to Heart

~その時がくるまでのひとりごと

フィッシュストーリー

2009-03-26 01:37:25 | the cinema (ハ行)
きっと、つながる
製作年度 2009年
上映時間 112分
原作 伊坂幸太郎 『フィッシュストーリー』(新潮社刊)
脚本 林民夫
監督 中村義洋
出演 伊藤淳史/高良健吾/多部未華子/濱田岳/森山未來/大森南朋/渋川清彦/石丸謙二郎/草村礼子

『アヒルと鴨のコインロッカー』に続き、伊坂幸太郎の原作を中村義洋が監督したユーモラスでそう快な人間ドラマ。
1975年、鳴かず飛ばずのパンクバンド“逆鱗”のメンバー4人(伊藤敦史、高良健吾、渋川清彦、大川内利充)は、解散前最後のレコーディングに挑んでいた。そしてときは超え、地球の滅亡まで数時間に迫った2012年、営業を続ける一軒のレコード店から“逆鱗”のあの一曲、「FISH STORY」が流れ始め……。(シネマトゥデイ)

私の中では中村監督は「アヒルと鴨~」の監督ということになっているが、
また「チーム・バチスタ~」の監督でもあるわけで・・そんなに期待しないで行きました。
結論から言うと、やはり伊坂幸太郎テイストが感じられて、結構良かったです♪
     。。。
出版されるも、直ぐに回収の憂き目に遭った誰にも読まれなかった本「フィッシュストーリー」
その本に最期のレコーディングの前日に出会う1975年の、早すぎたパンクバンド"逆鱗"(げきりん)のメンバー。
そしてレコーディングされた曲「FISH STORY」、誰にも聴かれなかったその曲と
1982年の気の弱い大学生が出会う―
その日「運命の女性と出会い」「いつか世界を救う」と予言された彼は・・・

逆鱗の曲とは、一見何の繋がりもない2009年のフェリーの高校生もコックも、
世界の終わりを迎えた2012年に出会った3人も、時代を超えてつながる―

世界を救う。正義の味方いいですよね。
男の子は誰でもみんな一度は憧れたはず。
心に正義はあっても、心と身体を鍛えていても、ソレを発揮するチャンスはあるのか?!
まず自分の人生に、その時はくるのか?

何も実りのないような、平凡な日常にも、ある日ピンチが訪れ、
――その時、何かを受け取る。

小さな正義の連鎖。。。

どんなにちっぽけな自分の人生も、いつかは誰かに伝わり、繋がっていく・・・
それがいつかは解らない、ンだけど・・そういう遥かな未来があるかも、っていう
あり得ないような、
でも心の中に誰もが持っている御伽噺のような、
優しいのにどこか切ない―そんなフィッシュストーリー

意味不明な
 僕の孤独が魚だとしたら
  そのあまりの巨大さと獰猛さに、鯨でさえ逃げ出すに違いない―も、
「長崎は~」も、逆鱗の歌はカッコよかった♪
EDのSnmmer Daysも、なんか凄く良かったので調べてみたら、
この音楽プロデューサー斉藤和義さんの曲って意外と知ってた。
ポンキッキーズの"歩いて帰ろう"もこの人だったのにはちょっと感激~


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22 コメント

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そうなんですよね。 (rose_chocolat)
2009-03-26 06:19:52
私も「歩いて帰ろう」大好きです。ポンキッキを思い出す。。。 笑
斉藤さんの音楽も、この映画の良さを存分に引き出していると思います^^
こんばんわ! (こべに)
2009-03-26 21:48:32
逆鱗かっこよかったですー!
長崎は~、のアレンジもめちゃスキでっす☆
悪くないんだけど感想の書きにくい映画で
困っちゃったけど、ラストはすっきりでしたね~!?

rose_chocolatさん* (kira)
2009-03-27 00:52:13
やっぱりポンキッキ、子供と一緒にみてまた?
あの番組で知った大好きな歌でした!
逆鱗登場で、一気に面白くなりましたよね
キャストは地味ながらみんな良い味出してたし、脚本も、音楽も良かったです
こべにさん* (kira)
2009-03-27 00:57:56
意外に(失礼)伊藤君のベースも決まってて、
ヴォーカルの高良健吾くんの声もこのバンドに合っていましたね
本当に、「アヒ鴨」の時も難しいと感じましたが、
下手に書くと勘の言い方は解っちゃいますしね
爽やかな感動と、なぜか甘酸っぱい気持ちになる作品でした
こんにちは (GAKU)
2009-03-28 08:35:18
こんにちは。

私も「アヒルと鴨~」のチームということで見に行きました。
中村監督は「バチスタ」や「ジェネラル・ルージュ」とはまた違った感じで
個人的には「アヒル~」や今回の「フィッシュ~」のようなミニシアター系
のほうが伸び伸びやりたいことをしているような気がします。

「フィッシュ~」は本当に未来に希望を持たせてくれる内容でした。
平凡な自分の存在意義って、時々「意味があるのだろうか」と疑ってしまう
ことがありますが、どんなことでも先の何かに繋がってると思うと
勇気をもらえるような気がします。

>「長崎は~」も、逆鱗の歌はカッコよかった♪
そうそう、パンクバージョンがカッコ良かったですよね。
あの時代のお客さんは怒り心頭でしたが、私は「カッコイー!CD欲しいー」
とか思って見ていました(笑)

※lividoorからgooのTBはなぜか通らなくなっているようです。
他のgooのブログにも、ある時期からTBが通らなくなりました。
恐らくスパム対策でしょう。何度か試してみたんですが。。。すいません。
GAKUさん* (kira)
2009-03-28 14:35:29
こんにちは!コメント、有難うございます♪

中村監督作品、私も同じです。
某局の製作のシリーズものにはない、作品に流れる
温かい人間に対する愛情とか、期待感とかが、
井坂さんとのコンビで生まれるのでしょうか。
ラストにきて、いつも温かさとか優しさとか希望が手渡される気がします。

大人として日常をこなしているうちに押しやられてしまった
懐かしい自分に会えたような、
そんなことを思っていたのは、自分だけじゃなかったんだという、
しかしまた続いていく現実に、
立ち向かう勇気がもらえるような作品でしたね。
中村監督にはこういう作品を撮り続けて欲しいです。

TB,そういえばlividoorからはこのところ入ってないのかも!?
却ってご迷惑とご面倒をおかけしました、スミマセン。
GAKUさんのこの記事は欲しかったのですが、、
次回から、記事URLを、「コメント」欄に貼り付けて下さいませ
うんうん (miyu)
2009-03-29 15:04:39
逆鱗のキャバレーでのパフォーマンスも良かったよね~。
最初はフツーに歌ってたのが、どんどんパンクになってく
ところとか、そのあと大暴れしちゃうところとか、
なんか嬉しくなっちゃいました♪
全体的に楽しく観れたし、最後のつながりは
すっきり出来ましたね~。なんか爽快な青春ものって
感じでした!
miyuさん~* (kira)
2009-03-30 12:28:41
若い人にはちょっと不思議な光景だったかも?ですが、
当時のクラブやキャバレーなどには、楽器が弾けるとか、
歌が歌えるというだけで、
畑違いのバンドや歌手がバイトしてたんですよね~、ふふふ
あんな光景も時にはあったかも(笑)
最後のレコーディングの"つぶやき"、なんかグッときましたね~
斉藤和義 (にゃむばなな)
2009-04-01 19:29:22
私も「歩いて帰ろう」は大好きな曲です。
彼の曲を聴くと、どんな時でも明るく楽しい気分になりますよね。
にゃむばななさん* (kira)
2009-04-03 00:04:55
ポンキッキの、あの大人にも人気だった曲を
こうしてこの作品でまた語れるなんて
これも10数年の時を経ているわけで、
そんな事もこの作品のテーマとシンクロしているような気がしますね~

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