森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

「マティス展」に行きました。

2023-08-15 09:35:24 | お出掛け日記

7月のおまとめ日記(Kiriyの優雅な夏時間《7月の暮らし☆2023》)を書き終えて、ようやく私の7月が終わったので、このブログではようやく8月が始まりました。

本来なら時系列に書いていきたいところですが、何しろこの「マティス展」は20日までで会期終了が迫っているので先に書きますね。

この絵画展は「東京都美術館」にて8月20日までです。

 

8月9日水曜日、急に思い立ちふらりと上野に行ってまいりました。

急に思い立ちと言っても、チケットを買ったのは前日です。もちろんもっと早くから予約できます。また当日券も買えるようですが、この展覧会は時間予約制なので、当日に買ってもすぐに入場できない場合もあるので、事前予約が良いと思います。最近では台風の影響ばかりではなく、酷暑と大気不安定のための突然の雷雨もあって、私が買ったときは、前日であってもどこもかしこも余裕でした。

ところがその前の週に行った星子さんは、猛暑であったにもかかわらず、「×」または「△」が多く危なかったと言っていました。こういうのはタイミングなんですよね。

ただ「△」は「×」ではありません。「諦めず試みるべし !」ですよね。

入場してしまえば、この時間予約の人数制限は快適です。

人気のある美術館では、コロナが終息しても続けて欲しいことの一つです。

 

ところで、・・・・そうなんです。

この絵画展には一人で行きました。前に星子さんが、これに興味があると言っていた時、私は「彼はいいや。」とさりげなく行かないアピールをしていたのです。

と言うのも下の絵が↓ 表紙になっているフライヤーを見た時、この赤と線が、また私の神経を逆撫するように感じたからなんです。

若い時にはムンクが、最近までゴッホの絵が怖いと思っていました。

向き合って、今はむしろ好きです。

 

最初はちょっと逃げていたけれど、やはり向き合ってみようと思ったのでした。

ところが入場して見たら、意外と普通。

私はいったい何を怖がっていたというのでしょうか。

もちろんこの「普通」は凡庸と言う意味の普通ではありませんからね^^

 

ただこのマティスは多様性と言う言葉がぴったりな人だと思いました。

ふと美術館でしてしまった妄想。

「未発表の彼の絵が、世界中で発見される。

鑑定人は少々苦労する・・・・。」

なんてことは絶対に起きないことですが、時代によって一見作風が違うように見えて、鑑定が難しいのではないかと感じてしまったのです。

(もちろん、妄想ですからね(笑))

 

以前読んだ「日本画入門」と言う本だったかに、「日本画を研究する人は、1本の線で作者名が分かる。」とあったのです。その時洋画はタッチかしらと思ったものです。

とすると、マティスはその線にタッチが表れているのかもしれません。

撮影がokと言う部屋があって、またも私はほとんどの絵画を撮ってまいりました。

よもやこんなものまで展示されるとは、マティスも思っても見なかったのではないかしら。↓

またはこんなものまで写真に撮られるとは・・・・・。

躍動感がありますね。

 

でも私はやっぱり、先に載せた「赤の大きな室内」や以下に載せた3枚の絵が好きです。

写真を撮ると、それだけ印象深くなり、またこのようにブログに載せると、結局はそればかりが記憶に残っていくような気がします。

だけれど、写真を取っていい部屋にはなかった「金魚鉢のある室内」の青とか、後からわけもわからずにじわじわ来る「コリウールのフランス窓」なども印象深かったです。

また切り絵のコーナーなども、「可愛い」と言う言葉を、思わず心の中で言ってしまったりしました。

 

この絵画展は「マティス展」の上に「20年ぶり 待望の大回顧展」と冠がついてます。

見ごたえがあります。

行ける方にはお勧めできます。

だけどもしも、「残りの日付を考えたら行けないわよ。」と言う方に朗報です。

「国立新美術館にて。2024年2月14日(水)~5月27日(月)『マティス 自由なフォルム』
『フランスのニース市マティス美術館の所蔵作品を中心に、切り紙絵に焦点を当てながら、絵画、彫刻、版画、テキスタイル等の作品や資料を紹介するものです。切り紙絵が日本でまとめて展示されることはきわめて稀で、マティスの記念碑的な表現方法に触れる貴重な機会となるでしょう。』HPから」

こちらも楽しみになってきました。

 

今回の「20年ぶり 待望の大回顧展  マティス展」のチケットはこちらから→チケット | マティス展 Henri Matisse: The Path to Color (exhibit.jp)

チラシを見たい方は→flyer.pdf (exhibit.jp

HPは→マティス展 Henri Matisse: The Path to Color (exhibit.jp)

 

外に出て、上の写真を撮りましたが、はっきり言って失敗ですね。好きだと思った「金魚鉢のある室内」だと言うのに。

この日は大雨が降ったりやんだり・・・・

遠くに見えた雲の隙間の青空が映り込んでしまいました。^^


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