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森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

どんな時でも

2011-03-16 18:22:39 | 梢は歌う(日記)

「3月11日の地震から5日目。だけど混乱収まらず・・・」
日記にだったら、こんなふうに書くのでしょうか。

あまりに先が見えない昨日今日明日。それでも自分のしている仕事などを放置と言うわけにはいかず、不安を覚えてつつようやく父兄の皆様にお電話など入れ、予定をお伝えしました。

何しろ余震の恐怖に加え、計画停電の予定が立たず、それに伴ってこちらも予定が立ちません。

計画停電の一日目は混乱また混乱の一日で、いったい自分の家がどのグループなのか分からない人も多数居たと思われます。回避と言ってみたり、やっぱりやるかもと言ってみたり、結局免れたと思ったら、唯一やった所に被災地が含まれて、みんなに叱られてしまった東京電力。

だけど「未曾有」の出来事であり、同時に国の存亡が掛かっている原発問題も抱え、致し方なしと言う感じがしましたね。混乱と錯綜&不慣れ。

その計画停電も二日目からは町名までの名簿も出てかなり分かりやすくなり、今週末までの計画表も出ました。

おかげでこちらもようやく予定が立ちました。

本音を言えば、こんな風に社会全体が振り回されているような気がして、イラつきましたよ。でもこんな時だから、寛容に臨機応変に動くと言うのも大切な事ですよね。

計画停電の予定表は→こちら

 

昨日、その連絡を入れていた時の出来事―

午前中、ほとんどのお母さんが家に居ない事が分かりました。皆さんお仕事を持たれているのですよね。こんな時でも頑張っているのですよ。急の予定なので留守電に入れました。確認する事無くその留守電が通じていましたが、今後の予定もあるので、また夕方お電話をしました。

子供たちの様子も聞きましたが、子供たちはみなかなり逞しい感じでした。ただ幼稚園のお子さんは気持ちの動揺が、その後に影響が出て母親の姿を後追いするようになったとか。
当たり前の事だと思います。大人だって怖かったのですから、子供だったら二倍も三倍も怖かったと思います。

またあるお母さんが言うには、マンションの高層階だったので食器などがまとまって落ちてきて割れたけれど、学校が終わっていない時間だったので、その方がかえって良かった。不幸中の幸いだったと。

なるほどと思いました。低学年の子が先に帰ってきて、一人で家で怖い目にあうより、学校でみんなと一緒のほうがどれだけ心強かった事でしょうね。後ちょっと遅くこの地震が来たら、そう言う子はたくさん居たと思います。

または私の家に居たかも知れません。この仕事中に地震が来たらと言う事は、以前から私の懸念のひとつでした。子供がたくさんいた時は、それを思うと本当に憂鬱でした。個人で何かをやるときは、なんでも繁盛しているのが良いというわけではないと思うのですよね。それに伴って増える責任を果たせる事が大切になってくると思うのです。

今度の事は、さらに私に課題を課したと思います。

また違うお母さんのお話。
このお母さんだけは昼間家に居るのが分かっていました。でもあんまりにも早くお電話に出たので、誰かからの電話を待機中なのかと尋ねました。だけどめちゃくちゃな返事が返ってきました。今思うと寝ていて起きたばかりで寝ぼけていたのかも知れませんが、まるで幽霊のような声で電話に出てきたので、どうしたのかと思わず尋ねてしまいました。

すると
「こんな事が起きたんじゃ、元気もなくなっちゃいますよ~!」と逆切れ。

だからって「はい、もしもし・・・・」って、電話に出る~!?

親戚が仙台に居るそうなのですが、無事を確認。でも彼女の気持ちは復活出来ていないのですね

「お気持ち強くもってね。」とは言ったのですが、ちょっと複雑な心境です。

「お母さん、しっかりしなよ!!」と言う気持ちも確かにありますが、決してそうは言い切れないのではないでしょうか。気持ちも体の内にあるのです。鉄のような強さを持っている人も居れば、ガラスのような人も居ます。若いがゆえに世界が狭く、ゆえにその世界だけにはまり抜け出せないで居る人もたくさん居ると思います。

ましてや入ってくる情報が、テレビの不安を掻き立てるようなものばかりでは心理的には良くないですよね。

心が弱い人が、津波や原発のニュースを見続けていると、それだけでPTSD(心的外傷後ストレス障害)と同じような症状になるのだそうです。 

 

最初は地震のニュースばかりだったテレビにも、みんなの意見が反映して子供番組から戻ってきました。

辛い状況の中でもみんなが支えあって、微笑みや感動も生まれています。

世界もみんな祈ってくれています。

 

家の中でお母さんが笑っているのは、お母さんの仕事です。
いつだって心強くとか明るくとかは、実は無理なときもありますよ。でも、お仕事、お仕事。
辛い時もため息つきたいとき一杯あると思います。

でも、ひとりじゃないですよ。

 

ちょっとおまけです。→http://prayforjapan.jp/tweet.html

おまけその2@muramura0610 さんのツイート
東大生協に貼ってあった http://twitpic.com/49nqza

おまけその3@takataka601さんのツイート
心配すんな 兄ちゃんがついてるから on Twitpic http://twitpic.com/3w8yt0

 

人はどんな時にも微笑んだり笑ったり出来るものなのですよ。
そして誰かが笑っていると、安心したり勇気がわいてくるものなのです。

 

 

コメント (4)
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