森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

アバウト10歳差の友達たち

2023-03-24 00:59:13 | 梢は歌う(日記)

※トップの画像は、変わったオブジェがあるなと、遠くから撮りました。

近隣の街でも、知らない小さな発見があると嬉しく思いました。

 

※      ※     ※

友人が新しい事に興味を持ち、そのお手伝いに朝早くから出掛けて行きました。

結局それはお手伝いと言っても、逆に私の為にもなった事で、寧ラッキーだったわけですが、今の時点で詳しく書いて良いものかどうかと思うので、すこぶる曖昧な書き方になっています。

ただ私がその時思ったのは、「若いっていいなぁ。」という事だったのです。

私はそれをめったに思いません。

なぜなら始点が違うだけで、人に与えられた標準時間はみな平等だからです。(途中離脱はその思考から外して考えています。ややこしくなるので)

私にも彼女と同じ年齢の時があったわけで、その時だって決して冬眠していたわけじゃないのですから、その若さを羨ましがる必要は本来ならないのです。

そう、若いと言っても、私よりたかだか10歳若い程度の方に、私は今日、「若いっていいなぁ。」と思ったのですよ。

 

彼女が興味を持った新しい事は、聞いてみたら、私も相当興味を感じるものだったのです。

実際、昔、少々具体的に考えていた事があったのですが、しかしいろいろと踏み出せなくて、結局は選んでこなかった道でした。

内容を書かないで、ここまで書くと「だから何!!?」と不快に思われると思うので止めますが、

とにかくそれを彼女は、チャレンジし始めようとしていたのです。

 

私は私自身に問います。

初期投資し研修を受け、見えない未来に踏み出す勇気が私にあるのかと。

答えは、NOです。

そんな気力がないのです。だけどもしも私が10歳若かったら・・・・

 

いや、止めましょう。それこそ意味もない思考の時間です。

 

 

午後から別の友達とランチ&お茶を頂きました。

「なんか私、あと10年も生きないような気がするわ。」と言うと

「止めなさいよ。口にする事は本当になっていくことが多いのよ。私の母は74歳で死ぬといつも言っていたんだけれど、本当に74歳で死んだのよ。」と友は言いました。

 

夢は口に出して語っていけば叶う事も多いと聞いてはいましたが、そうでない場合もありかと、私は思いました。

言うなれば「言霊」と言うものでしょうか。

 

その友は、アバウト10歳年上。

いつも元気溌剌で、大好きな人です。

ところがそんな彼女なのに、最近では家に引きこもりがちでサスペンスばかり見ているのだと言いました。

― あらッ、それは私の理想の生活・・・―

とは思いましたが、そんなろくでもない事は言いませんよ^^

娘さんからも心配されて、散歩に行けと言われていると言いました。

思わず

「えええ ?

あなたのような人でも、そんな風になっちゃうの ?」

と言ってしまいました。全くイメージじゃなかったものですから。

でもお話を聞いているうちに、だんだん分かってきました。

要するに今彼女は、第二の空の巣症候群に陥っているのですよ。

喜んでイキイキと孫っちの面倒を見てきた人だったので、その孫育ちも終盤になって来て、前みたいに忙しくなくなってきたのです。

 

女性たちの地位云々は、ちょっと置いておいても、今の時代は女性の労働力は社会においても家庭においても重要です。それに伴ってジジババが孫に関わる割合も大きくなってきていると思います。そこの部分に関しては、ちゃんと新しい時代が来ていると思いますが、そのまだ経験のなかった新しい時代で、思いもよらなかった新しい経験が、第2の空の巣症候群だったと言う場合もあるのかも知れませんね。

 

「あのさ、テレビ見ながら耳のマッサージをすると良いらしいよ。」

「整形の先生も、テレビ見ながら足のストレッチをやりましょうと言うよ。」と私はべらべらしゃべります。

すると彼女も、

「ただぼんやりテレビを見ているだけじゃ、やっぱりダメよね。何かしなきゃ。」と言うので

「娘さんが言うように、お散歩から始めたら良いんじゃない。家に引きこもりがちだなんて、アクティブなあなたには似合わない言葉だわ。」と私はまた言いました。

 

気力・体力と並べて言う事が多いような気がしますが、年齢と共に体力が低下する事によって、気力と言うものも衰えていくという事でしょうか。

「孫育てが一応終わってしまったのなら、また次の何かを探さなきゃね。」と私は言いつつ、

やはり私自身に問うてみるのでした。

―あなたの次って何 ? ― と。

10年後の自分を思い描きながら。

 

ランチ後、我が家にて二杯目のお茶タイム。

 


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