太宰府木うそ保存会

木うその技術伝承と原木育成を目的とした会です。木うその歴史や会の活動内容などを紹介します。

人吉きじ馬絵付体験 その2

2010年05月29日 | 人吉のきじ車

工房へは人吉クラフトパークから車で5分くらいの場所にあります。
人吉市内へ向かう国道219号線のローソンのある交差点付近の黄色い看板が目印です。


突然の訪問にも関わらず、工房で絵付体験をさせていただくことになりました。
絵付するものはきじ馬と花手箱の二つがあり、どちらかを選ぶことができます。
まず、きじ馬の絵付開始!


絵付に使うきじ馬は、前もって木地に白色が塗られています。
そこに模様が鉛筆で書き入れてありました。
使用されていた絵具はターナーのネオカラーというのを使われていました。
これは人形の絵付などにも使われる画材で、重ね塗りに適してるようです。


まず、黄色部分を塗って行きます。くちばしと尾羽部分、花芯を表現します。
住岡工房では木地を住岡忠嘉さんが作り、絵付は奥様がなされているようで、
絵付は奥様に教えていただきました。


次に赤色ですが、背中の三角部分を塗るのが以外に難しいのです。
尾羽を塗るときじらしくなってきました。


次は緑色。これも綺麗に三角に塗るのが難しく…


最後に目と耳部分、「大」を書きいれて、色塗りは終了です。


くちばし部分に棕櫚の葉を結びつけます。


ようやく出来あがりです。奥にあるのが見本のきじ馬です。

所要時間は約1時間、体験費用は1000円です。
ここは木鷽と同じですね。
続いて、花手箱の絵付も体験しました!



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

人吉きじ馬の絵付体験 その1

2010年05月28日 | 人吉のきじ車
人吉クラフトパークには展示館の他に、焼酎館や伝承館、民芸館などがあります。
その一つ、民芸館ではきじ馬の絵付体験ができます。


入り口にはこんな大きなきじ馬が置いてあります。
「ご自由にお乗りください」 乗馬もできます。


民芸館の入り口にはきじ馬と花手箱の由来の看板があります。

クラフトパークを訪れた日は竹トンボの絵付体験だったので、ここでは残念ながら
きじ馬の絵付体験ができませんでした。
しかし、きじ馬職人さんの工房がご近所だったので訪ねてみることにしました。
きじ馬職人、二代目住岡忠嘉さんの工房へ…。

住岡工房
熊本県球磨郡錦町西104-1 tel/fax(0966)38-1020


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

天草・登立天満宮の木鷽 ~夏の夜の鷽替神事~

2010年05月27日 | 登立天満宮の木うそ
人吉クラフトパークのご案内記事で取り上げるのを忘れてました。


熊本県天草の登立天満宮の木鷽です。
羽の巻上げは一番大宰府に似ているかも・・・。

登立天満宮で行われる「うそ替え」は昭和2年から毎年7月24日に行われています。
天満宮の鷽替神事は1月7日や1月25日(初天神)に行われることが多いのですが、
ここでは夏祭として行われています。

神事に参加する参拝者はまず木鷽を購入します。
神事が始まると、声を掛け合いながら、互いの鷽を交換していきます。
最後に、木鷽に記入された番号により景品にあたります。

所変われば鷽替神事も変わる・・・
夏の夜の鷽替神事にも参加してみたいものです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

人吉クラフトパーク石野公園のご紹介 その3

2010年05月23日 | 伝統民芸品

香川県滝宮天満宮の木鷽です。
羽の巻きが頭から足先まで…。
胸の赤が、切りこみ部分に塗られているため、大きな口のように見えます。


大分県北山田(角理天満宮)の木鷽です。
これは目や羽が切り込みによって、横についているのが特徴です。
彩色はありません。
なぜ、このような木鷽になったのか…。


その理由は大分県北山田に伝わるきじ馬にあります。
きじ馬を作る職人が、鷽替神事前に木鷽を作成していました。
そのため、「きじ馬のような木鷽」が作られています。


人吉には彩り豊かなきじ馬が現在も作られています。
展示室には様々な地域のきじ馬・きじ車を観ることができます。

木鷽同様、きじ馬も所変われば…。
ぜひ、人吉市に遊びに行かれたら、寄られてみてはいかがでしょうか(^^)
色んな発見がありますよ!
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

人吉クラフトパーク石野公園のご紹介 その2

2010年05月21日 | 伝統民芸品

展示室に並ぶ郷土玩具は福岡市在住の秋吉元氏のコレクションです。


郷土玩具は土びなときじ馬以外は都道府県ごとに展示してあります。
例えば、これは長崎県・佐賀県・福岡県のコーナーです。


天井には様々な凧がお出迎え…


東京都の木鷽たち
手前から湯島天神、五條天神、亀戸天神


愛知県の木鷽たち
左側から五條天神、桜天神、七尾天神(松尾天神)

東京や名古屋地域の木鷽は丸目で顔黒、胸が赤い鷽鳥らしい形が特徴的です。
七尾天神(松尾天神)は札状の木鷽で、鷽替神事が行われています。
所変われば、木鷽も変わるう~

つづく…
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

人吉クラフトパーク石野公園のご紹介 その1

2010年05月19日 | 伝統民芸品
木鷽を含む全国の郷土玩具を一度に鑑賞するなら、熊本県にある
人吉クラフトパーク石野公園がおすすめです。


五月晴れに鯉のぼりがはためく公園の外観


土びなと全国郷土玩具展 ~秋吉コレクション~
蔵造風の立派な建物が展示館です。


展示館の入り口には凧が貼りつけられたパネルが目を惹きます。


童謡が流れる展示室には多くの郷土玩具がいっぱいです。


太宰府の木鷽も並んでいます。
基本的に都道府県ごとに郷土玩具が並べられ、土びなは別の展示スペースが
ある作りになっています。

つづく…
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マーキングと下草刈り作業は無事終了いたしました。

2010年05月16日 | 定例行事
2010年5月15日(土)に行いました太宰府市北谷での「コシアブラ」の
マーキングと下草刈り作業は怪我もなく、無事に終了いたしました。

朝9時半に竈門神社の駐車場で、「宝満山研究会」の方々と待ち合わせです。
その後、それぞれの代表者がご挨拶。作業場所まで移動しました。


今回初めて作業を行った太宰府市北谷の場所は、博多にある承天寺別院さま
の境内地です。


ここには鎌倉時代の建物と枯山水式庭園跡が見つかった辛野遺跡もあります。
遺跡は市指定史跡になった後、宝満山研究会によって下草刈りを行っています。
そこで史跡の説明を聞き、いよいよ作業を開始。


「コシアブラ」は残しつつ、赤い印を付けていきます。


「宝満山研究会」の方もマーキングにご協力いただきました。


本日は午前中だけの作業でしたが、400本以上の「コシアブラ」が自生している
ことが確認できました。


下草刈りをしたおかげで、日差しが届きやすくなりました。
今後、「コシアブラ」がすくすく伸びるようになるでしょう(^^)

現場には看板を設置し、作業はひとまず終了です。
「承天寺別院さま」、「宝満山研究会のみなさま」本当にありがとうございました。

「木うそ保存会」の皆様もお疲れ様でした。
きっと10年後には立派な「コシアブラ」が育つ森になることを願って・・・
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

5月15日に宝満山北谷でコシアブラの育成作業と下草刈りを行います。

2010年05月11日 | 定例行事
宝満山の内山と北谷の間に所在する承天寺さまの境内地で、コシアブラの
マーキング作業と下草刈りを行います。
さらに、宝満山での作業と言うことで今回は「宝満山研究会」との合同作業と
なります。



日時    ;5月15日(土)AM9:30~作業終了時点で解散

集合場所  ;竈門神社駐車場
       (作業する現場に駐車スペースがあまり確保できないので、
       乗り合わせて移動いたします)

持参するもの;軍手、草刈り道具(鎌や鉈など)、お茶、おやつ
       雨具(カッパなど)

作業工程  ;コシアブラにマーキング作業と周辺の下草刈りを行います。

注意事項  ;今回の作業は「宝満山研究会」との合同作業になります。
       大所帯になり、草刈り機を使用する可能性もありますので、
       怪我をしないように、下草刈りの際にはくれぐれも気を付けて
       作業をいたしましょう。

作業趣旨  ;現在、大分県九重町や中津市まで下草刈りや伐採作業に出かけて
       いますが、将来的にはやはり地元太宰府で「コシアブラ」が入手
       できるようになればと考えています。

       そこで、先日承天寺さまに境内地で自生するコシアブラを育てる
       ために、木うそ保存会で活動する許可を頂きました。
       (くわしい経緯については同ブログの「宝満山北谷でコシアブラを
       育てよう」記事をご覧ください。)
       
尚、ボランティアで作業に参加ご希望の方は、「宝満山研究会」からご参加ください。
「宝満山研究会」についてはブログをご覧ください。
  http://blog.goo.ne.jp/dazaifu2340
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

5月の木うそ絵付体験2

2010年05月10日 | 絵付体験
木うそ絵付体験を始めたのは午後2時前頃…


羽の部分の絵付は、集中力と繊細な筆使いが必要です。


最終段階の目は木うその表情を左右する大切な部分です。
どんな顔になるかな…(^^)


木うそ保存会メンバーが感心するほど、とても上手に仕上がっています。
所要時間は1時間。午後3時に出来あがりました。


最後に出来あがった木うそと保存会メンバーと一緒に記念撮影(^^)
また遊びに来てくださいね。

次回の木うそ絵付体験は6月13日に開催いたします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

5月の木うそ絵付体験とサムライブルーおみくじ

2010年05月09日 | 絵付体験
5月9日は木うそ絵付体験が行われました。
絵付体験前に太宰府天満宮にお参りしたら、境内にサムライブルーが広がっていました。


太宰府天満宮の境内のおみくじはサムライブルー一色で、サッカーワールドカップで
日本を応援する意味が込められており…


おみくじの表面


おみくじの裏面には、日本の旗とヤタガラスがプリントされています。

さてさて、木うそ絵付体験の会場(太宰府館2階)では…

木うそ保存会の職人が2名、丁寧に絵付の仕方を伝授。
どのような木うそが出来あがりますかな?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする