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バラの住人

花弁の中の小人を探す そんな小さな日記です
もしもあなたが見つけても どうぞ秘密にして下さい(笑)

火曜の朝焼け49 「いつでも夢を(笑)」

2013年11月26日 | 記事日記
 夫の話を聞いて、落涙するなどとはJと暮した長い年月に於いて考えられない事でした(笑)

Jは先日ある会合に出席をし、その中で映画の上映会もあったそうです。

今から49年前に劇場公開された「路傍の石」、殆どの俳優さんは鬼籍に入り、名前を聞くだけで懐かしく思いました。

勉学優秀で、学問を修めたい吾一でしたが、放蕩な父親の壁に阻まれ、中学進学を断念、母が仕立てをする呉服店に奉公に出ます。
そこでも仲間内でいじめに合い、働いても働いても子供の給金を前借りする父親の非業に合います。
賢い吾一はそんな中でも勉学への夢を持ち続けました。
そんな中、何としても借金を払うと言う母親の愛と、恩師の計らいで吾一にも一条の光りが見え、先生を慕って上京するところで映画は終わるそうです。

「ずっと前に続く線路が象徴的でよかったぁ・・・」話しながらJは鼻をすすります。
私は映画を観ていませんが、愛惜極まるものがあり共に泣きました。

話すのは私のほうがずっと上手だと思っていましたが(クスクス)、Jのほうがはるかに上手でした。

家に居付くと話すのも下手になってクスンです。
勉強がしたい、わたくしも小さな勉学心に燃えていますが、それなりに大人の壁がありますね(笑)

子を育て、親を見送り、再び巡って来たチャンス到来です。
春から何かの一年生になりたい、そんな夢を持ちながら、また違った秋を見送ろうとしています。





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