森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

一人で行こう💛平泉その6★高館義経堂

2024-06-21 02:49:52 | お出掛け日記

中尊寺を降りて来て、「タクシーに乗る」と言う選択をした私。

滅茶苦茶正解だったよ~ !!!

だってさぁ、私は「たどりつけない女」だったじゃん。思わず思い出してしまったよ~。

「それって何?」と言う方のために言うと、最後は(ふうふう言って)たどり着くわけだが、一発で目的地にたどり着けない、それが「たどりつけない女」なの。

地図が読めないわけじゃなくて、地図を見ないで、なぜかきっとこっちよねと歩き出すからそうなるのよね。

「高館義経堂に寄って、それから平泉の駅に戻りたいのです。」

 

一人で行こう💛平泉その5☆中尊寺の2」の続きです。

 

そしてタクシーは走り出す。

えっ、こっち !?

私の脳内では、右からやって来て中尊寺に上ったのだから、下りてきたらそのまま左に行くとなっていた。

そこで私は思い出す。

そうだった。

平泉の駅から歩きだし、中尊寺をターニングポイントにしてぐるりと回って、また平泉と言うのがコースだったのだと。

あぶな~!!!

 

やっぱりひとり旅は、そんなトンデモナイ事がいっぱいだよ。

しかもタクシー、ぐいぐいと坂道を登っていくじゃない!

やっぱ、タクシー選択、正解だったよ~!!!

 

💛      ☆       💛       ☆       💛       ☆

ガイドブックなどを読むと、「時間があったらこちらも是非」という感じで、小さく紹介されているような気がしました。

私的には、ここは外せないような気がしていました。

なぜなら「高館」だから。

それじゃ答えになっていないって?

 

それでは原文の一部を抜粋しましょう。

《三代の栄耀一睡の中にして、 大門の跡は一里こなたにあり。
秀衡が跡は田野になりて、金鶏山のみ形を残す。

まづ高館に登れば、北上川、南部より流るる大河なり。
衣川は和泉が城を巡りて、高館の下にて大河に落ち入る。

泰衡らが旧跡は、衣が関を隔てて南部口をさし固め、夷を防ぐと見えたり。
さても、義臣すぐつてこの城にこもり、功名一時の叢(くさむら)となる。》

私が「金鶏山入り口」と言う文字で、心が萌えたりするのも、この原文のせいです。→「一人で行こう💛平泉その3☆観自在王院跡」

 

義経はこの高館に館を構えました。

芭蕉さんも、ここから同じ風景を見たのでしょうか。もちろん、山や川や野原と言う意味です。

 

チケットをるんるんとした気分で買っていた時に、スマホを車の中に置いてきてしまった事に気がつきました。

それを取りに戻った時に、つい

「私の生きがいを忘れてしまったわ。」と言ってしまいました。

すかさず運転手さんが

「スマホが生きがいなの ?」と。

生きがい=スマホ・・・・・・いやん、バカ。それ本当に馬鹿っぽい。

「ええ、写真を撮るのが好きなので。」と私は言いました。

 

だけど自分の言った言葉に、思わずしみじみとする私。

そっかそっか。私は写真を撮るのが好きで、それが私の生きがいでもあったのねと。

 

「生きがい」と言う割には、写真を美しく撮ることを生きがいになさっている方たちの目には恥ずかしいレベルのものですが、「撮る」と言うことが私のそれなのですよね、きっと。

以下は少々同じような画像が並びます。

なんたって信号のない横断歩道を渡るが如く、右を見て左を見てそしてまた右を見て左を見て、この場所から見た風景を堪能してきたのです。

 

 

 

雨の平泉・・・・・

それはそれで良かったような気がしています。

だけどやっぱり、写真を見返すと、晴れていて欲しかったかも。

 

義経堂 ↓

 

運転手さんが言うように、滑るといけないので上りませんでした。
(いやぁ、上ったら降りなきゃならないからでしょ(;^_^A》

そして芭蕉さんの「夏草や・・・・」の碑が立っていました。

 

下の石碑の説明・・・・どこを探しても本当に見つかりません。

慰霊の石碑とぐらいしか。

「馬」と読めるから、戦で死んだ馬とかも含めての慰霊碑だと思います。

 

でもこの時、私らしいっちゃぁ私らしいのですが、なんでか義経堂の「義経」の言葉に呼応して、または「高館」と「金鶏山」がリンクしちゃったのか、そのふもとに眠っている彼の妻子の事を考えてしまって、ついこの石碑に向かって手を合わせ、

「なんだかんだと言っても、あなたが妻ですよ。」なんて祈ってきてしまいました。

 

「鎌倉殿の13人」、けっこう引きずっています(笑)

 

「満足しました~ !」とタクシーに戻ると、「えっ、もういいの。早いね。」と驚かれましたが、そのまま平泉駅に戻ることにしました。

 

駅に戻ると、タクシー乗り場に外人さんの夫婦がタクシーを待っていました。

「おっ、今日はツイてる。」と運転手さんが言いました。

その夫婦がどれぐらい待っていたのかは分かりませんが、すごく嬉しそうでした。

思わず降りて、乗り込むご夫婦に

「Have a nice day!」と言いました。

二人はにっこり笑って「Thank you」とお返事してくれました。

こんな些細なことが嬉しい私^^

 

と言うわけで続きます。

 

あっ、そう言えば、義経堂の所には上らなかったのですが、チケットがありました。


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