天地わたるブログ

ほがらかに、おおらかに

阪神がカッコいい

2023-06-05 05:33:43 | 野球

ロッテを完封した才木投手


きのうセパ交流戦のロッテ対阪神の終りのほうを見て、阪神のユニフォームにびっくりした。鶯色なのだ。阪神といえば黄と黒の虎縞と思っていたので別のチームを見た思いがした。けれど才木投手が一人で投げ切って完封するなど、今の阪神はカッコいい。美人は何を着ても映えるように、強い球団はどんなユニフォームもカッコよく見える。
現在、34勝16敗、貯金18。2位に5ゲーム差をつけて断トツの首位。一方巨人はきのう日本ハムにめった打ちされてこのカード負け越しで26勝27敗。顔が水上に出たかと思えばまた沈んで喘いでいる。
強いチームはどんなユニフォームでも輝いて見える。この鶯色は交流戦のホーム用かもしれないが軽快でよい。
やぼったい岡田監督は何を着てもさえないが監督は勝利に導きさえすればいい。タイガースファンと大阪は今年は盛り上がっているかもしれない。


茫洋とした岡田監督


コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大谷に始まり翔平に終わる

2023-03-23 06:31:08 | 野球

27個目のアウトを空振り三振でとる大谷

きのう、ワールドベースボールクラシックの決勝戦を見た。
野球を最初から最後まで見たのは久しぶり。フロリダでやってくれたおかげで昼間見ることができた。
今回この野球にのめりこんだのはアメリカチームが選手をそろえてきたこと。そのため1戦落としたものの大量得点を重ねて決勝戦へ出たきていた。
下位打線といえない打者ばかり。誰でも本塁打を打ちそうで最初から最後までハラハラした。一発の怖さをすべてのアメリカの打者に感じた。一つのアウトを取ることのむつかしさを思った。野球は27のアウトを取るうちに相手より1点上回ればいいゲームであることを感じた。
本塁打は花である。一発で点が入る。けれど走者がいないなら1点で終わる。それをきのう痛感した。今永とダルビッシュが1本ずつ浴びたが走者がいなかったので2点で済んだ。それが勝利に通じた。一方日本も2本の本塁打を打ち2点。渋い展開であった。1点をヌートバーの内野ゴロで上げていてこれが効いた。岡本の一発の1点で3-1になりこの1点はものすごく大きかった。
8回ダルビッシュが出たときまた一発浴びるのではないかと思いそうなった。宇田川にしてほしかった。9回大谷がアウトを取れず四球を出したとき負けを覚悟したが次打者のショートゴロゲッツーが完成したとき峠を越えた気分だった。アウト一つを空振りで取ったのはさすがであった。

大谷翔平のМVPは妥当だろう。メジャーで実績を上げ、投げる・打つで活躍して日本を牽引した。投打でずば抜けた能力を発揮したスーパーマンであった。

いろんな場面が重要であったが一つ取り上げれば、韓国戦。
3回表にダルビッシュが3点献上したときヤバいと思った。韓国の左腕(名前を忘れた)が1・2回を危なげなく押さえられていて負けると思った。凄く能力の高い左腕であった。日本は左打者だらけ。牛耳られそう、と思いきや、突如四球を連発し、1・2塁。ここでヌートバーの打球がセカンド左を抜けたときこいつは天使かと思った。これをきっかけに4点取って逆転した。ヌートバーのこの功績が日本を勝利の軌道に乗せたといっていい。
あの左腕がなぜ3点ももらっていて突如自滅したのかいまだにわからない。気持ちの問題だろうがあのとき彼の中で何があったのか。投手というのはなんとデリケートな生き物かと思った。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

塩見の記憶に残る大失策

2022-10-31 06:50:19 | 野球

写真:サンケイスポーツ


日本シリーズはきのうオリックスがヤクルトをくだして4勝2敗1分で優勝した。
ポイントは5回表の攻防にあった。
吉田正の押し出し死球で2点差とされ、なおも続いた2死満塁のピンチで杉本が打ち上げた打球にいったんは追い付いたが目測を誤り、まさかの後逸。走者一掃となり、5点差に突き放されたのだ。
テレビを見ていて塩見は捕球したものと確信した。なのにオリックスの走者がどんどんホームを駆け抜け、オリックスベンチもやんやの喝采……バカみたいと思った。実はボールが地面を転がっていたのである。プロの外野手が飛球のところへ行っていてそれを取れないなんて……思いもしなかった。このときフジテレビのアナウンサーも解説も何も言わなかったのではないか。だからテレビを見ていて事情がわからなかった。塩見の顔が映って元気がないのでやっと失策したのだとわかった。
野球のおもしろさは、球にグラブが触れていないと失策と判定されることが少ないこと。塩見のプレーもいったんは杉本の三塁打となったもののあまり守備がお粗末ゆえに「失策」に変更されたようだ。
この回グラブに球が触れない安打と記録されたミスはほかに二つ。
無死一塁からオリックス宮城のバントが、前進守備の村上三塁手と投手サイスニードの間を抜けて遊撃内野安打に。続く太田の三塁線へのバントも、村上が処理をサイスニードに任せてベースに戻ると、サイスニードが処理できずに無死満塁となった。
サイスニードはゴロをグラブに入れることができないが球は吉田正にぶつけている。満塁で打者にぶつけてどうする…考えられないアホであった。

ところで、塩見の大失策は記憶に残るであろうか。
失策で記憶にあるのが中日宇野選手の落球である。ウキィペディアで調べると「宇野ヘディング事件」として調べられるほどの有名な失策になってしまっている。1981年8月26日に後楽園球場で巨人山本のポップフライを取り損ね右側頭部に当ててしまった失策である。このとき中日は勝ったのでこのエラーそのもののマイナスはさほどでもなかった。ただしサッカーのように球が跳ねて派手な失策事件となってしまったのである。
塩見の失策は派手ではない。けれど被害としては甚大であった。野球に「たられば」はないが捕球していればまだ0-2であった。
グラブに球が触れないという失策はポイントがないので忘れられるかもしれない。「塩見スルー事件」は「宇野ヘディング事件」より言葉としてのインパクトが少ない。けれど失策としては考えられないほど大きなものであった。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

センター返しはピッチャー殺し

2022-06-19 05:39:42 | 野球
       
      投手:アンドリース、打者:鵜飼


きのうの中日VS巨人戦は初回からエキサイティングであった。巨人先発アンドリースは、1回裏中日1死二塁、中日3番打者鵜飼の強烈な打球を左足に受け(直撃)立てなくなり、わずか13球アウトを一つ取っただけで降板した。アンドリースには悪いが痛快であり、あっぱれ鵜飼である
以後、巨人の投手計画は大きく崩れた。中日は終盤逆転して4-3で勝利した。ヒーローはキュー出身の3人ということだが隠れたヒーローは体重100キロのパワーヒッター鵜飼である。

硬球は凶器であるときのうはあらためて思ったが、通常、投手が打者に対してのことであり、死球である。わざとぶつける投手は今いないだろうが手許が狂って身体に来ることはしばしばある。わざとでないだけにかえって怖い印象さえある。
打者が硬球の被害に遭うケースが普通だがその逆も率は低い。きのうの鵜飼のセンター返しの打球は稀なケースである。投手を狙って打ち返すことは至難であろうがそれが高い確率でできたらその打者はヒーローになれるし野球漫画のネタになるだろう。いままでセンター返しでピッチャーをつぶすという発想の漫画はたぶんなかっただろう。それは新機軸である。
ひとつのチームで全員がセンター返しを意図してバットを振るならば制球の定まらない投手より怖さが出来するだろう。そういう打者軍団が投手をいたぶる光景を想像してうきうきした。
桑田コーチは「やっぱり投手は投げたらすぐ9人目の野手になるというね。今あの、エイヤって投げて、あまり野手の構えをするという投手が少なくなってきた。その辺の指導をしていかなきゃいけないなと思っています」とキッパリ。現役時代フィールディングに長けた同コーチは守備の意識を高め、再発防止に努めるという。

野球は投手が投げ打者が打ち、走るだけの競技であるが、いろいろなことが起こる。ルールは一冊の本になるほど複雑であり、ひとつひとつのシーンは万華鏡のように華やかである。負傷退場を期待していないがあれば興奮する。
打者のセンター返しはスリリングである。

                             
                                         撮影:狩俣裕三(日刊スポーツ新聞社)

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ああ佐々木投手KO

2022-06-04 06:13:17 | 野球


きのうプロ野球のセパ交流戦を見た。ロッテ対巨人。
完全試合を達成したロッテの佐々木朗希の登板予告がありぜひ彼の雄姿を見たかった。7時ころテレビをつけたら3回裏巨人の攻撃。
岡本のスイング映像(VTR)が出て、こりゃホームランかなと思ったらそうであり巨人に3点が入っていた。巨人の零点を予想していて裏切られた。打率2割2分台で喘いでいた岡本がこれで復活したら佐々木さまさまである。岡本のツーランでほかの1点は別の選手が適時打で上げていた。
佐々木は4回、自分の失策がらみでまた失点し、5回も適時打を浴び、5回までにヒット8本、5失点で降板してしまった。結局初黒星となった。
佐々木を見ていて江夏豊を思っていた。江夏はこんなもんじゃなかったな。そのころ巨人ファンであった小生は江夏が出るともうだめと観念したものである。なにせ球が速くバットに当たらない。打席に立つだけ無駄のように思ったものである。
しかし佐々木は並みであった。いや昨日は並み以下であった。巨人の打者はみんなバットに当てていた。
しかし完全試合をした投手であるからこんなもんじゃないはずである。
最高のものというのはいつも見られるわけではないことを痛感した。ほかの投手でも、160キロを投げられなくても、9回投げて完封することがある。そういう場面に居合わせることが幸福なのである。
今度いつ佐々木投手を見るかわからいないがそのときは三振また三振というシーンを見たいものである。

             


コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする