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太宰府木うそ保存会

木うその技術伝承と原木育成を目的とした会です。木うその歴史や会の活動内容などを紹介します。

コシアブラを育てよう! ~木うそ保存会の取り組み~

2010年02月07日 | 木のお話
木うその原木である、コシアブラは太宰府周辺で入手しにくく
なっています。



その理由としては

1、管理された森林の減少

 日々の生活に欠かせない燃料である、木(焚き物)を得ることは
 とても大切なことでした。ガスや電気が普及していなかった頃は、
 集落ごとに管理された森林を所有していました。このように管理
 された森林は減少し、コシアブラが育ちにくくなっています。

2、注目される山菜

 コシアブラは美味しい山菜として注目を集めるようになりました。
 山菜採りは春の楽しみのひとつですが、近年は乱獲されています。
 新芽が一つしかない幼木の芽を摘むと、枯れてしまいます。
 成長した木も、すべての新芽を摘むと、結果は同じことです。
 春の味覚を長く楽しむためにも、木鷽を後世に伝えるためにも
 ちょっとの我慢が必要ですね。

木うそ保存会ではコシアブラを育てる取り組みを行っています。
太宰府市環境美化センターの斜面に500本植樹(根付いたのは60本)し、
毎年下草刈りを行っています。

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3 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (牧野)
2010-02-07 23:33:35
コシアブラは雑木としては成長の早い木で、杉やヒノキの植林の手入れをた後に、真っ先に生える木の一つです。手入れをしない植林地域は密集しすぎて光が届かず生えていませんよ。明るい木立が好きなようです。そんなとこを探してみては?
返信する
Unknown (taka)
2010-02-09 18:30:36
500本植樹で根付いたのが60本とは少ないような気がしますが・・
きっと育てるの難しいでしょうね。
いつも素人質問ですみません^^
返信する
日当と日陰が半々… (広報部鳥)
2010-02-09 23:55:47
太宰府市環境美化センターの斜面は他に木がまったく生えていなくて、日の良くあたる環境です。コシアブラは半日は日が当たり、半日は日陰になるような木立の中で成長する雑木です。そのため、日当たりが良すぎる環境はあまり良くないようです。本当は自然の中が一番良いのでしょうけどね。
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