・「相棒season23第18話最終回スペシャル前編「怪物と聖剣」」の続きです。
そのうち、書く順番とその気持になれたら書くと思いますが、この最終回が始まって5分くらいした頃、私はこのドラマの視聴が困難な状態になってしまいました。
それを今日、やっと見ることが出来ました。
やっぱり杜美彌子には思惑があったのですね。なんか権力側の席にすました顔をして座って居ることに違和感があったので、ホッとしました。
そして結局は、特命が都知事の捜査に係るように仕向けていたのが、美彌子だったことが分かりました。でもそれも右京は分かっていたような。
木原と一岡の関係から、このまま総理の椅子にさえ近づきある一岡の姿を暴きました。
権力が自分の味方だと思い込んでいた一岡が、あっという間にみんなに見放されていく姿は哀れでも、少しも同情にするに能わず。
木原は強かったですね。思わずこの役の平山祐介は元プロレスラーかと勘違いしてしまいました(笑)
そう言えば「キングダム」にも出ていましたね。こういう力業のような役が良く似合う人ですね。
子供には優しいのに、育ってしまうと強く当たり、命さえも軽くなってしまう木原。
それはネグレクトで親に見捨てられたとき、卵を盗んで飢えをしのぎ、今でもその時の鶏をはく製にし拝んでいる・・・・その反面、唐揚げ屋。
この矛盾こそ木原そのもので、ライターさんが描きたかった、彼の姿なのでしょう。
勢いで権力の座をのぼって行った一岡も、その裏には、面白がって彼を押した男がいたからそれが出来たことなのですよね。
怪物の首を切り落とせたのは、警察の正義の力と言う聖剣だったかもしれません。
だけれど怪物の首はいくつもあって、本当の怪物を倒せたかは分からないことでした。
浦神鹿と言う面白いキャラが、そのまま野に放たれたままになっていましたね。
まるで世界の破滅を楽しみに待っているかのような男でした。
右京の行動を把握し、いつのまにか「こてまり」の常連になっていました。
自ら右京の友達と名乗り、これからもいっぱい遊んでくださいねと言う・・・・これって「20世紀少年」の友達の気持ちじゃない。
浦が、右京を一方的に好敵手としての友達にと思ったのかも知れません。
視聴率も下がってきてしまったし、この先「相棒」はどうなっていくのかなと思っていましたが、シーズン24があることは決定だそうです。
浦はこの先も真野勝成さんの回には登場して来そうです。
いつもながらセリフは不正確ですが、右京の「目の前にある自分のやるべきことを淡々とこなす。」と言うような言葉に、私は励まされました。
どうなっていくのだと薫さえ、世の行く末を不安に感じるのです。
今、そう言う時代なのかもしれません。
だけど私たちは、まずは目の前の自分のやるべきことを粛々とやっていくことが大事な事なのですね。
そして決して惡を悪として感じる力を失わずに、調子のいい奴らに踊らされないことも大事なことだと思いました。
最終回スペシャル、面白かったです。
「警察舐めるな」
何回も聞きましたね。
私は「国民舐めるな。」って誰かに言ってやりたいです。
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