天地わたるブログ

ほがらかに、おおらかに

摂州「泉寿庵」の餡わらび

2024-04-12 04:48:26 | グルメ
   


先日、さる方から土産をいただいた。開けると蕨餅であった。1万2000歩あるいていたし午後は気温が上がったので、それは口にはなはだ心地よかった。泉寿庵は兵庫県宝塚市の和菓子の老舗らしい。
蕨から採ったでんぷんで作るというが、片栗粉がもはやカタクリからできないように、無理ではなかろうか。ほんとうに蕨からできるとしたら指摘してほしい。いや、この食感は文句ない。美味い。

以下、鷹同人
門徒費の有無を言わさず蕨餅 三井ちえみ
蕨餅わが浮腰を見ぬかれし 岩永佐保
声美しき鳥が甍に蕨餅 天地わたる
大寺の前の静かな茶店を想像した。汗が引いて甘みが喉を通る至福のひととき。
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ハチノスは牛の胃であった

2021-08-07 05:30:07 | グルメ



きのう、二駅先の武蔵小金井へ夕飯を食いに行った。駅のそばの二階に「菜香園」という中華料理店があり最近よく使っている。
すごく料理の品数がありわけのわからないものがあるのもいい。「ハチノス麻辣炒め」を見て食通でないぼくは「蜂の巣が食えるのか」興味がわいた。
出てきた料理のハチノスらしきものを食べると内臓の食感である。蜂の巣は藁のような感じで肉の感じはない。ボーイに訊くと彼は自分の胃を指して牛のこのへんのことだと言う。
ミノが胃であることは知っていたがハチノスが牛の第二胃の俗称であるとは知らなかった。確かに蜂の巣のような穴があることはあある。父がいたらえらくこれを喜ぶだろうと思った。なにせ大の臓物好きであった。
ミノとハチノスは大差がないから後者の味を想像できるが、まだ世界にには味を想像できないとてつもない食材があるかもしれない。


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