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森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

麒麟がくる 第三十四回「焼討ちの代償」

2020-12-01 00:17:05 | ドラマ (大河)

つい先日、朝ドラが最終回を迎えて「『エール』にエール」と言う記事を書いたのですが、たくさんの方に(私的には)、「応援」も押していただきました。m(__)m

すると、

「エールにエールにエール」だわって、どうしても言いたくなってしまう私。そしてひとりクスリと笑っています。

ええっ ?

別に面白くないって・・・・?

まあ、そうかも知れないのですが、そこのところが、既にオバさん道まっしぐらと言うところなのかも知れませんね。

などと、関係のない話から始めてすみません。

でもそんな軽い話をして中和したくなるような、今回の「焼討ちの代償」だったような気がしてしまったのです。

 

なんだか私、駒がいて運び込まれたけが人を手当てしていた二条城に、あの転売ヤーの少年が運び込まれてきて、「良かった、生きていたのね。」と言う展開になるのかと思ってしまいました。

でもそれは、そんな甘っちょろい考えは通用しませんでした。

彼は駒に

「十四歳の子が八文残して死んでいくのが戦」と言わせるために登場してきたのだと思えて悲しくなりました。

が、そんな事を思いながら、「八文じゃなくて六文だったら良かったのに。」などと不埒な事を考えてしまう私。

そんなところがやっぱりおばさん道を・・・・・

いや、やっぱりそうじゃなくて、人は皆そうは単純なものではないって事ですよね。

これはドラマでありながら、その単純ではないと言う話が絡み合っていて、思わず疲れを感じてしまいました。

松永のオジサンが、領地をくれるなどと言った明智の心に免じて、いったんは兵を引くと言ってくれて、思わず、その単純な展開にホッとしてしまったのでした。

ところがその経過の報告を聞いて、信長は「良かった。これで松永と戦わずに済んだ。」などと言うので、光秀は思わず、「信長さまは、松永殿と戦うおつもりでいたのですか?」と聞く始末。きっと光秀は心の中で

「えー、えー、えー ???」と叫んでいたのではないかしら。

 

ここまでも、この記事は「思わず」と言う言葉の大安売りですね(^_^;)

 

だけど信長が、将軍はトンチンカンで(そんな風には言っていませんが)合わないけれど、帝は褒めてくれたから好き♡♡みたいな事を言って、またわけも分からず今までとは違う信長を私たちに見せてくれた一方で、その帝は信長の事を、

「褒めて欲しそうだった。褒めてヤッタ。」と、お上品な魑魅魍魎の片りんを見せて、私はやっぱり思わず驚いて疲れを感じてしまったのでした。

しかし「疲れた」などと言いながら、それをかなり楽しんでいるのだと思います。

 

夫が

「駒は出過ぎってみんな怒ってるよな。」と言いました。

いや、別に怒ってなどはいないと思うのですが、確かに出過ぎのような・・・・

でも考えてみたら、彼女が「ヒロイン」なのですよね。ヒロインなんだから出過ぎていてもいいのではないのかしら。

親切で優しいだけの駒ちゃん。だから丸薬の作り方を教えてもらって、そしてなんだかんだと言って、今では立派な薬の商いの女商人。

「宗久の所に立ち寄ってお茶など・・・」と光秀が筒井順慶を誘うと、「駒殿も来るのなら」なんて言わせちゃう・・・・。

本当に、駒は何処まで行くのでしょう。最近毎度言ってることの繰り返しですが、この実在しないこの人の過去の未来だけは、全く見えなくて、ある意味楽しみです。

 

比叡山焼き討ちに至る道には、かなりの説得力があったものの、そのやり方にはかばいきれるものもなく、なぜ信長はそんなやり方をしてしまったのだろうかと、双六の振出しに戻る的な事を考えてしまいます。

だけど考えてみると、なんだか染谷信長のチャーミングさに隠されてしまっていましたが、彼は生母にも眉間に皺を寄せさせる破壊神のような部分を持ち合わせていた者だったのでしたね。

そしてこの戦いは、光秀と信長の間に微かな亀裂を感じさせるものがあったと思いました。

やっぱりここが「終わりの始まり」っていう所だったのでしょうか。

 

と言うわけで、次回も楽しみです。

だけど次回は、感想はちょっと遅れます。

 

 

コメント
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