太宰府木うそ保存会

木うその技術伝承と原木育成を目的とした会です。木うその歴史や会の活動内容などを紹介します。

好いとうよFUKUOKA2012のご案内

2012年09月19日 | 記事

「学生による福岡の伝統・文化の発信」をテーマに福岡21大学合同で
祭典が開催されます。

会場企画の伝統工芸品展示・販売コーナーに木うそが登場いたします。
ライブや大学食ブース、伝統民芸品の紹介コーナーなど盛りだくさん
な内容となっていますので、この週末にぜひご来場くださいませ。

http://www.facebook.com/SuitouyoFukuoka2012

http://suitouyo-fukuoka.com/
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後継者育成講習会(3日目)6

2012年09月19日 | 後継者育成講習会

とうとう完成です!


今回はレベルが高いようです。


跳ね上げが3段バッチリ決まっている作も見られます!



先輩会員さんが「こりゃおちおちしとられんばい!」と一言。


みなさまお疲れさまでした。
ぜひお仲間になって木うそ作りと
うそ替えを盛り上げていきましょう!
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後継者育成講習会(3日目)5

2012年09月17日 | 後継者育成講習会

ノミ研ぎの手順は観たところ以下のようでした。

1 道具を整えて姿勢を決める。
2 脇を固めて角度を決める。
3 ノミ先の裏面を左右均等に研いで鏡面のようにする。
4 表に反して歯先にバリが出るまで研ぐ。
5 バリが歯先の左右に同じように出たら裏に返す。
6 バリがなくなるまで研いだら粗研ぎは終了。
7 上げ研きもこれを繰り返す。

簡単なようでやすやすと出来ないのが現実ですが、
多くの失敗は研いでいる間に設置した
歯先と砥石の角度が一定していないことで
研ぎにムラが出来てしまうことでしょう。
1寸の幅が広い歯先は左右整えるのが大変ですし、
幅の狭いものは砥石との接地面が少なく
これまた研ぎ中の角度がフラフラしていないかと
気をもんでしまいます。
講師の砥石は上げ砥は木に埋め込まれた形で
とても安定していました。
また、姿勢も研ぎ上がる間でリズムよく
ゆっくりと前後してとても安定的です。
歯先の角度は対象物によって適正が違うようですが、
跳ね上げをする木うそ用にはある程度の角度が必要のようです。

あとのコツは、砥石のメンテナンスにあるようです。
講師は上げ砥石を3回使ったら目の荒い砥石で
面を平らにするために砥石を砥石で研ぐのだそうです。
あまりに窪んだらコンクリートでこすることもあるとか。
職人たるもの道具に執着せよ!
ということがわかった回でした。
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後継者育成講習会(3日目)4

2012年09月16日 | 後継者育成講習会
会員の皆さんのノミを研ぐことに対する悩みは
・道具としての砥石の知識。
・研ぎ方の基礎の考え方。
・良い研ぎの姿勢。
・研ぎあげまでの歯の確かめ方。
などが主なところでしょうか。

砥石は粗砥♯400~600程度、中砥♯1000程度、上砥♯4000程度
などの粗さのものをお使いのようです。
上砥の天然ものは万を超える額のものが多い中、
最近は厚みを薄くして廉価で販売しているものもあるようです。
今回は粗砥ぎ段階にダイヤモンド砥石なるものをお持ちになられました。
これが優れもので表♯400番の粗め、裏が♯1000の中目のリバーシブル。
ナフコなどの量販店でも取り扱いがあるようです。

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後継者育成講習会(3日目)3

2012年09月12日 | 後継者育成講習会

会場ではもう一つ別の人だかりができています。
こちらは年季の入ったベテラン会員さんが中心です。


今日はプロの指物師を講師にお招きして、
正しいノミの研ぎ方教室が開講していました。
講師が持って来られたダイヤモンド砥石に皆さん夢中です。

つづく・・・
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後継者育成講習会(3日目)2

2012年09月11日 | 後継者育成講習会

はじめての絵付けは、みなさん会長が用意した
出来あいの生地に恐る恐る筆を入れています。
ターナーのポスターカラーをチューブから出し、
絵皿で調整して塗るのですが、その薄め具合が
なかなか最初はつかみにくいようで、
ゆるく溶くかたはいらっしゃいませんが、
滲むのを心配されて濃い目に筆に載せて
色が伸びないので苦労されている方も。


皆さん無言でまさに真剣なのです。
「胸の赤丸の大きさは何センチですか?」
「決まりはないとですよ」
「全体見て収まりのよかとこで!」
「あぁ、またですかぁ・・・」
本来はマニュアルなどない伝統工芸の世界ですから
当然と言えば当然なのでしょうけれど、
初挑戦の方にとって「まあ、よかとこで」は
不安材料だったようですね。

つづく・・・
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後継者育成講習会(3日目)

2012年09月09日 | 後継者育成講習会

本日9月9日は第3回目の後継者育成講習会がありました。
今日はいよいよ絵付けをして、作品の仕上げをする日です。
お申し込みの全員がさんかされておられ、今回の熱の高さが知られます。


青柳会長より概要の説明を受け、辻野さんが
実際に筆をとっての見本の絵付けをされました。
材料の説明では「基本、コシアブラはご自分で探してください」
との言に一同は驚かれた様子です(わたしもビックリ)。
しかし、ちゃんと大分での長者原と耶馬渓の伐採のお話しがなされ、
会員が増えるとともに素材の確保が急務であることが、
参加された各位にも共通理解されたようです。
その間、皆さん熱心に写真を撮ったり、メモをとったりと皆さん真剣です。


いよいよ宿題として自宅で各自が製作した作品を
それぞれで絵付けを始めました。
紙に描くのと異なりなかなか筆が思う場所に走りません(笑)。

つづく・・・
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木うそ後継者育成講習会3日目を開催いたします。

2012年09月07日 | 後継者育成講習会
木うそ後継者育成講習会もいよいよ3日目の最終日です。
最終日は新規参加者の方々には木うそを仕上げていただきます。
なお、道具の手入れとして、突鑿の研ぎ方を講師を呼んで行いま
すので、現会員の方々もご参集くださいませ。


(日程)9月9日(日)午後2時~5時
(場所)太宰府市商工会館2階研修室
(持参するもの)テキスト、借用された道具or自前の道具
 筆記用具、砥石など

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木うそ後継者育成講習会2日目を開催いたしました。

2012年09月04日 | 後継者育成講習会

9月2日(日)午後2時の太宰府市商工会館2階研修室には総勢20名
ほどが参加して、2日目の後継者育成講習会が始まりました。




2日目はひたすら木うそを製作する作業をしますが、作業の前に改めて
会長、副会長による作り方の実演がありました。


大倉副会長の羽上げ作業をみなさん、食い入るように見つめています。


実演を観察するには、作業している後ろ側に回って観るのが一番です。




実演を見た後は、ひたすら木うそを作っていきます。
講習会3日目の最終日には木うその絵付をしていただき、2~3個の木
うそを作り上げます。


講習会の最後には、辻野事務局長より次回の講習会の予定などの説明が
ありました。


次回の講習会日程
(日時)9月9日(日)午後2時~5時
(場所)太宰府市商工会館2階研修室
(持参するもの)テキスト、借用されている道具類or自前の道具、
 筆記用具など
※講習会最終日には緋毛氈を準備しておりますので、記念撮影を行います。
なお、砥石の研ぎ方講習を講師を召集して行いますので、現会員の方々も
なるべくご参集ください。


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9月の行事予定

2012年09月01日 | 定例行事

緋色の穂が秋風になびく季節となりました。

9月の行事予定
○太宰府市市制施行30周年記念 まるごと太宰府歴史展
日時;9月1日(土)~11月4日(日)
場所;太宰府市文化ふれあい館
   〒818-0123 太宰府市国分4-9-1 ☎092-928-0800
※木うそは江戸時代の文献や復刻版などが展示されています。
木うそ以外にも貴重な文献目白押しですので、一見の価値あり!

○木うそ後継者育成講習会2日目
日時;9月2日(日)
   午後2時~5時
場所;太宰府市商工会館2階研修室
持参するもの;テキスト、借用道具(突鑿や作業台)、筆記用具
※木うそ製作の最大の難関、羽あげを行います。

○木うそ後継者育成講習会3日目
日時;9月9日(日)
   午後2時~5時
場所;太宰府市商工会館2階研修会
持参するもの;テキスト、借用道具(突鑿や作業台)、筆記用具
※木うその絵付作業を行い、自分だけの木うそを作りあげます。
さらに、砥石の研ぎ方を講師を呼び、教えていただきます。現会員の
方々も砥石を持参されて、講習会にご参集くださいませ。

○木うそ絵付体験教室
日時;9月9日(日)
   午前11時~午後3時
場所;太宰府館2階木うそ絵付教室
材料代;1,000円
所要時間;1時間程度
※事前申し込みなしで、木うそ絵付体験ができる格好の機会です。
太宰府観光の合間にぜひ、お立ち寄りください!

○樹木調査をして、四王寺山の森の管理方針をみちびきだそう
日時;平成24年9月22日(土曜日) 午前10時から12時まで 
場所;観世音寺公民館  
   太宰府市観世音寺4-15-23  
※政庁跡北側樹林と月山の樹木調査(樹高、枝張り)をグループワークで
行います。この調査結果を材料に、専門家の意見を取り入れながら樹木の
伐採・剪定などの森の管理の方針を決めていきます。
太宰府市都市整備課にお問い合わせください。
http://www.city.dazaifu.lg.jp/toshiseibi-k/keikann/keikanmoridukuriworkshopH24.html
   

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