天地わたるブログ

ほがらかに、おおらかに

同人を辞退できるのか

2024-06-22 05:07:20 | 俳句

姿見の池緑地(国分寺市)


「鷹同人会ニュース」141号が来た。同人に特に知らせたい話題を載せた4ページものである。
鷹主宰が巻頭に「四八七名の句稿」なる小文を書いている。創刊60周年記念大会がいよいよ近づいている。487人が出した作品集を読むのが楽しみである、という。さらにこの大会の出席者全員に主宰の自註句集(新刊)をお渡しするとというのが話の目玉であある。
祝賀会には外部から70名ほどの方を招いている。記念号と記念大会で多額の出費になったが特別基金が順調に集まり不安はない、としている。

おカネのことは気がかりであった。
鷹はこのための基金を募集した。小生は1口の基金をしたが1口など最低で、基金名簿を見て恥ずかしくなった。3口5口はざらで中には10口20口が結構いらっしゃって、穴があったら入りたい、の心境であった。
万馬券が当たって100万円入ったら20万円寄付しますが、ビンボーにつきご容赦を、という思い。
そう思っているのに末尾の「同人の動向」という欄に「同人辞退」があって今回も2人が辞退している。同人を辞退すれば同人会費1年15000円を払わなくていいということか。
そんなことできるのか。していいのか。
「鷹同人会ニュース」が来るたびに誰かが同人を辞退している。
新人賞を受賞し小生より一回りも若い女性がかつて同人を辞退した。不審に思ってそのとき同人会長をなさっていた岩永佐保さんに聞いたことがある。佐保さんは笑ってその人は直接主宰に話してそうなった、といい明言を避けた。
そんなことがあっていいのか。礼儀知らずではないか。

かつて飯島晴子さんが結社に尽くす仕方は三つあるとおっしゃった。
また聞きであるが、一つ目は寄付をすること、二つ目はいい句を書くこと、三つ目は人を育てること。さすが晴子さん。急所をおさえた明確な3本柱である。一つ目は寄付を持ってきたのも素晴らしい。さように寄金が大事である。
毎年鷹が誰かを同人にするのもその人を顕彰する意味はあるものの、同人会費を遺漏なく徴収するための方策ではないのか。結社をおカネの面で支えてほしいということである。
同人を辞退したくなる理由はおカネを払う能力が失せたのではなく、作句能力が衰えて同人の名にふわさしくない、との意識からではないかと忖度する。つまりプライドの問題である。
ならば辞めてもいいが辞めてサヨナラしておカネは払いません、はないだろうな。
同人会費は払わないが以後3万円寄付します、ならば同人を辞退してもいい、と小生は考える。

同人辞退について、主宰あるいは同人会長に仔細を聞いてみたい。
同人になって成績が振るわないからといって辞められる筋合いのものではないと思っている。


コメント (1)
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