太宰府木うそ保存会

木うその技術伝承と原木育成を目的とした会です。木うその歴史や会の活動内容などを紹介します。

小鳥居小路の木うそ展示をリニューアル!

2015年03月30日 | 太宰府木うそ保存会

太宰府天満宮門前町にある小鳥居小路には、町屋の窓辺を利用して、木うその移り変わり
を紹介した展示をしています。


町屋の改修後、展示のリニューアルを行いました。


太宰府の木うそは350年のあいだ、おなじ形じゃなかったんだよう。
ふくら雀ならぬ、ふくら鷽くんのマメばなし。


江戸時代初期から現在までの木うそがずらっとならんでいます。
江戸時代から昭和8年までの木うそは絵図や文献を参考にして復刻した木うそです。


そのなかでも広報部鳥のお気に入りは昭和8年型の木うそ。
作りがいがありました。


展示パネルには太宰府市民遺産と木うそ絵付教室のご案内


日本語と英語、韓国語の解説シートを貼りだしています。


太宰府天満宮に参詣の折には、ぜひ小鳥居小路にも足を延ばして、常設の木うそ展をご覧
くださいませ~。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

門前まつりの無料木うそ絵付体験は大盛況!

2015年03月22日 | 絵付体験
平成27年3月22日(日)は門前まつり最終日。
午前9時の太宰府天満宮絵馬堂には紫法被姿の太宰府木うそ保存会員が集合。


机を並べたり、絵具を出したりとせっせと絵付体験の準備を開始。


太宰府木うそ保存会で用意した体験用の木うそは全部で360個。


小学3年生以下の子供向けに羽なしの木うそも準備しています。




今回、新たに準備したのは木うその解説シート。
年々増加する外国人観光客向けに、今年度は英語版と韓国語版を用意しました。


門前まつりでの木うそ絵付体験では無料で絵付ができるので、準備が整った午前
9時30分頃にはすでに満員御礼の大盛況…。




韓国からのお客さんもさっそく絵付体験。


紫法被を着た保存会員が絵付の仕方を教えます。


最後に太宰府のスタンプを押して、出来上がりです。
タイからの観光客おふたりも記念写真。


こんな木うそも出来上がり(^^)


天気もよく、大盛況だった木うそ絵付体験は12時前には用意した木うそがすっかり
なくなり、終了となりました。保存会の皆さま、お疲れ様でした。

今回は門前まつりの絵付教室に参加された方々にご協力いただき、どこからのお客さん
なのか調べてみました。360名のうち、回答いただいた258名の出身地は・・・!

福岡県(100) 大阪府 (18) 東京都(15) 広島県 (15) 大分県(11)
岡山県 (9) 三重県  (9) 熊本県 (8) 神奈川県 (6) 長崎県 (6)
愛知県 (5) 石川県  (5) 岩手県 (4) 佐賀県  (4) 新潟県 (4)
山口県 (4) 鹿児島県 (3) 岐阜県 (3) 宮崎県 (3) 茨城県 (2)
愛媛県 (2) 滋賀県 (2) 千葉県 (2) 奈良県 (2) 福井県 (2)
宮城県 (2) 埼玉県 (1) 静岡県 (1) 和歌山県 (1)
                             計249名

台湾(4) タイ(2) 香港(1)ドイツ(1) 韓国(1)      計 9名

太宰府市には年間760万人の観光客が来ていますが、様々な地域と国から観光に来て
いることをあらためて実感する結果となりました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

門前まつりで無料木うそ絵付体験教室を行います!

2015年03月17日 | 絵付体験
今週末の3月22日(日)は毎年恒例の門前まつりで無料木うそ絵付教室が
開催されます。
毎年、大好評の絵付体験教室!400個用意される木うそも午前中にはなく
なってしまいます。


(日時)平成27年3月22日(日)午前10時~木うそなくなり次第終了
(場所)太宰府天満宮絵馬堂内
(所要時間)40分程度
※太宰府木うそ保存会の会員は午前9時に絵馬堂集合です。
 かならず紫法被をご持参ください。昼食は保存会で準備しています。




絵付会場の隣では梅が枝餅の無料配布もありますので、満開の梅見がてら、
ぜひ太宰府天満宮にお越しくださいませ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大佐野ダムを視察!

2015年03月15日 | 太宰府市内での原木育成

太宰府市が管理している大佐野ダム。ダムの周囲には木うその原木コシアブラが
自生しています。そこで太宰府木うそ保存会は昨年から5ケ年間、太宰府市と原
木の育成と伐採協定を交わしています。

平成27年3月15日(日)午前10時すぎ。
太宰府木うそ保存会の会員7名が大佐野ダムに集結して、原木コシアブラの視察
にやってきました。


手入れをしていないので、春先でも鬱蒼としています。


ただ、幹回り40㎝を超え、先端に花芽をつけた痕跡のある親木(雌)がある状
況を確認しました。


7~9㎝の木うそが作れるコシアブラも何本か確認することができました。
お昼前にはパラパラと雨が降り始め、視察は終了。


数日前は雪が舞うほどの寒さでしたが、ダムの周辺にはつくしが・・・。
春は確実に進んでいるようでした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

週末は大佐野ダムの状況視察を行います。

2015年03月12日 | 太宰府市内での原木育成
毎月第3日曜日は太宰府市内で原木コシアブラの育成活動を行っています。


先月は太宰府市環境美化センターにコシアブラの植樹をいたしましたが、
週末は大佐野ダムの状況視察を行います。


(日時)平成27年3月15日(日)
    午前10時~正午頃まで
(場所)大佐野ダム入口付近
(持参するもの)防寒具、飲み物、伐採道具など

※大佐野ダムが分からない方は事前に会長までお尋ねください。
なお、雨天の場合は中止となります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

糸島市芥屋の天満天神木うそ復活プロジェクト その3

2015年03月11日 | 各地のうそ替え
糸島市芥屋の天満天神氏子さんと太宰府木うそ保存会とのコラボ木うそが…。

ついに完成!


古い木うそと並べて観て。
足の位置や木肌の色に違いはありますが、まごうなき芥屋天満天神だけの木
うその姿が復活。


長い年月で欠けてしまった羽も復活。


頭部の金紙も見事なバランス。
このような作業が出来るのも、保存会の存在があってのこと。
楽しい時を過ごすことができました。
来年の芥屋天満天神の鷽替えでは木うそが復刻すればいいですね~。

おまけで…

同時期に製作されていた太宰府の木うそ(占部勇氏作)と芥屋天満天神の木うそ
を並べてみました。
場所は違えど、木うその形や色使いが醸す時代の雰囲気を感じます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

糸島市芥屋の天満天神木うそ復活プロジェクト その2

2015年03月09日 | 各地のうそ替え
持参していただいた木うそは、今から30年ほど前に作られていた天満天神の
貴重な木うそ。



頭部の金紙の貼り方も太宰府の木うそに比べてお上品。


大胆な羽も上げ方が太宰府の木うそと正反対で、羽の裏側にまで赤と緑で彩色
されていたことが分かりました。

そこで、天満天神の木うそを復活させるにあたり、地元で作られていた木うそ
の形を大事にして作ってみることをおすすめして、実際で復刻作業を開始。

伐採して1カ月くらいのハゼノキをカットして、太宰府木うそ保存会一番の使
い手・大倉副会長により羽上げを行いました。ハゼノキも木肌が白く、よく巻
き上がります。


さっそく、天満天神の氏子さんが古い木うそを観ながら彩色をしていきます。


特徴であるつりあがった小さな目を慎重に書いていきます。


羽も赤と緑でしっかり塗っていきました。


頭に金紙を貼って・・・。

つづく…
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

糸島市芥屋の天満天神木うそ復活プロジェクト その1

2015年03月08日 | 各地のうそ替え
毎月第2日曜日に太宰府館で開催している木うそ絵付体験教室。

そこに先月から福岡県糸島市芥屋の天満天神(大祖神社境内所在)の氏子さん
が1月7日に斎行する木鷽を自分たちで製作したいと勉強しに来られています。

太宰府木うそ保存会一番の使い手、大倉副会長の手さばきを観察してもらい…。






太宰府木うそ保存会のベテラン会員たちから突鑿の使い方から絵付まで指導を受け
て、やる気満々になっていただいたのが先月・2月の第2日曜日。
その時に芥屋の天満天神で作られていた木鷽や木鷽の原木ハゼを次回、持参してい
ただくようにお願いしていました。

そして、第2日曜日の3月8日(日)の木うそ絵付体験教室に。
今から30年ほど前に芥屋の天満天神で作られていた木鷽を持参して氏子さんが教室
に再来されました。










なんとも個性的な木鷽です。
足が切り込みに繋がっていないところや頭部の金紙、大胆な羽上げ。
底部には「258」と番号が書き込まれています。

つづく…
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

3月の鷽替神事

2015年03月03日 | 各地のうそ替え

梅もほころぶ3月も春季大祭や初午祭に合わせて、鷽替神事が斎行されて
います。近場が多いので他地域の鷽替に行ってみませんか?

3月初午の日
川上六所神社(福岡県糸島市大字本)初牛祭・鷽替え行事

3月10日
南島菅原神社(熊本県山鹿市南島951)春季例祭・うそかえ祭り

3月25日
朝日天満宮(福岡県うきは市)春季大祭・うそかえ神事
駛馬天満宮(福岡県大牟田市宮原町1‐191)春季鷽替大祭

催行日時などは各天満宮や神社などにお問い合わせください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

水田天満宮の鷽像 その1

2015年03月01日 | 各地のうそ替え

九州二大天満宮と讃えられた水田天満宮(みずたてんまんぐう)。
もともとは太宰府天満宮の宮司家の荘園「水田の荘」の守護神として、
鎌倉時代の嘉禄二年(1226)の創建されました。
江戸時代前期の寛文十二年(1672)に再建。


太宰府天満宮の本殿をそのまま写したような姿をしています。
ミニでかわいらしい天満宮です。


本殿の右側には飛梅。




本殿の左側には大中小の鷽像が3体並んでいます。


鷽像のうち、石で作られた2体の像は、ここの口元にご注目!


なんと!口に蜂を加えた鷽が造形されているのです。


また、鷽の脚元にご注目!!


鷽がなんとも勇ましく蜂の巣を踏みつけてます。

つづく…




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする