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バラの住人

花弁の中の小人を探す そんな小さな日記です
もしもあなたが見つけても どうぞ秘密にして下さい(笑)

有馬洋洋

2011年12月01日 | 旅 紀行
 「妻の不作は五十年。夫の不作は一生もの」と言われるセオリーに納得しながら、不作の夫婦にまた一年の年輪が重ねられました。

今年の記念旅行が「有馬」に決まって、出発までには庭の下草だけは綺麗にしておこうと、何とか頑張って目標の線まで仕上げました。

 
 

後は迎春用の植え込みをして、庭の件は終わりにしようと、気も楽になった十一月もみそかの日。車で四十五分と言う近場の神戸の奥座敷に向かいました。

先程綺麗に掃いたはずの庭に木の葉が一枚。お祝いの旅行を見送ってくれます。
何と深い色なんだろう。

 

三木市のもうひとつの隣町。かつて「日本で一番住みたい街」に選ばれた三田市を抜けて有馬に入ります。

 

色付きが悪いと聞いていた今年の紅葉ですが、街道はそれを感じさせない秋一色の趣でした。
少ししゃべっただけで、早到着です。

 

今日のお宿に向かいます。
大きなぁ。こんな大きいホテルだったの? あの値段で?

 

自宅から一番近い老舗温泉が、日本三大名湯のひとつ「有馬温泉」ですが、有馬は高い。の思いがあって、わたくし自身は訪ねることはあっても宿泊はありませんでした。

今回超格安プランを新聞で見つけて、旅行社へ申し込んで置きました

Jは接待やクラス会で、このホテルは利用したと言いながら、エスカレーターを登って行きました。


「こんにちは。○です」

    ・
    ・
「あのぉ。○様。どちらの旅行社からお申し込みでしょうか?」

「○△*☆社です」

    ・
    ・

「えっ。ありませんか?・・・(シマッタ!)あのぉ。こちらのホテルに似た名前のお宿がもうひとつありませんか?」

私は(シマッタ!)の時点で自分の間違いに気付いてしまいました。

フロント嬢は必死に断るわたくしを置いて、もうひとつのお宿に電話を入れ、予約の入っている事を確認してくれました。

「次のお越しをお待ちしております」

フロントマンもお嬢さんも深々と頭を下げ、わたくし達の記念旅行を笑顔で見送ってくれました。

あちゃぁ。
葉っぱや思い掛けない方達の見送りを受けて、私達のたそがれ旅行はいよいよその色を深めて行きました。

つづく・・・


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