天高く 今日はサンマを喰らいけり
10月11日の空は快晴で、昨夜帰省した娘のために何かしてやろうということになり、
今夏は暑さが厳しくて、庭でのバーベキューも無く、それではそれをということで、夫が全てを設営して、午前中は寝ると言っていた娘が起き出して来るのを待ちました。
夫が調達して来た中にチョット変ったものがあります。
サンマです。
これは我が夫ながらいいところに目を付けました。
厚揚げもありますよ。
少し茹でておいたじゃがいもや人参、そこに生(な)っている秋茄子やピ-マンなど、あり合わせの野菜を使ってさぁ焼いていきましょう。
幸せですね。娘といる秋。日に焼かれながら右手をかざし夫は何を考えているのでしょう。
私たちを守るために力いっぱい働いてきた背中です。
「お母さん あんまり飲ませたらだめよ」
「そうね」
私はそう答えながらも、<今日はいいのよ。貴女のためにお父さん、朝から頑張って下さったのよ。今日だけじゃない。ずっとずっとお兄ちゃんや貴女のために頑張って来たんだから>と心の声をつぶやいていました。
二人でいる時は批判的なわたくしも、子供がいると夫の頑張りが身に沁みて感じられるのはどうしてでしょう。
同士愛なのでしょうか。
「お母さん 甘いんだから」
そう言われながら、右手をかざし、何かを考える夫に、冒頭の一句を献上しました。
ありがとう。 あなたも今日は幸せなのね。
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