人はパンだけで生きるにあらず、神の言葉により生きる

イエス・キリストの福音をぜひ知って頂きたい

落花流水

2019年04月05日 | お気に入りの言葉

  さくらが咲いた、けれども花の下で泣いている人があります。 親を失い、子に背かれて悲しんでいる人、

また病の床にこの世の春をなげく人、生活苦に絶望して自らの命を断つ人、

おのが罪のため、また不義のために悶え苦しんでいる人もあります。  

 ああ、今年もさくらが咲きました、私たちは今日も福音を伝えなければなりません。

悶えつつある人々に、罪の赦しと天来の慰めを伝えなければなりません。  

  どんなに人間の文化が進んでも、どんなに収入が倍増しても、どんなに生活に時間のゆとりが出来ても、 それは私たちの地上生活が派手になり便利になるだけで、かえって不安が増すばかりです。 世界を挙げて滅亡に急進するでしょう。

されば、花に浮かれるよりも、むしろ落花流水を思うことが賢いのです。

 野辺地天馬著「晩秋の感謝」より