信じられないけれど、「最終回」と言うものが来てしまいました。
12月16日は、横浜に帰っていて、タイムリーな時間には姉と話し込んでいたりして聴けませんでした。そして自分の泊まる部屋に戻ってからの真夜中にひとりで聴きました。
何となく、冒頭の拓郎さんの言葉に含みを感じました。
なんだかよく分からない含み・・・・・私が勝手に思うには、本当に完全ドロンではないのでは・・・?
でも、まあ、それはともかくです。
なんだか楽しい夜でした。
歌もお話も。
原宿から六本木に遊ぶ場所が移っていった経緯とか、ムッシュかまやつさんのお話。加藤和彦さんのお話。北山修さんを引き継いでの「パックインミュージック」のお話。なんかいろいろ懐かしさも感じました。いろいろとお話は詰まってましたね。ちょっとメモを取りながら聴いていたのですが、途中で止めてしまいました。
たとえ最後の夜であっても、覚えている事だけ覚えておけばいいのですよね。
吉田拓郎さんは、私の好きなシンガーで、また音楽家(って硬い言葉ですよね。他にはなんて言うのだったかしら。)なんです。
だからその歌が残っていれば、私は寂しくないんです。
だけどやっぱり、もうライブには行けないのは寂しいかも。
それにあのチケット争奪戦の、あれやこれやの喜怒哀楽を楽しむこともないわけで・・・・。
今思うと、あれ、面白かったね。
あの大変な時代だけじゃなくて、もっと昔の結婚する前に、朝、チケット情報を知って、その日に横浜の県民プラザにチケットを買いに行った想い出とか、みんなそれぞれ、好きだった年数と同じ想い出があるんじゃないかしら。
そう言えば、拓郎さん、
「絶対に良いから買え !!」って言ってたじゃないですか。
↓ これ。
あのね、これ、本当に良かったですよね。
私、実は、「楽しみ~」と言いつつ、実は買うかどうかずっと迷って、予約しなかったんです。そして発売日過ぎてから、やっぱり買ったんです。
あの言葉を思い出したから。
「推しは推せるときに推せ。」
これ、確かに名言。
DVDを買っても、聴かないんじゃないかと思っていたのですが、横浜に帰る時に持って行って、姉と一緒に見たんです。
なんかね、感動した、私。
そして、ああ、もうライブはないんだなって、しみじみとしちゃいました。
ここでとんでもないことを告白しちゃうと、実はあの最後のアルバム、CDを買って、レコードまで買ったというのに、なんとなく気に入ってなかったんです。好みは人それぞれだから、別にいいよねと思っていたのですが、このDVDを見たら、今まであまり心まで食い込まなかった音楽が染み渡って来たんです。
買って良かったです。
拓郎さんが、とりあえず、みんなの前からその姿を消して、マンションの花の管理に勤しんでいても、彼はシンガーなので、多くの人がこれからも彼の歌を楽しんでいくと思います。
私自身も、私のスピードで、これからも彼の歌を、自分のペースで楽しんで行こうと思っています。
拓郎さん、ありがとう。
あなたと同じ時代の船に乗る事が出来て、私は幸せでした。
流れた曲を全部ではないのですが、載せておきますね。
吉田 拓郎 マークⅡ 73
『いつでも夢を』吉田拓郎
君のスピードで 吉田拓郎
かまやつひろし「水無し川」
吉田拓郎 : 2009 : 歩こうね
今夜も君をこの胸に
「雨の中で歌った」「ショルダーバッグの秘密」は載せられず。