天地わたるブログ

ほがらかに、おおらかに

プロ野球のGМをやってみたい

2024-06-18 06:10:39 | スポーツ・文芸


窪東公園(国分寺市)


流星道場、一人去った穴を埋めようと動いた。いろいろ顔が浮かんだ中で新葉賞と星辰賞受賞者のS.Оが真っ先に浮かんだ。小生より若くて働けそう。その旨を話すと彼女は「前も言ってきましたね」となつかしがり、流星道場が俳句の壺になったと知って「入ります」となった。以前、煩瑣な幹事の作業があるので逃げられたことを思い出した。
今回、我ながら素早かった、満足。
句会に新しい人を入れるのはプロ野球のスカウトとほぼ同じ感覚。今回小生は打率2割8分、本塁打25本を打てる選手を求めた。二つのタイトルを持つS.Оはプロ野球でいうとそういうレベルの上玉であり、ずっと意中の選手であった。彼女をほかのメンバーに紹介するとさっそく歓迎の言葉が上がった。「一緒に句会できることは望外の幸せ」という人もいた。
入って来る選手、在来の選手とも喜び、精神が活性化する。それがGМ(ゼネラルマネージャー)の仕事である。全員の作句力が向上することを期待する。

さてプロ野球に話を転じると、GМがほとんど働いていないのが西武ライオンズである。
チームの不振の責任を取る形で松井稼頭央監督が休養してGМの渡辺久信が監督を兼ねたが成績はなお下降した。6月17日現在、最下位西武は19勝44敗、首位ソフトバンクは41勝19敗2分の23.5ゲーム差である。ライオンズの野手で、規定打席に達しているのはわずか2人、いちばん成績のいい源田が打率2割2分ていどである。
西武ライオンズは1軍が2軍である。1軍で選手育成をやっているようなものである。勝てるはずがない。
監督や選手のレベルを越えてしまった事態に球団全体を統括する人が何も手を打たないのか。事態はGМも越え会社全体の問題である。
とりあえずアメリカ、プエルトリコ、ドミニカ、キューバあたりでくずぶっている実力者か、芽を出そうとしている若手選手を引っ張り込むしかないだろう。

しかし外国人による補強もむつかしい、と阪神岡田監督は考えているようだ。
中日スポーツに田所龍一氏が報じた記事がおもしろい。
さて、“今週のトピックス”は6月14日に大坂市内で開催された阪急阪神ホールディングス(HD)の定時株主総会。一人の男性株主がこんな質問を投げかけた。
 「阪神タイガースはなぜ、新外国人選手を補強しないのか。打てないノイジーとミエセスをなぜ、使っているのか」。いやはや手厳しい質問である。これに対し阪神電鉄の谷本修取締役は「今年はゲラという抑えの投手とドミニカ共和国から育成の2人が入団しました。(ノイジーとミエセスは)ともに若い選手なので活躍の可能性があると判断しています」と答えた。少々ピントの外れた返答である。
岡田さんは打てない外人ははやく切って自前の若手にその金を使うべきと考えている。小生もそう思う。
来てみなければわからない外人選手のなかで、巨人に来たヘルナンデスは当たりである。バットに球を当てる能力が高そうで打率を残せそうだし一発のパンチ力もある。不振の打撃陣のなかで触媒ごとき影響力を発揮している。

さて、流星道場に入ったS.Оにヘルナンデスくらい働いてほしい。かりに彼女が活躍しなくても句会は野球のように選手をすぐクビにできない。給料を払っていないお楽しみの会であることがプロ野球とおおいに異なる。



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