今シーズンは完全に雨男。
8月30日より9月10日まで南アルプス歩いてきましたが、ほとんど雨。停滞2回。
どんなところが、風の道になるか、雲の流れと天候予想身をもって体験しました。(自己流です)
08月30日(金)
静鉄ジャストライン・椹島ロッジのバスで椹島ロッジまで。
畑薙第一ダムは雨量が少なく干上がっている。北アルプス・東北とは大違い。
椹島ロッジは、テント場、登山小屋、一般宿舎がある。自炊棟もあり、風呂にも入れる。
今回は、登山小屋へ素泊まり」。学生グループ2組、赤石岳からの下山者1名。
一組の大学生グループはOB(指導者)と3年生1名(リーダー)1年生3名で赤石から二軒小屋経由で
笠ヶ岳yへ行くらしい。
こちらは台風接近も考慮して、とりあえず聖平まで行き、停滞も覚悟

08月31日(土)
06時45分 聖岳登山口
08時15分 聖沢吊橋
12時50分 岩頭滝見台
14時50分 聖平小屋
今日で、静鉄ジャストラインは終了。後は井川観光協会のバス・大井川鉄道を利用するしかない。
06時30分周発の椹島ロッジのバスで、聖岳登山口で途中下車。
晴天で、8人ほどのグループ先行で、登り始める。あゆみが遅いなーと思っていたら
一人足をくじいたらしい。一人下山したら、あっという間に抜いていった。

付き添いの一人も途中で抜いっていって、後は一人。急坂をヒイコラ進んで、小屋到着。
今にも雨が降りそうなので、慌てて、テント設営。風があり
この小屋の接待では、フーつポンチが振舞われる。疲れた体には美味。
風も出てきて、設営苦労するがこれもトレーニングの一環。

10月01日(日)
停滞。ツアーグループは聖岳経由百軒洞小屋へ向かったが、雨の中向かう気なし。
単独のベテラン光岳へ、ペアは茶臼へ出発。
こちらは一日テントで過ごす。一日中雨風。

10月02日(月)
05時00分 出発
08時15分 前聖岳
15時30分 百軒洞小屋
朝方日もでていて今日はいいかも。ところが小聖岳から天候急変。
前聖岳では暴風・霧。ここから兎岳までが最大の難関と思っているのに・・・・・
聖平から登ってきた人は皆戻っていった。

強風の中案外スムースに聖兎のコルに到着。ここから兎ガ岳まで強風の東リ道。
幸い風よけの場所が多数あり助かるが、猛烈な風には恐怖すら感じられる。
兎ガ岳の避難小屋で停滞も考えたが、少し風も収まったので、先に進む。
ここから中盛丸山までは強風・大雨でヘロヘロ。百軒洞への下りの道で一服して
やっと人凝ちがついた。
小屋に到着した時点で、テント張る気力なし。夕食・朝食含め小屋泊まり。
全身ずぶ濡れ、ザックは結局次の日まで乾かなかった。
ツアーのグループはあすの天気での行動をいろいろ検討していた。(聖から光)

09月03日(火)
06時00分 出発
10時15分 赤石岳
13時00分 荒川小屋
朝は天気。ツアーグループ他みな元気に、聖へ向かう。
今日は荒川小屋までの予定なので、余裕。
ところがまたまた、百軒平からの急坂に取り付くと天候悪化。
霧・風が出てくる。

赤石岳の山頂は、強風・展望なし。

軽装の男性一名、百軒平からの上りで追い抜いて言って同じコースを戻ってきたが、どこから入ってどこから帰宅するのだろう
(当然自家用車できたのだろうが)
荒川小屋に到着時には、天候回復。早速テント設営。濡れたものを干していると、ヘリコプターが来るので
吹き飛ばされないよう、注意とのこと。

小屋の方急病で、緊急搬送とのこと。
ご無事を祈るのみ。
さすがに風圧は厳しく、シュラフが吹っ飛ばされた。(搬送終了と誤判断後)

久方ぶりの晴天で迫力ある荒川岳が楽しめる。

09月04日(水)
05時40分 出発
08時30分 前岳
11時40分 高山裏避難小屋
晴れ今日こそは楽に行けると思っていたが、分岐点までの急坂で霧・風が出てくる。

鹿対策の防護柵設営の作業者3名軽快に登ってきた。よろしくお願いします。
尾根から、樹林帯までは暴風状態。吹き飛ばされないよう一歩一歩踏みしめて歩く。
小屋への途中の水場で水4リットル確保。
天候はめまぐるしくかわっているが日差しも強く、濡れたものを干していると
15時ころ沢登りの3人組登場。イワナ入れ食いだったとのこと。タフな連中。
明日は二軒小屋までいくとのこと。こちらは避難小屋泊まりだが、テント泊。

09月05日(木)
05時40分 出発
07時00分 板屋岳
10時40分 小河内岳
14時20分 三伏峠小屋
夜中強雨。出発逡巡したが大日影山あたりから晴天。
小河内岳周辺の展望楽しみ、三伏小屋と水場の分岐に到着。
若干天候悪化してきたが、今夜の水補給して小屋へ到着。
今日はテント私だけ。夜には一雨あったが星空も見えた。

09月06日(金)
06時20分 出発
08時00分 本谷山
10時30分 塩見小屋
今日は一番短い行程。次の日は熊ノ平小屋の予定だが、
行程が長いので無理せずここで終わり。小さい小屋なので完全予約制。
元気な人は自家用車で、鳥倉ルートから日帰りする。今日も大勢の人がひたすら登ってくる。
こちらは余裕がありすぎるので、なるべくゆっくりあるくが、午前中に到着。
暇なので、軽装で西峰まで行ってみる。
定番の夕食は、なかなかのもの。れんこんの揚げ物が特にお気に入り。
7人ほどの宿泊客で快適に過ごす。
山は、ピーク制覇だけが、楽しみではありません。余裕を持って山小屋にも泊まっていただきたいものです。
