【戦争の現実・・・広がる精神疾患】
アメリカ・テキサス州のフォートフッド陸軍基地でイラクから帰還した米兵が3人を射殺して自殺した事件をきっかけに、イラクやアフガニスタンの帰還兵に広がる精神疾患が改めて注目されています。
発砲した米兵は2011年にイラクで従軍し、帰国後に心的外傷後ストレス障害(PTSD)の症状を疑われ、うつ病などの治療を受けていたことが確認されており、「心の病気」が事件の原因の一つになった可能性が高いと指摘されています。
同じ基地では09年11月にイラクに派遣予定の軍医が銃を乱射し、13人を殺害しています。
ワシントンポスト紙が発表したイラク・アフガンの帰還兵への聞き取り調査によると、「戦争が心や感情の問題を引き起こした」という人は31%。
両戦争尾帰還兵260万人のうち80万人以上にのぼります。
「怒りの爆発がある」「配偶者との関係で問題を抱えている」という人はそれぞれ41%と45%。
さらに、1日平均22人以上が自殺しているとされるなか、51%が「個人的に知っている米兵、帰還兵が自殺か自殺未遂をした」と答えています。
この事態を受けて、アメリカでは反戦平和団体や退役軍人とその家族でつくる団体などが帰還兵への支援の強化を求めています。
いま、日本では集団的自衛権行使容認という詐欺的な手法で海外での武力行使を可能にしようという動きが強まっています。
国を守るため、国益のためという抽象的な耳障りのいい言葉の裏にある、戦争の実態に、あらためて目を向けることが必要です。
戦争は、市民も兵士も、直接かかわったものすべてに深刻な犠牲を強いることになります。
本当に国民の命を守るというのなら、憲法9条を守り、話し合いによる紛争の平和的解決の枠組みをつくるリーダーシップを世界の中で、日本が発揮していくことこそ必要です。
アメリカ・テキサス州のフォートフッド陸軍基地でイラクから帰還した米兵が3人を射殺して自殺した事件をきっかけに、イラクやアフガニスタンの帰還兵に広がる精神疾患が改めて注目されています。
発砲した米兵は2011年にイラクで従軍し、帰国後に心的外傷後ストレス障害(PTSD)の症状を疑われ、うつ病などの治療を受けていたことが確認されており、「心の病気」が事件の原因の一つになった可能性が高いと指摘されています。
同じ基地では09年11月にイラクに派遣予定の軍医が銃を乱射し、13人を殺害しています。
ワシントンポスト紙が発表したイラク・アフガンの帰還兵への聞き取り調査によると、「戦争が心や感情の問題を引き起こした」という人は31%。
両戦争尾帰還兵260万人のうち80万人以上にのぼります。
「怒りの爆発がある」「配偶者との関係で問題を抱えている」という人はそれぞれ41%と45%。
さらに、1日平均22人以上が自殺しているとされるなか、51%が「個人的に知っている米兵、帰還兵が自殺か自殺未遂をした」と答えています。
この事態を受けて、アメリカでは反戦平和団体や退役軍人とその家族でつくる団体などが帰還兵への支援の強化を求めています。
いま、日本では集団的自衛権行使容認という詐欺的な手法で海外での武力行使を可能にしようという動きが強まっています。
国を守るため、国益のためという抽象的な耳障りのいい言葉の裏にある、戦争の実態に、あらためて目を向けることが必要です。
戦争は、市民も兵士も、直接かかわったものすべてに深刻な犠牲を強いることになります。
本当に国民の命を守るというのなら、憲法9条を守り、話し合いによる紛争の平和的解決の枠組みをつくるリーダーシップを世界の中で、日本が発揮していくことこそ必要です。