太宰府木うそ保存会

木うその技術伝承と原木育成を目的とした会です。木うその歴史や会の活動内容などを紹介します。

木うその原木コシアブラが紅葉しはじめました。

2016年11月20日 | 木のお話
太宰府木うそ保存会では原木コシアブラを育てる活動として、毎月第3日曜日に太宰府市内
の山林で下草刈りや植樹作業を行っています。

本日11月20日は第3日曜日ということで、太宰府市内山・北谷にある承天寺別院境内地
で下草刈り作業を行いました。


承天寺別院境内地には、立派な山門が山中に聳え立っています。


朝靄の中、木立の合間に下草刈りで日の当たるようになった山中に、コシアブラの木々が
太陽の光を求めて、大きな五葉を天に向かって伸ばしています。


この時期のコシアブラは、葉の色が綺麗な黄緑色から白色に変化していき、落葉していき
ます。





山中で白く浮きあがるような葉をつけた木を見つけたら、コシアブラの発見です。

太宰府の顔として親しまれている木うそですが、その原木のほとんどは大分県から入手して
います。太宰府市内で確保できるようになればと、保存会では原木育成の活動を続けています。

太宰府市内や近郊でコシアブラが自生している山林をお持ちで、原木確保にご協力いただける
方は保存会までご一報いただきますよう、お願いいたします。



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西鉄「旅人」号に乗車中の木うそ

2015年01月22日 | 木のお話

現在、2羽の木うそが西鉄太宰府線を往復する「旅人」号に乗車中です。


梅酒や梅が枝餅とともにお客さんをお迎えしています。
中央付近の車両を探して逢いに来て下さいませ。
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梅園の豆うそ

2015年01月02日 | 木のお話

太宰府みやげの一つに太宰府天満宮参道にある
和菓子舗梅園さんの「うその餅」に入っている豆うそがあります。
ほとんどの時期には素焼きに彩色した土ものが入っていますが、
この年頭の期間だけはホウノキで彫ったものが入っています。
ご確認されて購入されることをお勧めします。
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2月28日(火)は耶馬渓での原木伐採です

2012年02月27日 | 木のお話

明日の耶馬渓への原木伐採は天気が心配ですが・・・。
日程を再度、掲載しておきます。

日時;2月28日(火)
   午前8時~午後4時頃まで
集合場所;青柳会長宅
持参するもの;伐採道具、防寒具など

昼食は保存会で用意いたしますので、用意する必要はありません。


午後3時頃に会長宅へ戻ってくる予定です。
伐採に参加できない方もその後に伐採した原木の販売を引き続き
行いますので、会長宅へお越しくださいませ。

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明日は耶馬渓へ原木伐採に行きます!

2012年02月12日 | 木のお話
天気が気になりますが、明日は耶馬渓へ原木伐採に行きます。
ひとまず、青柳会長宅へ集合ください。



集合日時;平成24年2月13日(月)
     午前8時
集合場所;青柳会長宅
持参するもの;伐採道具、飲み物、雨具、軍手

※昼食は保存会で負担いたしますので、用意する必要はありません。

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宝満山での植樹会 ~コシアブラの植え方~

2010年10月25日 | 木のお話
10月23日(土)に本谷遺跡群(推定安西塔跡)で植樹会がありました。
この植樹会は宝満山研究会、天台宗西教区主催で太宰府市の農林課の補助
の元、行われました。総勢36名を超える大所帯でした。


某造園土木会社の専務をされていた上野さんが植樹の仕方を説明。


用意された木はヤマモミジ、ヤマツバキ、アカマツ、コシアブラなど。


まず、落葉樹はすべて葉をちぎっていきます。
ポットで育てた樹木だと、落葉樹でも葉をちぎらなくてもいいそうですが、
自然に育っていた苗を植える時は、水分を吸い上げる根が千切れている状況
なので、葉をなるべく落として木への負担を軽くする必要があるそうです。


スコップで穴を掘っていきます。
西教区のお寺さんも頑張っておられました。


肥料を穴ごとにバケツに分けていれていきます。


肥料は腐葉土のような「ダイナバーグ」と固形肥料を使用しました。



そして、このように添え木をして木を植えます(コシアブラです)。


たっぷりと水を注ぎ、足で樹木の根元を踏みしめておきます。


こんな斜面での植樹作業でしたが、無事にお昼前には終了することができました。

植え方のコツは
1、山から抜いてきた苗(コシアブラ)を植えるときは、葉を落としてしまうこと
2、根付かない最大の理由は植えた苗が揺らされること
3、揺らされるのを防止するにはきちんと添え木をして、水やりの後はしっかり
  根元を踏んで固めること
4、植樹の時期は今はあまり適していないかも…

植樹会に参加して、プロの方に色々教えていただき、とても勉強になりました。

植樹会の模様は下記ブログでもご覧いただけます。
宝満山研究会 http://blog.goo.ne.jp/dazaifu2340

映画「宝満山」を作る会 http://blog.goo.ne.jp/houman1234














コメント (2)
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承天寺別院の下草刈り終了

2010年06月20日 | 木のお話
本日、6月20日(第3日曜日)に行った承天寺別院での下草刈りは無事終了
いたしました。
朝10時に竈門神社駐車場に集合し、小雨のなか現地に向かいました。


鬱蒼とした森を草刈り機と人力とで下草を払っていきます。


前回、5月に行った下草刈りの時にマーキングしていたので、見分けがつきやすく
順調に草刈りが進みました。


下草刈りが進むと、鬱蒼とした森に光が差し込み、コシアブラが目立つように
なりました。


お昼には作業を終了いたしました。
皆様、お疲れ様でした。


天に向かって、手のひらを広げたようなコシアブラの葉がそよぎ…
10年後、20年後にはコシアブラの森になりますように。
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宝満山北谷でコシアブラを育てよう

2010年03月29日 | 木のお話
先日、太宰府市の北東にそびえる名峯・宝満山の北谷に行ってきました。
ここには博多三代古刹のひとつに数えられる承天寺の別院があります。
別院が所有されている山林には、将来の寺院の建て替えを見越したヒノキが
育ち、管理されています。

この山林には実に多くのコシアブラが育っています。
コシアブラは1~2メートルくらいの高さで直径1~2㎝未満の若木です。


そこで承天寺別院にお住まいの遠藤住職さまに、年に1~2度の下草刈り
をしつつ、コシアブラを育成させてほしいとお願いしにお伺いしました。

コシアブラの若木を確認していただき…。

快く了解していただきました。
具体的な活動などのお話はこれからですが、太宰府でコシアブラを育てる取り組み
を始めることができそうです。

承天寺別院の住職さま、本当にありがとうございます。
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木うそ原木の伐採作業4 ~番外編~

2010年02月23日 | 木のお話
木うその原木、「コシアブラ」は手のひらのような五枚の葉が特徴的です。
ただ、伐採作業が行える冬(12月~2月)には落葉してしまいます。
すると、他の木と見分けがつきにくくなります。

今回の伐採作業でもやはり、「ホウノキ(朴ノ木)」や他の木を伐っていました。
それに、肝心のコシアブラもそれぞれの木の状況もあるのか、
伐採してすぐに割れてしまったものもありました。



伐採後、木の中央付近から割れ始めている「コシアブラ」


年輪の部分に黒い筋が見える「ホウノキ(朴ノ木)」
外皮や枝ぶりは「コシアブラ」そっくりでした。


これは木の種類が分からないのですが、「コシアブラ」ではありませんでした。
山の斜面の下あたりで伐採して、苦労しながら道まで運び上げたのに…。

やはり、木(生き物)を相手にするのは、一筋縄ではいきませんね。
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コシアブラを育てよう! ~木うそ保存会の取り組み~

2010年02月07日 | 木のお話
木うその原木である、コシアブラは太宰府周辺で入手しにくく
なっています。



その理由としては

1、管理された森林の減少

 日々の生活に欠かせない燃料である、木(焚き物)を得ることは
 とても大切なことでした。ガスや電気が普及していなかった頃は、
 集落ごとに管理された森林を所有していました。このように管理
 された森林は減少し、コシアブラが育ちにくくなっています。

2、注目される山菜

 コシアブラは美味しい山菜として注目を集めるようになりました。
 山菜採りは春の楽しみのひとつですが、近年は乱獲されています。
 新芽が一つしかない幼木の芽を摘むと、枯れてしまいます。
 成長した木も、すべての新芽を摘むと、結果は同じことです。
 春の味覚を長く楽しむためにも、木鷽を後世に伝えるためにも
 ちょっとの我慢が必要ですね。

木うそ保存会ではコシアブラを育てる取り組みを行っています。
太宰府市環境美化センターの斜面に500本植樹(根付いたのは60本)し、
毎年下草刈りを行っています。

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