出発されている。

 私のグループのペースは、テント泊25キロほどの荷で私が歩いているペース。

 まあこの分なら、明るい内には着けそう。

 仙人ダムの構内を抜け、最後の登りでは、Iさんがんがん登れる。

 やはりハートが一番の問題そう。

 私にしても久しぶりに山へ登ると「奥多摩」の山の斜面でも怖い。

 まあ慣れでしょう。「思い込み」で先を閉じては惜しいです。

 今度はAさんがおかしくなる。こちらは体力か腰の問題か。

 私もあえがあえぎ水平道へ到着。くだんの男女一組も到着。

 下りに入ってもAさんかなり苦しそう。

 結局12時間かけて小屋到着。

 小屋から下って、ちょっと離れた風呂に入る。

 登りはかなりきつい。2人ともすいすい行く。

 これまでの行程の憔悴どこにいったのだろう。

 こちらは、一歩一歩ふみしめ登るばかり。

 おいしい夕食を頂き就寝。

   

09月28日(水)

 06時20分 出発

 09時20分 折尾谷

 10時20分 志合谷

 12時00分 欅平展望台

 13時10分 欅平駅 

  食事休憩後13時50分 出発

 14時40分 祖母谷温泉小屋

 真夜中より雨。本日は朝食を頂きゆっくり出発。

 昨日黒四ダムから来た10人組今日は戻るそう。

 かなり条件きつく大変。

 こちらはまず最初の登りが難関。二人とも足取りしっかり登って行く。

 私は大汗かいて遅れ気味。

 志合谷を過ぎてIさん足取りおぼつかない。

  

 草で下が見えない地点はスイスイ行くので完全にハートの問題。

 昨日お会いした男女一組。送電塔2つ目からは下りとなり

 スイスイ追い抜いていった。

 Iさん断崖見えなくなったら快調。

 展望台からの下りは足元しっかりしているが、Aさん極端に遅くなる。

 最後の休憩直後から強雨。下りは本当につらそう。

 欅平駅の食堂で食事・休憩後祖母谷温泉へ出発。

 林道のゆるい登り、二人は快調に進むので勝手に先に行かせる。

 宿の親切な対応で、濡れたものを乾かし、ビール持参で露天風呂へ。

 夕食では「いわなの骨酒」注文。同宿は夫婦一組のみ。

      

 あすトロッコツアーで欅平から地下発電所見学して黒四ダムまで行き

 室堂宿泊予定なそう。2日かかりの所を簡単に一日で行ける。

 募集倍率半端じゃないみたい。

09月29日(木)

 08時00分 出発

 08時40分 欅平駅

 トロッコ・富山地方鉄道乗り継ぎ「黒部宇奈月温泉駅」より帰宅。

 今日も雨。二人とも快調に駅に向かう。

    

 ボックス車両に乗車。窓は曇って展望はよくない。

  

 電車乗り継ぎ「黒部宇奈月温泉駅」より新幹線で東京駅へ向かう。

 富山・金沢へのアクセスは本当に便利になった。

 車中でビールで乾杯。東京駅で別れる。

 

 感想

  Iさん体力は十分。熱中症対策、ポールの活用等々、自分の

  体力過信せず、ペース配分とハートを鍛えればもっと高度な

  コースを楽々と歩けそう。

  Aさん、腰の持病があり、トレーニング不足と思われるが

  私よりよっぽど体力はある。ペース配分が大事。

  

  私はこれ以上の脚力は望めないが、上半身の筋力トレーニング不足を

  自覚した。自宅でのトレーニングに励もう。

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2016年09月14日雷鳥沢・剣岳

2016年09月19日 | 日記

今回も剣沢雪渓へ行こうとしたが、室堂の登山情報で断念。

そうなるとせっかく来たのだから「剣岳」へのピストンしかない。

09月14日(水)

 富山より室堂入り。40分程歩いて雷鳥沢キャンプ場到着。

  室堂ターミナルの登山情報で、剣沢雪渓~阿曽原温泉~欅平のルート断念。

 今日も体調不良で、夕食らーめん一杯。酒も飲めない。

  

 ルートも考え、明日は剣山荘泊・テントは張りっぱなしで

 軽装で行くことにする。ここは幕営料一日目500円、2日目以降500円

 で何日泊まっても1000円という珍しい料金。4泊に変更。

09月15日(木)

 05時30分 出発

 07時40分 剣御前小屋

 09時40分 剣山荘

  荷が軽く空気が冷たいので、汗もかかずマイペースで登る。

  

 あっさり剣御前小屋まで到着したのには驚いた。

 剣山荘までは、剣沢経由のルートもあるが今日は直接のルート選択。

 道はかなりきつい。案内板には60分と書いてあったがとても無理。

    

 

 最初は、ザレ場の急坂。ズルズル滑り落ちる。慎重に足をふんばる。

 次はガレ場・岩場の連続。雪が残っているときはスイスイ行けそうだが

 バランス感覚が悪く、荷が軽すぎるので難儀。疲れは全然ない。

 まあ時間は余りあるので、無理せずのんびり歩く。

      

 小屋に到着して、休憩後「一服劔」まで偵察。

 もう下山者多数。みなさん健脚。

  

 山頂から眺めると、前劔への登りが大迫力で迫って来る。

 明日あそこを登るのかと思うと、気が重い。

    

 山頂で時間調整。くたびれた様子で、下山者続々到着。

 風が冷たいので、早々に小屋へ戻る。

 小屋で手続き済ませ、ビール二杯。

 今日はお酒はこれで打ち止め。

 夕食はカツ・魚のコブ締め等々なかなか美味しかった。

 朝食は弁当予約。

09月16日

 04時20分 出発

 05時10分 一服劔

 08時10分 劔岳

 10時50分 一服劔

 11時30分 剣山荘

 13時30分 剣御前語や

 14時50分 雷鳥沢

  早朝食堂には、お茶・お湯・オニオンスープの素が準備され、弁当組

 食事している。

 暗い内に出発。ライトの光が弱く、後から来るグループの光便り。

 先にいかせ、ルート確認しながら登って行き、一服劔では余も明ける。

 いったん下り、いよいよ「前劔」へ取り付く。

 最初はガレ場、次は鎖場。まずは前劔に到着。

 ここから一旦下り、平蔵の頭への登りとなる。

      

 ここの鎖場も厳しい。次は「カニノタテバイ」

 鉄棒を足掛かりに登って行くが、最終地点で足が届かない。

 頭を冷やすと、鎖のボルトがあるではないか。

 カッとなってはいけない。懸垂力不足痛感。

 最後の登りは、ガレ場。かなり体力消耗しているのできつい。

 山頂は360度の展望。行者さん一人法螺を吹いて下山。

      

 下山時の「カニノヨコバイ」最初の足掛かりは難なく突破。

 赤いペイントが塗られている。

 縦に下る場所がよっぽどきつい。

 一番こたえたのは、前劔からの下り。長くきつい岩場・ザレ場。

 行先が良く見える分、疲れる。

 底までつけばもうこっちのもの。

 テロテロ一服劔まで登ればあとは小屋まで下るのみ。

 さんざん怖い目に会っているので、鎖場の楽。

 小屋で一服し今日は「剣沢ルート」で雷鳥沢へ向かう。

 通いなれたるルートで、足元不安な所もない。

 まあ残雪時以外、こちらのルートの方が楽。

    

 剣御前小屋からの下りはスピードアップ。

 意外に早くキャンプ場に到着し一杯。

09月17日(土)

 06時15分 出発

 07時15分 室堂

 08時00分 天狗平

 08時50分 室堂

 10時00分 雷鳥沢

 今日の夕方から雨の予報。早々に退散するのがベストだが何となく

 物足りない。

 雨を覚悟でもう一泊。室堂から天狗平周回。

      

      

 ターミナルでビールロングサイズ2缶購入しキャンプ場へ戻る。

 早速一人酒盛り。午後から雨が降り始め土砂降り状態。

09月18日(日)

 雨・強風で停滞

  雨は構わないが、時折突風が吹く。2回ほど室堂までの道で

 痛い目に会っているのであっさり停滞決定。

 雨・風はやむこともなく、テントは最終12張程度。

 設営場所の関係上テントの下へもどんどん水が流れてくる。

 今日は何とか持ちそう。

 一日テント内で酒盛り。これも遊び。

  

09月19日(月)

 06時20分 出発

 06時50分 室堂

  美女平~立山~富山 新幹線で帰宅

  ずっと雨がやまず、とうとう浸水、シュラフまで濡れてくる。

 閉口するが、寒くない分助かる。

 食料はもう一日あるが、帰宅することにし、暗い雨の中テント撤収。

 幸い風はなく、室堂へ到着。雨具等脱ぐと、水溜りができる。

 立山町は雨だったが、富山はくもり。あの雨は何だったのかと拍子抜け。

 

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2016年08月31日薬師が岳から黒部平まで

2016年09月09日 | 日記

台風等諸事情により長期間無聊をかこってしまった。

今回は、精神・肉体のトレーニングと現在の状況確認の旅。

なお初めて見る人にお話しておきますが、非力な私が重い荷物を

しょってトボトボと歩いている記録なので、タイムは参考になりません。

08月31日(水)

 東京~富山 新幹線

 富山~有峰口駅 有峰口駅~折立

  有峰口からのバスの到着は13時30分過ぎ。ご夫婦一組は

 出発されたが、こちらは宿営地まで到着する自信がないので

 バス停直近のキャンプ場で一泊。

 広いキャンプ場で、調理場・水・トイレが完備。今日は車で来た

 4張り程度の宿泊者。駐車場は満車状態。

  

09月01日(木)

 05時00分 出発

 07時40分 三角点

 11時20分 太郎兵衛小屋

 12時00分 薬師峠キャンプ場

  明るくなってから出発。

 早速急坂の連続。矢張り体力不足は否めない。

 車中泊組・テント泊組どんどん追い抜いていく。

 三角点手前で休憩していると、足取りがおぼつかなさそうな

 男性一人。三角点のベンチでまた出会い、後をついていくペース。

 大分苦しそうだが、こちらはもっと遅い。

  

 気になった事。ストックのキャップを外している人が多数いる。

 登山道を削るし、岩の場所では滑る。締まった雪や氷の場所以外

 キャップは付けていきましょう。

 三角点上部に入ると、段々道は緩くなり、木道も多くなる。

    

 ここから太郎兵衛小屋まで長い。薬師岳の山頂付近は霧が出てくる。  

 小屋に到着すると、テント泊していた男性2人組ビール飲んでいた。

 テント泊の手続き済ませビール購入。1リットル缶がありびっくり。

    

 テント場は15分程度。トイレがあり(水洗)水も潤沢で冷たくおいしい。

 前述の男性一人は薬師小屋へ向かう。

    

  

09月02日(金)

 05時20分 出発

 07時40分 薬師小屋

 09時40分 薬師岳

 11時40分 北薬師岳

 14時10分 間山

 15時40分 スゴ乗越え小屋

  前日あった男性2人組は、薬師沢から沢登りし一周して戻って来る予定。

 テント場から、ガラガラの急坂の連続。木道に出るとやっと展望が開ける。

   

 薬師小屋からは、ざらざらした長い道。皆元気に登って行くが、足取り

 重く、すぐ見えなくなる。

  

 山頂はいい天気で眺望を楽しむ。

  

 ここから北薬師岳の先のピークまでがかなりきつい難所。

 地図では簡単に行けそうだが、えらく時間がかかる。

  

 テント組も含め結構な人が「スゴ乗越え」方面からやってきた。

 このコースでは、ここと明日行く「越中沢岳」への登りがきつい場所。

 最初から地図の時間は信用していないので焦りはない。

 慎重にガラガラの岩を伝って、先へ進む。

 途中霧が出てくるが、印がしっかりあるので迷うことはない。

 途中結構な人に出会う。皆「五色が原」から来ている人。

 スタミナも含め私には無理な行程。

  

 間山あたりから、道も下りになり楽になる。

 「スゴ乗越え小屋」のテント場は、私も含め3張のみ。

 営業中は水あり。

   

09月03日(土)

 05時20分 出発

 06時30分 スゴ乗越え

 12時10分 越中沢岳

 15時10分 鳶山

 16時10分 五色ケ原小屋

 16時40分 キャンプ場

  越中沢岳への登りは、覚悟していたがかなりきつい。岩をよじ登り

 最初のピークに到着すると、単独女性が五色が原方面から登って来た。

 昨日ほどではないが、結構な人が歩いてくる。

  

 二つ目のピークの途中で印を見落とし、危ない目にあう。

 くたびれると注意が散漫になる。

 越中沢岳に到着する頃からキリが出てくる。

 時間が心配だが、鳶山からは道もはっきりしているので

 何とかなると思いながら進む。

  

 木道が続き、小屋が見えてホット一息。

 小屋で手続きを済ませ、ビール購入。

 20分程先のキャンプ場に向かう。

 トイレ・水場あり。結構な数のテントあり。

 あさって一の越小屋から「ロッジくろよん」まで行くか

 室堂から帰るかで、止まる場所を決めることにする。

09月04日(日)

 05時00分 出発

  小屋経由で行くが、標識見落とし、キャンプ場まで戻る

 07時00分 分岐点

 10時00分 獅子岳

 13時10分 竜王岳

 13時40分 一の越山荘

  小屋まで行きビール缶返却。

      

 早速竜王岳目指すが、標識見落としキャンプ場へ戻ってしまう。

 道を戻り、分岐点の印を探す。覚えていれば何と言うこともないが

  見落としやすい分岐点。

 まずは「獅子岳」への登り。下から見上げると長いが今日は余裕の

 行程なので、のんびり登って行く。日差しが強くかなりばてる。

 「獅子岳」から「竜王岳」への登りは少し楽になる。

 何人か軽快に追い抜いていくがマイペースで山頂到着。

 霧が出てくる。一の越へ向かう途中雨が降って来る。

 すぐやむが、今日は「一の越山荘」泊まりとし明日の天候次第で

 コース決めることにする。

  

 15時頃から雨が本格的になる。

 宿泊者10人ほど。

09月05日(月)

 07時00分 出発

 08時00分 一の越東

 11時40分 黒部平

  ケーブルカー・トロリーバス乗り継いで扇沢へ

  信濃大町駅より帰宅。

 晴天だが午後から雨の予報。とりあえず「黒部平」まで歩いて

 黒部湖まで下ってもう一泊するか、ケーブルカー・トロリーバス乗り継いで

 帰宅するか決めることにする。

 「一の越東」まではなだらかな道。

   

 ここから一旦下まで下り、登り返す。急坂でガラガラ。

 登り返して「ロープウェイ」の下を下る場所からは、草・笹が

 道にかぶさっている。道はしっかりしているので迷うことはない。

    

 「黒部平」に到着すると、霧が出てくる。

 天気予報とおりなので、このまま帰宅することにする。

  

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