太宰府木うそ保存会

木うその技術伝承と原木育成を目的とした会です。木うその歴史や会の活動内容などを紹介します。

環境フェスタ まほろばのもり2010大盛況

2010年10月30日 | 記事
県民の森で行われた環境フェスタ まほろばのもり2010は心配された台風の影響もなく、
曇りながらも寒くなく、多くの来場者がありました。


会場はA~Dのサイトに分かれ、それぞれに様々なブースが設けられています。


薄紫の法被を身に付けた太宰府木うそ保存会メンバー4名も大盛況でバタバタしています。
ゆっくりできる時間があれば、木うその実演も出来るのですが、そんな余裕がありません。


どんな木うそが出来あがったのかな。

また、来年もまほろばのもり2011が行われますので、今年イベントに来られた人も来られ
なかった人も、遊びにいらしてくださいね。
太宰府木うそ保存会メンバーの皆様もお疲れ様でした。
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環境フェスタin太宰府 まほろばのもり2010のご案内 ~木うそ絵付体験が100円でできます~

2010年10月29日 | 記事
明日10月30日(土)に太宰府市民の森で環境フェスタ まほろばのもり2010が
行われます。

時間は10:00~16:00で、会場は太宰府市役所から徒歩約15分かかります。
市役所駐車場からは自転車タクシーやシャトルバスが無料で運行されます。

会場では「森と遊ぼう!」というテーマで様々はブースが設けられています。
環境フェスタですので、マイ箸やマイ茶碗、マイカップなどを持参すると、だご汁やお茶
などを割引価格もしくは無料でいただくことができます。


昨年2009年11月15日に行われた環境フェスタの会場の様子

木うその絵付も100円で体験することができます。


ただし、10歳未満の子どもさんは保護者と一緒でお願いいたします。

太宰府木うそ保存会メンバーが絵付をお教えいたします。

台風14号の接近が気になっていましたが、天気は心配ないようです。
多数のご参加をお待ちしております。
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宝満山での植樹会 ~コシアブラの植え方~

2010年10月25日 | 木のお話
10月23日(土)に本谷遺跡群(推定安西塔跡)で植樹会がありました。
この植樹会は宝満山研究会、天台宗西教区主催で太宰府市の農林課の補助
の元、行われました。総勢36名を超える大所帯でした。


某造園土木会社の専務をされていた上野さんが植樹の仕方を説明。


用意された木はヤマモミジ、ヤマツバキ、アカマツ、コシアブラなど。


まず、落葉樹はすべて葉をちぎっていきます。
ポットで育てた樹木だと、落葉樹でも葉をちぎらなくてもいいそうですが、
自然に育っていた苗を植える時は、水分を吸い上げる根が千切れている状況
なので、葉をなるべく落として木への負担を軽くする必要があるそうです。


スコップで穴を掘っていきます。
西教区のお寺さんも頑張っておられました。


肥料を穴ごとにバケツに分けていれていきます。


肥料は腐葉土のような「ダイナバーグ」と固形肥料を使用しました。



そして、このように添え木をして木を植えます(コシアブラです)。


たっぷりと水を注ぎ、足で樹木の根元を踏みしめておきます。


こんな斜面での植樹作業でしたが、無事にお昼前には終了することができました。

植え方のコツは
1、山から抜いてきた苗(コシアブラ)を植えるときは、葉を落としてしまうこと
2、根付かない最大の理由は植えた苗が揺らされること
3、揺らされるのを防止するにはきちんと添え木をして、水やりの後はしっかり
  根元を踏んで固めること
4、植樹の時期は今はあまり適していないかも…

植樹会に参加して、プロの方に色々教えていただき、とても勉強になりました。

植樹会の模様は下記ブログでもご覧いただけます。
宝満山研究会 http://blog.goo.ne.jp/dazaifu2340

映画「宝満山」を作る会 http://blog.goo.ne.jp/houman1234














コメント (2)
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10月23日(土)に宝満山で植樹を行います。 コシアブラの苗を募集!

2010年10月21日 | 記事
10月23日(土)に宝満山の本谷礎石群(推定宝塔跡)にて植樹会が行われます。

集合場所;竈門神社駐車場 朝9:30 (乗り合わせで現地へ移動)
作業場所;本谷礎石群(推定宝塔跡)東斜面周辺
作業時間;10:00~12:00(予定)
あればいいもの;軍手、飲料水、昼食、除草道具(カマ、ノコ、ナタ)、スコップ、水やり用の水。
植樹の樹種;ヤマザクラ、ヤマモミジ、アカマツ、コシアブラ(予定)
会費:200円


植樹される場所は、最澄が発願して建立された全国6ケ所になる宝塔のひとつ。


安西塔建立の法要

安西塔の推定地です。昨年に最澄を開祖とする天台宗総本山の比叡山延暦寺が場所を
購入されたところです。
現在は安西塔に見立てた石塔が立てられ、入り口には立派な解説看板が立てられて
います。


植樹は宝満山研究会主催で行われ、ヤマザクラやヤマモミジなどの宝満山の植生に
沿った種類の木が選ばれています。
そこで、宝満山研究会とは前回、承天寺別院での下草刈りなどを合同で行った経緯も
あり、コシアブラも植樹させていただくこととなりました。

宝満山研究会で行われている宝塔周辺の整備作業

会員の方々もぜひ、コシアブラの苗を持って、植樹会に参加されませんか?
多くの方々の参加をお待ちしております。
苗についてのご相談やご質問はメールにて受け付けておりますので、御気軽にメール
くださいませ。kiuso0211@mail.goo.ne.jp

なお、詳しい内容や宝満山研究会については下記ブログをご覧くださいませ。
http://blog.goo.ne.jp/dazaifu2340



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西日本新聞朝刊で木うそ保存会が紹介されました。

2010年10月20日 | 記事
10月20日(水)の西日本新聞朝刊にタイトル「地域の宝守り育てる」で
10月1日に公布された「太宰府の景観と市民遺産を守り育てる条例」に
ついての記事がありました。

条例の中には身近な文化遺産に関わる活動も「景観」と捉え、「市民遺産」
とてし認定保護する特徴があります。
その候補として挙がっているのが「太宰府木うそ保存会」です。
そこで同会の青柳健夫会長が取材を受け、保存会が紹介されています。
・・・「後継者を育てるには若いメンバーが必要。市民遺産登録によってPR
され、会の裾野が広がれば」と期待を寄せる。・・・


会員向け技術講習会で突鑿を研ぐ青柳会長

ぜひ、西日本新聞朝刊をご覧くださいませ。

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承天寺別院にて下草刈りに行ってきました!

2010年10月17日 | 定例行事
6月20日に下草刈りを行ってから、早3ヶ月。
集合場所だった竈門神社周辺は朝から登山客で大賑わいでした。


太宰府市北谷にある承天寺別院境内地には、太宰府木うそ保存会がコシアブラ
を育成していることを示す看板を取り付けさせていただいています。


会員10名が集合し、午前10時半頃から作業開始です。


笹竹が多く藪になっていて、各々が草刈りを開始。
境内地にはスズメバチが飛んでいるという話があり、気を付けながら作業を
行いました。


ここは3カ月前に下草刈りをしたところです。
コシアブラを残して、下草刈りをしたおかげで日光が降りそそいでいます。


伐採の合間には、美味しそうな木いちごやきのこを発見。
秋の実りの季節になっていることを、山のなかで実感しました。


下草刈りが終わった後には、天に向かって五葉を伸ばしたコシアブラの姿が
目立ちます。
この木が木うそになるまでには、10年くらいかかるでしょうか。
毎月の地道な下草刈りと理解ある承天寺別院さまのご厚意で、これからも
先を見据えた作業が続きます。

会員の皆さま、今日もお疲れ様でした。
また来月は11月21日に開催予定です。
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津屋崎の木うそを探して・・・ その4

2010年10月13日 | 津屋崎の木うそ
津屋崎の木うそを作っておられた喫茶店三番館のマスター豊村さんにお話を伺うことができました。

津屋崎では大正から昭和初期頃まで、地元青年団が木うそを作って、毎年大みそかに出来あがった木うそを
お盆に載せて、各家々を回って売り歩いていました。
その話を聞いて、今から10数年前に5~6人の有志で集まって、町おこし目的で木うそを復活させようと
思ったのがきっかけでした。そこで津屋崎木うそ愛好会を立ち上げました。
家々を回って、古い木うそを探して、当時の木うそを見せてもらったり、太宰府天満宮へ見学に行ったり
して、作り方や形を研究しました。

そうして、出来あがったのがこのような木うそでした。

原木は柳を使っていました。
柳の木は根付きやすく根が張るので、津屋崎の護岸には古くから植えられ並木になっていました。
昔から柳を使っていたのは、木が容易く手に入りやすかったのもひとつの理由かもしれません。
柳は8月くらいに柳並木の剪定も兼ねて、枝を落とし、皮を剥かないで日陰干しをしていました。
木うそ作りに使う道具は鑿だったり、ナイフだったりと作り手によって、様々でした。
大みそかに間に合わせるように作っていたので、絵付はクリスマス前に愛好会メンバーで寄りあって、木うそ
に共同作業で一度に絵付をしていました。

出来あがった木うそは毎年大みそかに波折宮で行われる年越しまつりで販売しました。
年々、参加者が減っていた年越し祭りを盛り上げて、町おこしをすることが目的だったので、木うそを売るだけ
ではなく、豚汁を作って無料で配っていました。
そのおかげで、年々年越しまつりが盛り上がってきました。


波折宮外観

木うそが売れたお金で社会貢献しようと、小学校へ児童用こうもり傘を寄付したこともありました。

しかし、今から5~6年ほど前に、津屋崎木うそ愛好会は解散しました。
解散した原因は原木は手に入りにくくなったこと、後継者が増えなかったことが挙げられます。
柳の木が手に入りにくくなったのは、行政が行った護岸工事が原因でした。
それまであった柳並木は切り倒され、コンクリートとテトラポットで護岸工事が行われ、原木は手に入らなくな
りました。
愛好会のメンバーは多少の増減はありましたが、それぞれが居酒屋や土建、喫茶店、津屋崎人形師など様々でした。
仲間たちと木うそを作るのは楽しかった。それぞれが木うそを作って、集ると色んな木うそが出来て・・・。
出来れば続けていきたかったと思っています。

突然、お邪魔したにも関わらず、津屋崎での木うそ作りや愛好会のお話を聞かせていただけました。
またいつか津屋崎の木うそが復興することを願いつつ・・・。

波折宮に合祀されている天満宮


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九重長者原での原木伐採3

2010年10月10日 | 定例行事

九重はちょうど紅葉の始まりを迎えていました。
伐り出しを終え、お昼を長者原の駐車場わきにあった東屋に移動。
皆でで弁当を広げて景色を楽しみながらの昼食。
雨に降られたせいか少し肌寒い休憩となりました。
1時に長者原を出発して玖珠経由で帰路へ・・・


トラックいっぱいの伐り出した木を
人海戦術で仕分けながら下ろします。
おおまかに大中小の太さ別に弁別していきます。


そろったところで会員さんが我先にと
自分の材料となる良い木を品定めして
次々に運び出して今日の作業は終了。
ちなみに・・・
太さ別に
3~4cm 200円
5cm位 300円
6~7cm 400円
9cm以上 500円
の頒布価格でした。

大分県の営林署のみなさまと九重の森の恵みに感謝です。
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九重長者原での原木伐採2

2010年10月09日 | 記事

伐採は人員が多かったこともあり
なかなかに順調でした。しかし・・・
トラックの待機場所までは藪の中を
何箇所も集積場を設けて中継しながら
人海戦術でひたすら搬出・・・


ぬかるんだ泥道と格闘すること2時間
伐り出したコシアブラで軽トラックと
1トン車の荷台はほぼ満杯になりました。

気がつくとみなさん脇から下は
黒土でどろどろ・・・
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九重長者原での原木伐採1

2010年10月08日 | 記事
本日小雨の中、16名の会員有志と
大分営林署の職員3名の総員19名で、
大分県の長者原木うその森周辺にて
コシアブラの原木の伐採作業をおこないました。


朝8時に太宰府石坂の会長宅前に集合し、
4台の車に分乗して約100kmを移動。
10時に現地に到着して、さあ!
という時にはすでにパラパラと雨が・・・

今回は林道よりさらに奥の接道していない
かなり離れた場所での作業となりました。

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