太宰府木うそ保存会

木うその技術伝承と原木育成を目的とした会です。木うその歴史や会の活動内容などを紹介します。

新芽は無事(太宰府市環境美化センターのコシアブラ)

2012年04月29日 | 木うその森

昨年、新芽が摘み取られてしまった
太宰府市高雄に植樹したコシアブラ。
今年は大丈夫でした!
昨年設置した看板が効いたのでしょう。


60本の木が現在生育中です。
まだ直径が3センチほどです。


南向きの一日日向になる斜面で
ここまで成長するのに8年近くかかっています。
もともとコシアブラは関東以北の
寒い土地に多い木なのだそうです。
これだけの数なら1年分にも満たない本数ですが、
太宰府の木うそにとっては貴重な資源です。
大事にしたいものです。
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香川県滝宮天満宮のうそ替え神事

2012年04月25日 | 各地のうそ替え
4月24日は香川県滝宮天満宮のうそ替え神事が行われています。
神社では以下のような説明をされています。

1、当日授与するうそ鳥には一連の番号をつけてあります。
 2、社前でうそ鳥をうけた者は神社の境内で、老若男女をとわず「かえましょ」「かえましょ」と呼びかけてお互いに交換します。何回でも変えてください。
 3、抽選により福運(景品)が当たります。ご自分のうそ鳥についている番号と照らし合わせて景品をお受けとりください。抽選は1日3回あります。


 うそ鳥の授与は午前10時から。1000体を1日3回にわけて授与いたします。
1回目授与→なくなり次第1回目(福運抽選)→2回目授与→
うそ鳥はすべて手作りです
 ●一体 700円





さらにYou Tubeでは動画がUPされてその様子が・・・
http://www.youtube.com/watch?v=I0Me35Kbktk

おばちゃま方がバーゲンで買った品物を交換するかのような
ほのぼのとした光景が展開しています。
そのバックににぎやかなBGMが・・・
なにやらうそ替えソングのようです!

滝宮うそかえの歌 (串本節)

(一部抜粋)

 讃岐名物  うそかえまつり
  音も名高き 滝宮
 サァーサ かえましょ かえましょ かーえましょ

春本番の讃岐の光景です。
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承天寺別院でのマーキング数

2012年04月21日 | 木うその森

宝満山での「木うその森」育ては順調に進んでいます。
前回の下草刈りでのマーキング数は180本。
今までの作業回数は約10回でしたので
マーキングしたコシアブラの幼木は約2000本にのぼります。

寺の境内は植林された杉の樹相でおおよそ8年前ほどに
一度下草が皆伐されましたのでコシアブラの樹齢は
当然それ以降のものです。太いもので幹は3㎝ほどになっています。
あと数年すればしっかりした「木うその森」になりそうです。
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大阪天満宮3

2012年04月19日 | 各地のうそ替え
大阪天満宮での木うそ君とのご対面は叶わずがっくり・・・
しかし、ご参拝はご本殿の脇や裏手の摂末社まで回るのが礼儀。
裏手にまわってびっくり!

そそり立つ2.5mほどの石柱の先に見えたものは・・・



まぎれもなく木うそがモデルの献灯の石竿です。


明治40年1月の奉納なのだそうです。
太宰府天満宮では江戸末の嘉永6年に
ブロンズ製の木うそを模したものが
博多連中から寄進されており、
その例に倣ったものでしょうか?
そう言えば東京の亀戸天神さんにも
竿に乗ったうそ君がいましたよね。
これも一つの伝播文化です。
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承天寺別院での下草刈りとマーキング2

2012年04月17日 | 木うその森

マーキングも大車輪です。
何さま相当なブッシュですから
草刈り組に先行してマーキングしないと
肝心な木が刈られてしまいますからね。


だんだんと快かいな明るい空間が広がります。


ただ心配は芽が摘み取られないか・・・
看板を建てたいところですが、今年は大丈夫でしょうかね?
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玖珠町角牟礼神社の木うそ

2012年04月10日 | 木うその森

角牟礼城のある玖珠町森地区は近世の豊後森藩の
藩主の在所として繁栄し街並みにその風情を残しています。
そのまちを見降ろす角牟礼城内にある神社でのうそ替え神事は
かつてのまちのにぎわいを伝える重要な行事で
そこで使われた木うその形状は
林業の盛んなこの地域独特の意匠を持つものです。


原木は「ヘラノキ」が使われており、
例に違わず現在では調達がかなり困難なのだそうです。
木は硬さの関係で幹しか使えず、幹も太いと硬いそうで
自ずと伐れる木の本数はなかなか限られたものになるようです。
伐った木は蒸して皮を剥ぎとって乾燥させます。
製作はかつては多くの氏子がてんでで作っていましたが、
手なれた上手な地区の7,8名が現在では意匠をそろえて製作しているそうです。
通常は50個ほど用意するそうですが今回は80個だとか。
大きさに依り500,300,200,100円で授与されていました。
大きなものから売れていきましたが、それは
各家庭では神棚などに上げているからのようです。


11時頃に神官さんが到着してようやくご神事が。
参拝者にはおにぎりのお接待もありありがたくいただき
陽光まぶしい角牟礼城を後にしました。
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太宰府市から扶餘郡へ木うそが贈られました。

2012年04月09日 | 記事
平成24年4月8日午前11時から太宰府市中央公民館市民ホールで
太宰府市・扶餘郡姉妹都市承継協定書調印式が行われました。



副市長による開式のことばが読み上げられ…。




井上保廣太宰府市長と李龍雨扶餘郡守が代表して姉妹都市承継協定書
への署名が行われました。




太宰府市からは記念品交換として太宰府木うそ保存会会長作で27㎝の
特大木うそが贈呈されました。


扶餘郡からは人間国宝のお弟子さんが作成された高麗茶碗が太宰府市
へ贈呈されました。


挨拶と祝辞が続き、調印式は滞りなく終了いたしました。


太宰府の木うそが友好の証として扶餘郡へ羽ばたいて行きました。
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太宰府市の特別表彰を受けました。

2012年04月08日 | 記事

本日、平成24年4月8日日曜日、太宰府市中央公民館市民ホールにおいて、
太宰府市制施行30周年記念式典が開催され、その中で
木うそ保存会は他の市民団体とともに特別表彰を受けました。


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玖珠町角牟礼神社のうそ替え3

2012年04月07日 | 各地のうそ替え

木うそはいたってシンプルな形をしています。
羽は両側にノミで数回刺しただけのもので、
胸は口を開けたような一面の切り込み。
頭は両脇と後頭部の3面が斜めにカットされています。
彩色はやや紅色の赤で頭頂部、側縁と後頭部と胸に彩色してあります。
目はマジックでチョンっと押したような点丸です。


同じ玖珠町の北山田と同じ系統の形を保っています。
熊本の人吉にあるクラフトパークの秋吉コレクションには
戦前の北山田とされる木うそがありましたが
現存する生きる木うそではこの角牟礼が唯一
その粗野で力強い作風を受け継いでいます。
戦前、戦後の時間経過で古式の形を失った木うそが多い中で
今や貴重な存在といえます。

(本ブログhttp://blog.goo.ne.jp/kiuso0211/d/20100523より)

(つづく)
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4月の行事予定

2012年04月05日 | 定例行事
4月の行事予定


春の嵐が過ぎ去り、よかお花見日和となりました。平成24年度の始まりです。

○太宰府市市制施行30周年記念式典
太宰府市の市制施行30周年を記念して、太宰府市制において功績のあった個人
および団体が選定され、太宰府木うそ保存会も特別表彰を受けることになりまし
た。式典で表彰式が行われます。

日時;平成24年4月8日(日)
    開場 13:00 開式 14:00(16:00に閉式予定)
場所;中央公民館市民ホール
※式典へ出席希望される会員の方は当日の一般受付からお入りください。

○木うそ絵付体験教室
毎月第2日曜日恒例の木うそ絵付体験教室が開催されます。事前申込なしで体験
できますので、太宰府観光の思い出にぜひお立ち寄りください。
なお、会員の方々もベテラン会員に木うそ作りを習う絶好の機会ですので、木う
そ作りにいらしてくださいませ。

日時;平成24年4月8日(日)
    11:00~15:00
場所;太宰府市地域活性化複合施設
    太宰府館2階木うそ絵付体験教室
材料費;1,000円
所要時間;約1時間

○承天寺別院での下草刈りおよびマーキング作業
日時;平成24年4月15日(日)
   10:00~12:00頃
場所;承天寺別院境内地
※下草刈りやマーキングの道具は文化庁の補助金で購入済みですので、手ぶらで参
加できるようになりました。ぜひ、会員の方々、お気軽に参加されてください。
また、昼食は会で用意いたします。
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