ちょっと、こんな辛い事ってあるかな。胸が痛い。
自分の能力不足のせいで、マイナスの結果が起きる。日常の生活や、仕事の中にもそのような事は溢れているかも知れない。そのほとんどは、自分自身が痛い思いをすればいいことかもしれないが、本当に辛いのは、自分以外のものに大きな影響を与えてしまう場合だと思う。
今回の一豊はどうだろう。多くの者の命を救えるチャンスを潰してしまった大失態だったかもしれない。今回の戦いは一豊にとっては叡山攻めより辛いものになってしまったのではないだろうか。
でも、本当に失敗してしまったのは秀吉であり、学ばなければならなかったのも秀吉だ。
「これからは、槍ばかり振り回しているようなやつは要らない。」なんて言っちゃって、一豊に松永弾正久秀の説得を命じるが、どう考えても、そんな説得どうでも良かったとしか思えない。本当に大切ならば、畑違いの仕事を部下にやらせる訳だから、2番手、3番手の手を打っておくのは当たり前じゃない。
という事は、これは様子見か、もしくは練習か・・・。あわよくば平蜘蛛の釜だけかっぱらうつもりだったかな。
いずれにしても、一豊にとっては自分がもっと巧くやっていたらという思いに囚われて、その後の戦で頑張っても達成感など無く落ち込んでしまったことだろう。
時々感じるが、この功名が辻は時代劇の器に入れられた現代劇。
〈ちょっと、遊ばせてください〉
近くのサイゼのドリンクバーなんかのコーヒー持ってきてあげながら
「気にする事ないっすよ、一豊さん」
「よくやったと思いますよ。全く、秀吉部長も調子良いんだから。いきなり営業行けって、それで戻ってきたら『馬鹿もん』だもんね。自分で行けってもんだよね。ありゃ、自分でも自信なかったね、きっと。だって、弾正さんってミニ信長って言われているらしいですよ。あの枯れ親父に、先に首出せ、釜出せって言ったって無理な話ですよ。
だから、本当は一豊さんのやり方で良かったんですよ。先に退き「義」を見せる。だけど、なんたって、うちの信長社長じゃあ、そりゃぁ通用しないですがね。
でも、これからも迷わず、自分流を通していったほうがいいですよ。一豊さんは一豊さんでサルじゃないんですから。あっ、サルって言ったの内緒ですよ。」
またも重い心を引き摺って、おうちに帰れば、聡明な妻は励まし優しく微笑み包み込む。
「家は、いいのう。」
そうよ、おうちはいいところ。
今回も見所たくさんあったのですが、切捨てゴメンでいきました。それでも捨てきれないところ・・・
秀吉のセリフ
「弾正も殿と同じく極悪人ですので・・」
いいじゃないですか、さりげなく良いセリフ。
濃と光秀が、もみじの下で見つめあう所。光秀の肩のもみじより自分の頭のもみじとってください。光秀さん、シナリオのト書きになくても取ってくださいよ。気になるじゃないですか。
自分の能力不足のせいで、マイナスの結果が起きる。日常の生活や、仕事の中にもそのような事は溢れているかも知れない。そのほとんどは、自分自身が痛い思いをすればいいことかもしれないが、本当に辛いのは、自分以外のものに大きな影響を与えてしまう場合だと思う。
今回の一豊はどうだろう。多くの者の命を救えるチャンスを潰してしまった大失態だったかもしれない。今回の戦いは一豊にとっては叡山攻めより辛いものになってしまったのではないだろうか。
でも、本当に失敗してしまったのは秀吉であり、学ばなければならなかったのも秀吉だ。
「これからは、槍ばかり振り回しているようなやつは要らない。」なんて言っちゃって、一豊に松永弾正久秀の説得を命じるが、どう考えても、そんな説得どうでも良かったとしか思えない。本当に大切ならば、畑違いの仕事を部下にやらせる訳だから、2番手、3番手の手を打っておくのは当たり前じゃない。
という事は、これは様子見か、もしくは練習か・・・。あわよくば平蜘蛛の釜だけかっぱらうつもりだったかな。
いずれにしても、一豊にとっては自分がもっと巧くやっていたらという思いに囚われて、その後の戦で頑張っても達成感など無く落ち込んでしまったことだろう。
時々感じるが、この功名が辻は時代劇の器に入れられた現代劇。
〈ちょっと、遊ばせてください〉
近くのサイゼのドリンクバーなんかのコーヒー持ってきてあげながら
「気にする事ないっすよ、一豊さん」
「よくやったと思いますよ。全く、秀吉部長も調子良いんだから。いきなり営業行けって、それで戻ってきたら『馬鹿もん』だもんね。自分で行けってもんだよね。ありゃ、自分でも自信なかったね、きっと。だって、弾正さんってミニ信長って言われているらしいですよ。あの枯れ親父に、先に首出せ、釜出せって言ったって無理な話ですよ。
だから、本当は一豊さんのやり方で良かったんですよ。先に退き「義」を見せる。だけど、なんたって、うちの信長社長じゃあ、そりゃぁ通用しないですがね。
でも、これからも迷わず、自分流を通していったほうがいいですよ。一豊さんは一豊さんでサルじゃないんですから。あっ、サルって言ったの内緒ですよ。」
またも重い心を引き摺って、おうちに帰れば、聡明な妻は励まし優しく微笑み包み込む。
「家は、いいのう。」
そうよ、おうちはいいところ。
今回も見所たくさんあったのですが、切捨てゴメンでいきました。それでも捨てきれないところ・・・
秀吉のセリフ
「弾正も殿と同じく極悪人ですので・・」
いいじゃないですか、さりげなく良いセリフ。
濃と光秀が、もみじの下で見つめあう所。光秀の肩のもみじより自分の頭のもみじとってください。光秀さん、シナリオのト書きになくても取ってくださいよ。気になるじゃないですか。