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天地わたるブログ

ほがらかに、おおらかに

行け! 行け! 金峰山

2025-01-26 05:40:07 | 美術

大相撲初場所が佳境。きのうの14日目、2敗でトップの金峰山が10連勝中の霧島をすくい投げて破った。幕内での自己最多12勝目を挙げ、初優勝を引き寄せた。

この一戦、霧島が左上手を取り頭をつけた体勢になったとき霧島が勝つと思った。金峰山は突っ立って守勢である。上手出し投げで相手を揺さぶり、崩しつつ寄る、という場面を想像したがそうしない。

 

霧島(右)の左上手と金峰山の右下手の攻防

 

 

比較的小柄の力士、たとえばかつての横綱・栃ノ海やかの大関・栃東(2代目)は出し投げがあったからあの地位へ行けたと思う、あの崩し技。

霧島に出し投げがないのか、ないとすれば身につけるべき技。攻めあぐんでいると、金峰山が下手を離して振り回した。豪快なすくい投げが決まって霧島が土俵に横転した。まるで大関が平幕を屠るようなシーンであったが、霧島は元大関の前頭筆頭、金峰山は前頭14枚目、格下なのだ。あそこで下手を離すのは度胸が要る。決断と勝負勘がすばらしかった。

このシーンを見て金峰山はそうとう自力をつけたと実感した。小結、関脇にすぐ来られる。

 

今日、金峰山が対戦する王鵬(前頭3枚目)も楽しみな力士。前へ出る圧力は大の里に比べてまだまだと思うものの防戦するときのしぶとさは大の里を凌ぐ。負けにくい資質が祖父の大鵬を彷彿とさせる。落城しない王鵬、魅力がある。大の里が守勢にまわったときどれだけしぶとくなるか、王鵬が前へ出る突進力がさらに向上するか。この二人の力士の資質の差を興味深く見ている。

大の里は思ったよりもたついている。

もっとひどいのは琴櫻。優勝した次の場所で横綱になろうかという大関が5勝9敗とは……今日の相手は優勝を狙う豊昇龍。勝つ気合が違う。負ける確率が高い。褌を締め直せ!

下から勢いのある力士が出てきて横綱がいなくてもおもしろい。

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八王子で書道展を見る

2025-01-12 07:26:14 | 美術

八王子オクトーレ


きのう八王子駅北口の大きなビル、八王子オクトーレ11階で書道展を見た。第38回香風会展(香風会・八王子書道会主催)である。
八王子駅は西国分寺駅から西へ30分ほど行ったところ。駅周辺の商業施設の多さと建物の大きさ、人の多さに仰天ししばしあたりを見回した。八王子は大都会である。都会はどこへ行っていいか迷うが香風会展会場はすぐわかった。

香風会の会員である折川朋子さん(八王子在住)から招待状をいただいていた。
彼女は長男の友人。長男が死んだ際、弔意をめんめんと綴った丁寧な手紙を寄せてきた。あまり丁寧な文面で字がきれいだったので返信した。彼女は神田神保町の大手書店に勤める書店員。さらに書道を小学生のころからやっているという。
文字に縁の深い人である。


折川朋子さんと彼女の書。出典は空海の言葉。


朋子さんと会場に展示されたいろいろな書を見て回った。中に俳句を書いた作品があった。俳句は「花吹雪立ち去りがたし風の中 大須賀カヨ子」である。
おお、俳句じゃないかと一読した。「花吹雪立ち去りがたし」まではいいと思ったが「風の中」でがっかりしたと朋子さんに伝えると「どうして」と問う。
花吹雪というのは風で花がいっぱい散っていることだから風は言わなくても吹いているんです。だから下五の「風の中」なんてまるで蛇足。ここで別の要素に転じるなどして踏ん張れといつもみんなに言っているんです……と朋子さんに俳句を語っていた。
彼女はおもしろがった。小生の語る内容に興味と共感を覚えたらしく、「じゃあ、どうすればいいんですか」などと俳句の世界へのめり込んで来る。
う~ん、そうですね。「花吹雪立ち去りがたしたもとほる」と収束させるのが一手。竜頭蛇尾的な収め方でいいんです、こういう句は。徘徊する、うろつくという意味の「たもとほる」が俳句臭いというのなら、「花吹雪立ち去りがたく仰ぎたる」とあっさり終えてもいい。「風の中」より救いがあるんなじゃないかなあ。
俳句っておもしろくて奥が深い……朋子さんの顔が輝いた。精度の悪い句を見るとどんな場面でも何か言いたくなるので困る。今回は功を奏してよかった。
もう一つ、朋子さんに話題を提供した。
本を売るのが仕事の人に本の話をする。前回は中山千里の『ヒポクラテスの誓い』であったがきのうは、柚月裕子の佐方貞人3部作『検事の本懐』『検事の死命』『最後の証人』。正義感のかたまりの佐方青年のことを話した。
俳句と書籍と話題がふたつあって場が持った。




                                     
部分

「香風会」創設者・菅沼香風先生の書。
理屈ではなく惹かれた。文字のかすれ具合など練習して出せるものなのか。レベルの高さに呆然とした。香風先生クラスの指導者は、草書、行書、楷書、篆書、隷書の基本五体をこなすという。
そのときなぜかジャンルは異なるが、小川軽舟の近作2句「大陸を離れて久し虫の島」と「虫聴く国虫闘はす国彼我の秋」を思い出していた。今まで類例のない句である。香風先生の筆跡に対抗できる高みにあるのではないか。ジャンルは違ってもトップレベルの人の作品は他と全然違うことを痛感した。


墨書したものはほかほかした気分になる。小学生たちの「おもち」を書かせたアイディアがふるっていた。




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関脇阿炎に期待する

2022-03-14 06:24:19 | 美術

「四股王」と呼ばれる阿炎の華麗な四股

大相撲春場所が始まった。
角番大関貴景勝、正代が勝ち越して大関を守れるかは情けない見どころ。新大関御嶽海が大関らしい成績をあげられるかは昨今大関がふがいないことの裏返しのみどころであろう。
小生は関脇阿炎が10勝できるかどうかである。初日、阿武咲に押されて完敗であったが期待している。10勝できたなら案外はやく、今年中に大関となる可能性があるだろう。身長188cm体重150kg、いい身体をしていてこのところ突き押しが冴えている。コロナ禍の最中街へ出て飲食したことで3場所謹慎処分をくらい下に落ちていたが改心したのか以後相撲に切れと激しさが出てきた。
最近の成績は、11-4(十両14)、13-2(十両5)、12-3(前頭15)、12-3(前頭6)。
横綱を除く力士で10勝以上をコンスタントにあげているのは阿炎しかいない。関脇が強い場所はおもしろいといわれる。千代の富士や貴花田が関脇のとき昇り竜の感じがあってほれぼれしたがいま阿炎にその雰囲気がある。
細かい事情は知らないがあの高く足の上る四股を見ていると怪我が少なそうである。力士は大関に上がるまでにそうとう怪我を負うのか大関になってから力を発揮できていない。怪我が少ないことは活躍の大事な要素である。怪我が少ない27歳は伸びしろがまだある。
照ノ富士には怪我を悪化せずひと場所でも長く横綱をつとめてほしい。いまがいっぱいという感じである。横綱を脅かす一番手が阿炎という感じがする。

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関野吉晴野外写真展at鷹の台

2018-12-20 07:20:45 | 美術


きのう讀賣新聞が多摩版で「秘境写真野外で体感」という見出しで関野吉晴さんの野外写真展「地球の貌」を報じた。関野吉晴さんが五十年近く撮りためた写真を「関野吉晴ワンダースペース」を補う形で武蔵野美術大学共同研究の助成を得て、「地球永住計画」の主宰で開催とのこと。




絵の前のゴミ袋という風景はおもしろい。吉野さんはこの光景をたぶん予想したと思う。


創価学会が創価学園グラウンド跡地の外壁を提供。コの字形の白いフェンスにプリントされた写真が約170点展示されていた。展示作業に武蔵野美術大学の学生たちが携わったと新聞は伝える。

野外といっても屋根があるだろうと思っていたが雨ざらしになる場所で、それが驚きであった。ふつう写真家は自作を大事にして自分で印画紙への焼き付けをする。そういうものを雨ざらしにはしない。しかし吉野さんはほんとうに野外に展示した。
プリントする人の技術、プリントする素材など現代の文化を導入して紙への転写から飛躍した吉野さんのアイディアに脱帽した。
すこしくらい映像の精度が落ちても多くの人が見たほうがいいという考えが色濃く出ていて吉野さんの豪放な性格を感じた。



この写真は部分。「メコン川の上流では凍った川に土でお経を書いていた。」とコメント。世界には想像できぬことがあることを知った。ぼくにとってもっとも興味深いワンショットであった。


郷愁を感じた。



きみ、その辛さはわかるよ、と声をかけたくなる表情。

これからの展覧会は場所もいろいろあっていいというメッセージにもなるだろう。たとえば新宿副都心に何棟も立つ50階規模のビルの階段の壁などは展示するのに格好な場所。現代人の運動不足対策で階段上りを奨励するのと相まって、この空間になんらかの絵画、写真が飾られれば都市文化はもっと発展するだろう。
吉野さんの多方面への視野の広さを目の当たりにした。




【関野吉晴氏略歴】
生年月日:1949年1月20日 (69歳)。探検家・人類学者・外科医。武蔵野美術大学教授。
1999年植村直己冒険賞、2000年旅の文化賞。
出身地:東京都、学歴:一橋大学


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ブッキー猫も楽しいレストラン

2018-05-14 13:21:58 | 美術



KBJKITCHENではたらくブッキーはマカオ出身で店長の妻。厨房で日本の辛抱娘「おしん」のように店長のアシストをしています。絵を描くのが趣味で暇があるとよく絵を描いています。そして猫が大好きな25歳。
ブッキー猫が当店のメニューのあれこれを絵で紹介します。



【ランチタイムセット】
「KBJバーグ」が主力ですが「和風バーグ」もあります。
黒毛和牛を使った極上ハンバーグ、極上のデミグラスソースで。11:30~15:00のランチタイムは、ライス、ミニサラダ、スープ、ドリンク付きセットで980円(税込)。



【ティータイムセット】15:00~18:00
飲み物(コーヒー、カフェラテ、カフェモカ、抹茶ラテ、キャラメルラテ)と、ケーキ類(アップルパイ、クリームブリュレ、チェコレートケーキ、チーズケーキ、ハニートースト、杏仁豆腐)の組合せ、780円(税込)



【バータイム】21:30~23:30
酒の好きな方のための時間。照明を落とし音楽の音量を上げ夜の雰囲気を盛り上げます。
土曜日はDJを招きます(20:30~23:30)。土曜日のこの時間帯にかぎりチャージ料金500円が必要です。


おつまみ、いろいろあります


なお、ブッキーの絵のポストカードもあります。



みなさんのご来店をお待ちしています。


KBJKITCHEN
住所:国分寺市南町2-18-3 国分寺マンション102
JR国分寺駅南口へ出て左へ2分
開店時間:11:30~23:30(11:30~21:30禁煙、以後喫煙可)
電話:042-349-6234
定休日:月曜日
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