登山メモ

酒飲みの登山メモ

2016年05月06日雁坂峠・甲武信岳・国師ヶ岳・金峰山・瑞牆山

2016年05月12日 | 日記

つらつら考えるに、登山で高揚した達成感は余り感じていない。

行くまでの経過、到着後の楽しみ等々(いつもヘロヘロですが)が重要で

山頂に到達したとか、どこまで歩いたかとかの結果はどうでもよくなってきている。

当然どこの山へどれぐらいで行くか、どんなルートで縦走するかとか、

計画し実行できたときは満足するが、これを絶対頑張って制覇するという気はない。

山は達成するものでなく、楽しむものと思っている。

05月06日(金)

 09時50分 西沢渓谷「道の駅」

 11時10分 登山口

 16時20分 雁坂小屋(小屋泊)

   連休の間の平日。バスの待合者は前回よりは大分少ない。

  ザックに吊るしていたボトルの紐が切れ、最初のアクシデント。

  急遽ペットボトルで対処。

  西沢渓谷の直前にある「道の駅」で下車。風が強い。

  雁坂登山口の表示に従い林道を、「沓切沢橋」まで歩く。

  

  ここから登山道。沢筋に沿って進むので、増水時には注意。

  

  沢を離れると、急坂のジグザクの登攀。

  このころから天候が怪しくなってくる。

  ここまで、追い越す人、降りてくる人ぽつぽつ。

  峠に到着する頃には、風雨が本格化。

  テント設営面倒なので、小屋泊まりとする。

  ここは素泊まり基本なので注意。

  テント泊数人(内単独女性2人)小屋泊3名。

  ここでサブザック・ポリタンク忘れたこと判明。予定行動に多大な影響。

  別棟で、夕食兼宴会。管理人さん、小屋泊3人、テント泊女性2人

  で談笑。女性一人は、2泊3日で瑞牆山から、雲取山まで縦走予定。

  とても真似できません。

  自家製燻製肉の煮込みを、皆にふるまったが好評でした。(?)

  トレイルラン3人(テント泊)も参加。

  それぞれ面白い話を聞かせて頂いたが割愛。

  外は風雨が吹き荒れていたが、ストーブの暖もあり楽しい一夜。

  寝所も快適で、熟睡。

05月07日(土)

 05時50分 出発

 06時10分 雁坂峠

 08時20分 雁坂領

 09時10分 東破風山

 10時10分 西破風山

 14時10分 甲武信小屋

  朝には雨も上がり、時折霧が流れるが、小屋前の展望楽しむ。

    

 雁坂峠は、風が少々強い。早々に破風山へ向かう。

  

 まずは雁坂領までの登り。着いたと思ってもまだ先がある。

 雁坂領は水晶山よりは開けているが同じような雰囲気。

    

 いい雰囲気の森の中下っていき、破風山へ登り返し。

 東破風山から西破風山の間はゴロタの連続。

 重い荷で難渋。今日は両方とも展望よし。

  

 下りもガラガラの岩場。慎重に進む。

 破不山避難小屋のストーブ周り木っ端が散乱。掃除してから出発しましょう。

 くたびれてきたところで、甲武信小屋への登りが始まる。

 行けども行けども、賽の河原に到着しない。食事休憩含めここはゆっくり

 ゆっくり進む。

 小屋への巻き道に入ると、残雪がしっかりある。深くはないが小屋まで

 続く。氷張っている所もあるが、アイゼン付けなくても大丈夫。

 小屋に到着すると、意外に張ってあるテントがない。

  

 いつもの場所にテント設営。昨日一緒にお話しした女性、従業員で

 お出迎え。私が出発したころには、テント撤収もしていなかったけれど

 何時間前に小屋に到着していたのだろう。

 小屋の旦那に水補給用の空ペットボトル無いか相談したら、

 忘れ物の750ミリリットルのポリタンクくれた。感謝

 山頂へは行かずテント場のベンチで一杯。

 学生グループ、親子、単独者とぽつぽつ到着。

05月08日(日)

 05時00分 出発

 05時30分 甲武信岳

 06時30分 水師

 07時30分 両門の頭

 14時30分 国師が岳

 15時40分 大弛小屋

  ここのルートは展望は少ないが、すごく好きな所。

 倒木が多く苔むしている。ゆっくりのんびり歩きたいところだが

 長い。雪や道迷いでビバークも何回か経験しているので、一泊分の

 水確保して出発(ちなみに水場なし)

    

    

 水師までは何となく快調に進む。(ここもビバーク経験あり)

 両門の頭の展望は今日もいい。

   

 国師のタルからいよいよつらい登りが始まる。

  

 上に行くほど雪が深くなる。一歩一歩雪を削り進む。

 分かっているが、息が上がる。気力はないが足を進めていけば

 やがて目的地には到着する。なーんて考えでひいこらひいこら。

  

 東国師ヶ岳から大弛峠までは木段の連続。

   

 車で来て山頂までハイキングするには最適のコース。

 ちなみに塩山側道路開通は6月1日。駐車スペースはそう大きくないので

 週休はすぐ満杯。

 雪がかぶさっているところもあり、ゆっくり下って行ったので意外に

 時間がかかった。

 今日は、小屋の管理人下山中。宿泊場所にある料金箱に料金入れ

 テント設営。

  

 テント場につぶしたビール缶数個放置発見し回収。山でテント張る人間でも、

 常識はずれはいるもんだ。

 4時過ぎ一人テント装備の人金峰山方面へ通過。今日はどこまで行くのだろう。

 真似できません。

 

05月09日(月)

 04時20分 出発

 06時40分 朝日岳

 08時50分 金峰山

 10時30分 砂払いの頭

 11時45分 大日岩

 13時40分 富士見平

  霧が出ており、風もある。

 期待・不安半々で出発。

 朝日岳・金峰山とも視界良好。下は雲海状態。

      

     

    

 金峰山から砂払いの頭の岩場の下りはいつものように苦戦。

  

 稜線は風が強く、霧が流れる。ここは本当に好きな場所。ここを歩かなければ

 金峰山歩く意味はない。

 大弛峠からピストンで金峰山へ登って満足してはいけない。

 せめて「金峰山小屋」へ一泊して夕暮れ・朝の風景を味わって欲しい。

 山は登るだけが目的ではありません。

 ここから大日岩までは、森の中石がゴロゴロの急坂。

 いつも大日岩に登ってみたいと思うが、時間の都合上パス。

   

 またまた急坂。大日小屋のテント場パスし富士見平へ向かう。

 あっさり到着するつもりだが、結構時間がかかる。

 これから「金峰山小屋」へ向かう人数組と出会う。頑張ってください。

 小屋に到着すると下山中。料金入り口ドアの料金箱へ入れテント設営。

 ここの水はおいしい。ウイスキーの水割り最高。テント一組。

 夕方から雨模様。テント4張りほど。

  

 夜中どしゃ降り。

05月10日(火)

 05時30分 出発

 08時00分 瑞牆山

 10時20分 富士見平

 朝になったら日が差している。山頂まで雪無し。

 このコースは岩場・ゴロタの連続。テープと道筋を見極め登っていく。

 素人の私としては、こんなことも楽しい。なにしろ一人で他に誰もいないので

 自分で考えながら登って行かなければならない。あっちを行ったほうが

 楽だったのにというところ多数。結局往復する間誰にも会わず。

 サブザックあれば、不動滝・瑞牆山自然公園経由で戻ってくる予定だったが

 ピストンする。

    

     

    

 このままテント撤収して、帰宅できるがもう一泊決定。

 のんびり飲んでいると、荷を担いだ丹那一行登って来た。

 お茶に誘われ、お土産の味付け海苔(千葉産)持参して伺う。

 明日から国体の参加のため高校生300人ほど来るそう。 

 バックアップも大変でしょう。

 罵詈雑言の小屋へのブログ他いろいろお話しました。

 まあ匿名の罵詈雑言は、話半分鵜呑みにしないこと。(2チャンネルレベル)

 普通の人には普通に対応してます。(毎年伺っておりますので分かっております)

 面白い話で1時間も過ごさせて頂きました。

 テント場周辺明日に備えて、小屋の二人清掃作業。

 ごみの多さに驚く。山登りする人はそれなりに自覚が」あると思っていたが

 そうでもないみたい。

 撤収時には、自分の周りを確認しましょう。(最初からごみまき散らす人は

 論外ですが)

    

 夜は雨。昨日よりかなり強い。

05月11日(水)

 07時10分 出発

 08時10分 瑞垣山荘バス停

 朝水溜りにテントあり。おととい設営したとき覚悟していたが

 想定通り。

 小雨状態でテント撤収。まあこれもトレーニング。

 瑞垣山荘バス停から帰宅

  

コメント
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