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バラの住人

花弁の中の小人を探す そんな小さな日記です
もしもあなたが見つけても どうぞ秘密にして下さい(笑)

娘がいた秋

2010年10月11日 | 記事日記

                   天高く 今日はサンマを喰らいけり

         

 10月11日の空は快晴で、昨夜帰省した娘のために何かしてやろうということになり、

今夏は暑さが厳しくて、庭でのバーベキューも無く、それではそれをということで、夫が全てを設営して、午前中は寝ると言っていた娘が起き出して来るのを待ちました。

   

夫が調達して来た中にチョット変ったものがあります。

サンマです。

   

                

これは我が夫ながらいいところに目を付けました。

厚揚げもありますよ。

少し茹でておいたじゃがいもや人参、そこに生(な)っている秋茄子やピ-マンなど、あり合わせの野菜を使ってさぁ焼いていきましょう。

         

幸せですね。娘といる秋。日に焼かれながら右手をかざし夫は何を考えているのでしょう。

私たちを守るために力いっぱい働いてきた背中です。

「お母さん あんまり飲ませたらだめよ」

「そうね」

私はそう答えながらも、<今日はいいのよ。貴女のためにお父さん、朝から頑張って下さったのよ。今日だけじゃない。ずっとずっとお兄ちゃんや貴女のために頑張って来たんだから>と心の声をつぶやいていました。

二人でいる時は批判的なわたくしも、子供がいると夫の頑張りが身に沁みて感じられるのはどうしてでしょう。

同士愛なのでしょうか。

「お母さん 甘いんだから」

そう言われながら、右手をかざし、何かを考える夫に、冒頭の一句を献上しました。

ありがとう。 あなたも今日は幸せなのね。

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ふるさとの音

2010年10月11日 | 記事日記

       

                                               2010.10.10(日) 8:00p.m                     

 いくつになっても故郷の祭りがいいのでしようか、めったなことでは帰らない娘が、祭りを見たいと言う事で、急遽帰省致しました。久方ぶりに会った親子は、連れ立って、太鼓の音が響く、地元三木市大宮八幡宮の秋季大祭を見に行きました。

昨日のお湿りで、お天気のいい日は砂ぼこりが立ち上がる境内も今日はそれがなく、空気も澄んでいるように思いました。

八台ある屋台の一台が降りたくらいで、本宮の宮出に間に合いました。

当地のお祭りは、二トンは超えると言われる屋台が、80数段ある急階段をかき手に担がれて、昇降するのが見どころのお祭りです。

わたくし達は一台の屋台にスポットを当てて何枚かの写真を撮って参りました。

田舎のお祭りですが、ブロ友の皆様にも是非ご紹介したいと思います。

      

      

前日は生憎の雨でしたが、今日は階段下にも多くの人垣ができ、屋台が無事降りてくるたびに歓声と拍手が起こります。

担ぐ人見る人が一体になる瞬間です。

                                  

夫も若い時はこの階段をかき手の一人として登りました。

背が高いものですから、棒鼻という一番前をかき、肩に食入る痛みに耐えながらも登ったようです。

法被の肩に何枚もタオルを縫い付けた思い出がわたくしにもあります。

来週は同じような数の屋台がわたくしの生まれ育った地域を練り歩き、在所の神社に宮入します。

三木市はここ数週間、打ち手の練習のために夜は太鼓の音が、あちらこちらで鳴り響いています。

この音が稔りへの感謝と共に、多くの子供の記憶に沁みこみ、遠くに離れても、父母を思い出し、友、縁者を思い出す「ふるさとの音」になっていくのだろうと思います。

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                   一夜明け今日の地元紙朝刊です