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森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

功名が辻「仏法の敵」

2006-03-20 00:31:40 | ドラマ (大河)
今日の舘ひろしの信長は迫真の演技で、彼が信長役でよかったよねと思えた初めての回だった。と言うより、演技派そろえた男性陣が、しっかり見せてくれた延暦寺攻めだった。

忠言する光秀の頭を叩き、罵倒しながら殴る、蹴るの暴力を振るう信長。ああ、全ては、ここから始まったのね、と思ってしまった。

正しき事を忠言したのに、いざ、延暦寺攻めになると信長の言うとおりに、僧兵でない僧侶から、女子供まで殺していってしまう。
「仏罰があたりまする~。」と、息も絶え絶えに死に逝く僧侶が言った時
「当たったな。」
「当たったね。」と、だんなと同時に、はもって言ってしまった。

その後の彼らの因縁を思うとき、その「因」はここにあるような気がしてしまった。ただそれは、信長、光秀のみにあらず。この戦いに参加した人々みんなにあるのではと思った。なぜなら、仏罰の「因」は、各々の心の中にあるからだ。おこなった事の結果は、良きにしろ悪しきにしろ、必ず己に戻ってくる。

だからこそ、疲れきった顔をして一豊が戻り、
「地獄絵のようだった。」と元気なく伝えた時、
「あなたが地獄に落ちるなら、私も共に地獄について行きます。」とそっと言う妻。-ちょっと、セリフ違うかもしれないけど・・まあいいか。-
「あなたに仏罰が当たるなら、私が受けます。」

この、恐ろしい戦いで、男達は本当に疲れ果てていたと思う。だけど、この妻の言葉は、その疲れた体の隅々まで優しく染み渡って行ったのではないかしら。


その他の感想だが、前回は寧々様がかっこ良かったが、今回は秀吉かな。信長の前では何も言えなかったが、いざ現場では女子供は斬らなかった。それが原因だったのか、光秀は城持ちになり、秀吉はならなかった。「命令だからと言って全てをその通りにしなくていい。・・・・」なんかその後もいい事言ったのだけど、・・聞き取りにくくて・・・・。

信仰のトラウマは結構重い。下手をすると精神を病む。秀吉は分かっているなあ、家来達を守ってるなあと思って見ていた。武田節の言葉を借りちゃうけれど、「人は石垣、人は城」だものね。「人の城壁」を作れる人が最後は、勝つのかも。

ところで、あの秀吉の甥はどうなってしまうのだろう。あれっ、あの子が養子になる子???


今日の私はヨロヨロです。朝から、「女王の教室」の感想のめり込んで書いちゃったから。めちゃくちゃまじめに書いてます。良かったらよろしく
コメント (18)
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