クコの芽を中心に「掻揚げ」にしようと写真の食材を揃えた。前回よりころもを濃くしたが食材間のまとまりを欠き、天ぷらというより油煮になってしまった。
掻揚げの食材は、サクラエビ、貝柱、イカなどと辞書にあり葉物は邪道であったと悟った。
油の摂取過多が気になるので天ぷら狂いは考え直す。
天ぷらに凝った日々、ご飯の量を減らして体重をコントロールした。
油と付き合ってみて天ぷらは食文化の柱であると思った。
かの太平洋戦争で野天生活を余儀なくされた場合、兵士は野草を食べるしかない。このとき油はなかっただろう。油があればアクのある野草を簡単に食べることができた。あのなめらかな液体は高度な工業でできる。油は成人病関係で最近悪者扱いされることが多いが食材の幅を大きく広げる優れものであることは間違いない。
さてできた天ぷら(油煮)であるが捨てるのは勿体ないので湯で油を落として味噌汁の具にしようと思う。さてどんな味噌汁になるか楽しみである。
天ぷらから煮物に転じよう。そのメインはフキ。先日34本採って煮た。美味であった。茹でて食えるのはカラシナ。去年付き合った連中がまたやって来る。
3月のフキはやわらかくて美味