森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

相棒seasonn9-17「陣川警部補の活躍」

2011-03-03 09:34:46 | ドラマ(相棒)

ああ、陣川君の回か・・・と思ったらちょっと気持ちが萎える。

しかも「活躍」なんて、怪しいタイトル。

彼=活躍→それこそ罠という構図になりそうと思ったら、案の定でした。

でも彼の場合、そうじゃなくちゃ陣川君じゃなくなってしまいますものね。

アレで良いのだわ。

 

それにあの優しさが良いのよね、彼の場合は。
新しいシリーズになってから、彼の出番が増えたのは、相棒の相手が薫から尊に変わって、ああ言ったちょっとかっこ悪いけれどストレートな優しさ担当が必要になったからかもしれないなと思いました。

もちろん尊も優しいけれど、どうやっても彼には「スタイリッシュ」と言う言葉が似合っていて、今回のような事件を持ち込む事はありえないですものね。

 

今回の事件のあらすじは→こちら

しかし今回のゲストの中村靖日さんほど
「僕なんて居ても居なくてもどうでもいい人間なんです。」と言う台詞の似合う人はいませんね。〈褒めています。〉

この人は朝ドラの「ゲゲゲの女房」を見ていた私には、今でもテレビの中でお見かけすると、
「あっ中森さんだ。」と思ってしまいます。

その中森さんは意外とあちらこちらに出ていて、今の時代、さえない男キャラの需要は大きいのだなと思ってしまいます。

テレビで放映した時に気が付いたのですが、映画の「カイジ」の鉄骨渡りのシーンにも何気に彼は存在していて欠かせないキャラだと思いました。

 

そしてその彼が惨めキャラの奥にあるものを垣間見せた時、憎たらしさが増しましたね。

何言ってるんだ、ぼかっ、って言う気分。

おっと、ぼかっなんて暴力的なことを言ってはいけませんね。でもどうも彼、女性のS的気分を引き出す人なのかもしれませんね。以前もガスパッチョのCMで、馬渕英俚可さんが奥様役で、自転車漕ぎながら電気を作っていましたし・・・

 

だけど警察に働かせたくて事件を起こすのって、何か他でも見たような・・・

しかもオルゴールに入っていたものは口座番号。何でそんな所にねぇ。査察が入ったらいっぺんにばれるでしょ、あんた。

なんか説得力ない。

だけどそれをカバーしてしっかり見せているのは相棒コンビの魅力かもしれませんね。

 

近頃友人と会ってもこの私を差し置いて「相棒」大好きと言う話題で盛り上がるくらいで、世間様的には視聴率も良く絶好調ですよね。だけど、「相棒」って凄く計算されたシナリオでもっと面白かったのになぁと、私は思ってしまうのですよ。前にもさりげなく書きましたが今期の相棒には、右京が震えるほどのダークスターがいなかったのですよ。そして全体的なバランスが悪いような気がするのです。私は何もお涙頂戴的なドラマが見たいわけでないのです。

右京も震える、私たちも震える、そんなドラマをこれからも期待します。

ファンの皆様の中にはちょっと共鳴してくださる方も多少はいらっしゃると思いますよ。みな私よりデープなファンの方が多かったはずですから。

私ははっきり言って「相棒」ラブですから、これからも楽しみに見続けるとは思いますが、もう応援隊は使命も終わっているしそろそろ卒業かなと思います。

 

というわけで、次週は最終回。
元法務大臣・瀬戸内(津川雅彦)、雛子(木村佳乃)、そして小野田官房長までご出演。もうテンションがあがっちゃいますよ。
なんて言ったって、瀬戸内さんも雛子も私にとっては、「相棒」のスターですからね。

タイトルも「亡霊」。
お時間、お間違いなく。8時からですよ。

 

・・・・、というか、シーズン10はあるのかしらとふと思う・・・。
きっとありますよね。こんなに人気があるのだし、まだまだ魅力が引き出せそうな尊がもったいないですものね。

 

 

 


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